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生物の複雑さは分子進化学で還元可能」記事へのコメント

  • 補足 (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward
    たれ込みの文章は簡潔でポイントも押さえてありますが、ちょっと端折りすぎかも。

    実のところアンドステロンのレセプター(MR)とコルチゾールのレセプター(GR)の話です。
    • 陸生脊椎動物のMRにはアンドステロンに応答し、
    • 魚類MRはDOCというアンドステロンに似たコルチコイドホルモンに応答します。
    • 魚類にはアンドステロンはありません。
    • MRはコルチゾールにも結合しますが、腎臓ではコルチゾールが分解されてしまうのであまり意味はないようです。
    • GRはコルチゾールに結合し、応答するホルモンです。アンドステロンには応答しません。

    GRとMRは450My前にさかのぼ

    • Re:補足 (スコア:4, 参考になる)

      一応元論文読みましたのでコメントなど。

      タレ込みでも前提とされていて書かれていないようなので少しだけ背景から.
      反Darwinistがよく使う議論として「レセプターとリガンド,両方が同時に発生しな
      いと機能しないから漸進的進化はありえない」というものがあります.
      これまでにもandrogenレセプターとprogestinレセプターの例があり,Darwinist
      側からも反論はされていました.

      これらの例ではestrogenレセプター合成の中間物としてリガンドが存在しており、こ
      れらに対応するレセプターが後にestrogenレセプターから派生して新しいリガンドー
      レセプター関係が構築されました.

      --
      kaho
      • by Anonymous Coward on 2006年04月12日 3時27分 (#919545)
        進化では説明できないなんて言われてる複雑な自然も、共進化できれいに説明できることがある。
        そのぐらい興味深い概念なのに、一般大衆にあまり浸透していない概念なので寂しい。
        私が共進化を最初に知ったときは、目からウロコでした。

        例を出すと、ランの花びらの複雑な模様と、アゲハチョウの複雑な模様が実にピッタリ一致
        していて、蝶が花に止まると完全な保護色になり全く見分けられない、という自然界の驚異がある。

        では花と蝶は、どのように進化してこのようになったか?初めに花が現在のように複雑で、
        それに合わせるように蝶の単純な模様が進化したか?否。花びらがもし初めからこんなに複雑だったら、
        蝶がちょっとぐらい突然変異して少し似た個体が現れても、保護色として機能しなかっ
        たろう。よって進化圧は存在せず、蝶は進化できなかったろう。

        逆にまず蝶が複雑な模様だったと仮定しても、単純な花がそれにつられて突然変異を繰り返したとは
        思えない。
        単純な模様から突然現在のような複雑な模様にジャンプしたとも考えられない。

        このような卵とニワトリの謎を解決するのが共進化。

        花も蝶も初めは単純な模様だった。かつ互いにあまり似ていなかった。しかし花に似た蝶、蝶に似た花
        の突然変異体が現れると、生存率が他個体より高かった。この進化圧により、次第に似てきたが、しょせん
        異なる生物。完全に同じパターンには成らず、エラーで変な模様も現れた。
        そのエラーへと互いに合わせた個体は、更に生存率が高まった。

        花だけ見ると蝶に似るという進化圧だけが存在し、蝶だけ見ると花に似るという進化圧だけがあったが、
        花と蝶、両方合わせて見ると、より複雑な模様になった方が見分けが付き難く、生存率が高
        まるという進化圧が存在した。よって現在のような、複雑かつそっくりな模様が出現した。

        共進化はもっと応用が広いと思います。社会進化学に近くなって受けは悪いと思いますが、
        例えば、ヒトの女性は胸が大きいというのも、大きな胸の女性の遺伝子と、大きな胸を好む男性
        の感覚が共進化したと見ることができると思います。どちらか一方だけだったらこの進化は起こらなかった
        はずですから。
        親コメント
        • 私のコメントの下につけられているのでちょっとだけ.

          >例えば、ヒトの女性は胸が大きいというのも、大きな胸の女性の遺伝子と、大きな胸を好む男性
          >の感覚が共進化したと見ることができると思います。どちらか一方だけだったらこの進化は起こらなかった
          >はずですから。

          このような表現はできるだけ避けるべきだと思います.
          種レベルの進化と文化的な変遷は全く科学的な文脈が違いますので.
          都合の悪いことに巨乳女性は出産可能性が高い [nih.gov](から男性が巨乳を好むのには生物としての理由がある)という論文もあって,否定することもできないのですが・・・

          それでも同程度の栄養状態にある女性の胸が歴史的に遺伝子の変化を伴って大きくなったという証拠はないはずですし,日本もかつては豊胸の女性を忌避する傾向にもあったのですから,文化や政治に(疑似)生物学的な説明を持ち込むのは慎重にすべきだと思います.
          --
          kaho
          親コメント

ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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