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NASA発:最も軽い固体」記事へのコメント

  • by SteppingWind (2654) on 2002年05月11日 12時55分 (#91922)

    なんですが, 平たく言っちゃうとガラス製の寒天なんですよね. つまり最初にガラスで微細架橋構造を構成した心太(ゲル)を作って, それを乾燥させればいいわけです.(これは基本的な概念の説明なので, 実際にNASAで使われた製法とは違いがあるかもしれません)

    ゲルを作って乾燥させれば良いだけなので, 元になるゲルの種類は特にガラス(シリカ)に限る必要は無く, セルロースや絹糸をベースにしたエアロゲルも研究されている [u-tokyo.ac.jp]ようです. ナタデココがエアロゲルになるというのもおもしろい話ですね.

    ただ, 良く海辺などで打ち上げられたクラゲ(こいつも体構造の90%以上が水で構成されているゲルです)がしわくちゃになっているのでも分かるとおり, ゲルを乾燥させる際に架橋構造が崩壊しないようにさせることは非常に難しく(というか私には全く思いつかないです), ここが技術の肝になっています.

    で, 私が最初にこのエアロゲルという素材について知ったときに思いついた用途ですが

    • 透明ないしは半透明
    • 非常に軽量
    • 断熱性が非常に良い
    • 通気性が有る

    というところから, 障子代わりに使えれば湿気のこもらない, しかも夏涼しく冬暖かい部屋ができると考えました.

    ところが世の中にはさらに上を考える人がいるもので, エアロゲルの多孔質かつ透明という性質を利用し, 最近光触媒として注目されている酸化チタンを組み合わせることにより, 活性炭以上の吸着力+分解力でハウスシック物質対策を行わせることも研究されている [nimc.go.jp]ようです.

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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