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JAXAが新型固体燃料ロケットの開発へ」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2006年03月20日 13時00分 (#905038)
    おそらく、新開発の中~小型衛星打ち上げ用
    GXロケットがうまくいかず、似たようなスペックの
    M-Vの改良や既存のJ-1を焼き直せばモノになりそう
    だと、ポストM-Vロケットの話をIHIあたりが持ち上げて
    来たのでしょうかね。
    的川教授曰く、高コストと言われるM-Vは50億円の
    開発費を投じれば、現行の半額になるという試算を
    示していますし、性能向上の余地も十分持ち合わせ
    ているとのこと。
    現場としては、予算は別として惑星探査などパワーを
    必要とするミッションが増えてくるのは確実で、
    「のぞみ」の時からM-Vの非力さに苦しんでいるのに、
    ここに来て急に、モノになるかどうか怪しい
    新ロケットや、ましてパワーダウンのロケットは
    もってのほか。
    本来なら、中~小型衛星は機動性あるM-Vで、
    大形衛星~惑星探査などのパワーを必要とする
    モノはH2Aというのが筋でしょう。

    ぶっちゃけ、ISASにH2Aを使える潤沢な予算を
    与えるのが本当なんでしょうけど、
    この調子じゃ駄目だろうな。
    • GXロケット、あれでもM-Vの倍はペイロードがありまっせ。
      そしてH2Aはさらに倍だからM-V比だとペイロード4倍超。
      それでいて、H2Aの価格はM-Vの2倍以下、なはず。

      そりゃあ、10年か20年かに1回エネルギアかなんかで
      10年20年分の科学衛星をまとめて打ち上げればもっと割安……
      とかまで行くと(技術者の育成とかの面で)やりすぎだけど、
      ある程度の科学衛星もペイロードに余裕あるGXに割り振って
      その分余裕ある設計の衛星を打ち上げてもらうことにして、
      M-Vは的川教授のプランでも今回のプランでもいいから
      (かつてH2→H2Aでやったように)価格を引き下げて、
      旧ISASの衛星だけじゃなくて、旧NASDAや他機関・外国の
      ミニ衛星の打ち上げに活用できるようにしたいところ。
      コストダウンで能力が落ちても、載らない衛星はGXなり
      ロシアの中古ICBMなりで上げればいいんだし。

      ともかく、宇宙に行かないと始められない実験をやる衛星を、
      ほぼ毎回工学実験の要素が入ってて、宇宙に行くのが実験です
      ってなロケットで打ち上げますというのは、
      (今までは予算が無いという理由があったのではあるけれど)
      これからもこのままで行きます、という訳にはいかないのでは
      ないだろうか、と言ってみるテスト。
      親コメント
      • >10年20年分の科学衛星をまとめて打ち上げればもっと割安……
        >とかまで行くと(技術者の育成とかの面で)やりすぎだけど、

        それ以前に、科学衛星って言うのは、行き先の軌道がそれぞれ違うんです。
        そういった衛星たちを同時に上げることはできません。
    • エンジン比較 (スコア:2, 参考になる)

      by KENN (3839) on 2006年03月20日 14時58分 (#905096) 日記

      それぞれの推力および比推力 [wikipedia.org]は以下のようになると思います。

      • M-Vの第1段参考資料(PDF) [www.jaxa.jp]
        • 推力:3760kN
        • 比推力:274sec
      • SRB-A参考資料 [www.jaxa.jp]
        • 推力:1780kN
        • 比推力:280sec
      一応比推力は同じくらいですけどね…
      (てゆーか、作ってるのは同じIHIエアロスペース [ihi.co.jp]だから、そもそも大きな差が出るとは思えませんが)

      親コメント
      • Re:エンジン比較 (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年03月20日 18時23分 (#905173)

        • M-Vの第1段
          • 全重量:83t
          • 推進剤重量:72t
          • ΔV:5.53km/s (上段57tとして)
        • SRB-A
          • 全重量:76.4t
          • 推進剤重量:71.1t
          • ΔV:5.88km/s (上段57tとして)

        推進剤量は同じくらいですが、SRB-Aの方がモーターケースが軽いです。 そのおかげでΔVはSRB-Aを使った方が大きくなりますね。

        まあSRB-Aの方は推力が小さいぶん重力損失が大きくなるとか、ノーズコーンを段間部に付け変えて重くなるとかあるので、結果的にはだいたい同じくらいの打ち上げ能力になるのではないかと。

        親コメント
        • Re:エンジン比較 (スコア:1, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2006年03月20日 19時03分 (#905186)
          指摘される前に訂正 (^^;

          M-Vの第1段のΔV:1.94km/s (上段57tとして)
          SRB-AのΔV:2.09km/s (上段57tとして)
          親コメント
          • Re:エンジン比較 (スコア:1, 参考になる)

            by Anonymous Coward on 2006年03月21日 5時12分 (#905426)
            SRB-Aの推進薬質量は65tと書いてあるので全備質量76.4(+57)tを初期値、燃焼終了時を11.4(+57)tとすればΔVは1.83km/sじゃないですかね。
            どちらにせよ、SRB-Aを打ち上げ機の1段目に改造した場合の重量が読めないのでこだわってもあまり意味が無い数字ではあるでしょうが…
            親コメント
            • by Anonymous Coward
              > SRB-Aの推進薬質量は65tと書いてあるので全備質量76.4(+57)tを初期値、燃焼終了時を11.4(+57)tとすればΔVは1.83km/sじゃないですかね。

              ・・・仰るとおりです。済みません。慌てて書いちゃいけませんね。

              しかしよく見るとM-V側の資料も全備質量ではなくモータ質量なんですよね。
              1段と2段の点火時質量の差(85t)が全備とすると、モータ質量と全備質量の差は2t。
              SRB-Aにも同じ質量が付くとすると初期時73.1(+55)t、終了時8.1(+55)tでΔVは1.94km/sと。
              おお、ぴったりM-Vに一致しますね。
    • by Anonymous Coward on 2006年03月20日 14時30分 (#905087)
      GXとM-Vの関係は無いでしょう.
      JAXAはGXのプロパンガス推進系の開発に関与するのみで,GXをM-Vに代わる打ち上げロケットとして採用するというような話は一度も出てきたことが無いと思いますが.
      GXはあくまでも民間のプロジェクトです.
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年03月20日 15時30分 (#905107)
        GXは民間という建前ですが、政府は150億円
        出資しており、残りを民間で折半している
        半官半民のプロジェクトです。

        政府が海のモノとも山のモノともつかない代物に
        あっさりと150億円出資出来るのに、実績の
        あるM-Vの改良・コストダウンにたかだか50億円
        を出資しないのは、何やら裏に漂う生臭い匂いを
        感じそうです。
        親コメント
        • うん、だからやっとこさ重い腰を上げ、寂しい財布の中から投資しようじゃないか、
          って好意的な解釈もできるニュースなんじゃないかと思うのですがどうでしょう。

          GXだって1段目は出来合いのアトラスだし、計画の不確実性という点では
          M-Vの改良とそこまで大きく変わらないのでは無いんじゃないのかしら。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2006年03月20日 21時50分 (#905231)
            450億円の開発費を投じた新型のGXロケットが、
            現行のM-Vより安く、高性能ならめでたしめでたしですが、
            仮に50億円の開発費用で廉価版M-Vを開発して従来と同様
            の性能で半額のロケットが出来るとすると、仮にGX開発で
            政府が出資した150億円で廉価版M-V開発費用50億円を
            差し引くと、残り100億円。めでたく完成した廉価版M-V
            は、およそ一機30億円になるはず。残りの100億円で
            3機のロケットが購入できる事になりますね。

            ISASの中の人は大きなモノを1~2年間隔で1本打ち上げ
            るよりも、最低でも確実に年1本から2本は確実に打ち上げ
            たいんでしょう。

            ミッションの大型化に全く伴わない予算でやりくりしている
            うちに、かつては一年に一度はあった衛星軌道上への打ち上げ
            が、2年に1度ぐらいの間隔に伸びてしまっていますし、
            更に小型の弾道飛行の観測ロケットクラスとなると以前は年間
            30本近く打ち上げていたのが今では、年間10回満たなくな
            っており、それに携わる若手エンジニアを鍛える実践の場が無
            くなりつつあり、将来的な人材が枯渇する可能性すら出てきました。

            ISASの役割は技術開発・学術研究のみならず、技術者の育成も
            含んでいるんですよね・・。
            GXにしろ、廉価版M-Vにしろ、J-1もどきにしろ、
            現場の要求にあったモノであることを切に願います。
            親コメント

クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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