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免疫系は、骨髄で作られたばかりの段階では機能しません。人間でいうところの『学校』にあたる『胸腺』(心臓の上にあります)で成熟されてから、免疫系として機能するようになります。 胸腺で自己と非自己の認識について『学習』するらしいので、非自己認識に関して問題はないと思われます
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変なもの? (スコア:5, 参考になる)
免疫学の分野では、これ以上はないってくらいに真っ向勝負なアプローチで、将来的には代替不能なほど有力なモデル動物にすらなりうるものなんだけどなあ。 研究者以外の一般の人にとってはそんな認識になっちゃうもんなんだろうか。
基礎医学系の免疫学の実験分野だと、例えば実際のヒトの疾患のメカニズムを解析するときには、こういうマウスがないと、きちんとものが言えないことが多いです。臨床材料からとった(異常を起こしていると思われる)免疫担当細胞なんかが、実際の生体内でどのように他の細胞と相互作用して疾患を起こしているのか、実験的に証明しようと思っても、通常のマウスでは種差によってヒトの免疫担当細胞が正しく反応しないので。
これまでも、例えばマウスMHCをヒトMHC(=HLA)に置き換えたモデルマウスなんかが作成されて、実際に実験に用いられてましたが、今回のマウスはそれがもっと汎用できることになるわけです。また、これだけヒトとの同一性が向上されていると、創薬分野での利用価値も高いと思います。
Re:変なもの? (スコア:0)
Re:変なもの? (スコア:3, 参考になる)
免疫系は、骨髄で作られたばかりの段階では機能しません。人間でいうところの『学校』にあたる『胸腺』(心臓の上にあります)で成熟されてから、免疫系として機能するようになります。
胸腺で自己と非自己の認識について『学習』するらしいので、非自己認識に関して問題はないと思われます