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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
ソフトウェアの受託開発に置き換えて考えるとあり得ない話 (スコア:5, すばらしい洞察)
民放の場合、企業がCMを放送することと引き換えに金を出し、その金で番組が制作される。つまり、番組はスポンサーのものだ。
そして番組を制作する側も、品質の低いものを作ってしまうとその後の営業活動に多大な影響があるのである程度のリスクを背負っている。
スポンサー、番組制作側ともにリスクを取り、その代償としてリターンを得ている。
しかしNHKの場合はどうだ。
金を出しているのは視聴者だ。その金を元にNHKは番組を制作している。
そしてその「金を出す」のが「義務」とされてしまったら、リスクを取る立場の人
Re:ソフトウェアの受託開発に置き換えて考えるとあり得ない話 (スコア:2, 興味深い)
そこからして違います。番組はまず放送局のものです。著作権で色々関わってきますけどね。原版権は、どこかが持っています。多くは放送局だ。時には映画会社かもしれないが。
雑誌は出版社のものでしょう? 広告主のものではありません。
ちなみに、視聴者が所有する番組を作ることは理論的には可能です。そういう契約は理論的に可能だし(どこで放送するかは別にして)、視聴者が株主の放送局を作ることも(上手くいかないとか現実的な話は抜きにして)、理論的には可能です。
#公共性の話と、所有の話をごっちゃにしてはいけない。ただ、NHKは世論とか視聴率とか評判は気にするでしょうけどね。予算については国会審議の対象だから、もともと国民の目が入ることになる。
#NHKをどう考えるかは別の問題。また隣接権の問題は別にして、NHKが著作権を持つ番組は徐々にでもインターネットで公開したらいいとも思いますけどね(サーバや回線のコスト問題もあるから、性急にとは申しません)。
Re:ソフトウェアの受託開発に置き換えて考えるとあり得ない話 (スコア:1)
>そこからして違います。番組はまず放送局のものです。
コンテンツの所有権の話ではなくて、
「番組はスポンサーの(ために作られる)ものだ。」
という話だと思いますよ?
Re:ソフトウェアの受託開発に置き換えて考えるとあり得ない話 (スコア:0)
それもおかしい。
番組は視聴者のために作られるものです。スポンサーはCMを出す(CM枠を買う)代わりに放送局の制作費を間接的に分担負担する立場。
スポンサーのために作られるものといえば、雑誌の広告頁(広告は当たり前としても、ここでは四角く囲んで広告と書いてある記事の頁)とかでしょう。政府広報番組は、その意味に近い。
Re:ソフトウェアの受託開発に置き換えて考えるとあり得ない話 (スコア:1)
> それもおかしい。
> 番組は視聴者のために作られるものです。
いや、だから、ここでは原文の解釈をしているだけで。
(NHKの場合視聴者=スポンサー、という話はさておき)
政府広報番組の例などを挙げておっしゃっているのは「100%」スポンサーのための番組、というイメージですよね。でも現実的には、番組は「視聴者のため」にも、「スポンサーのため」にも、そして「放送局自身のため」にも作られるものだと思いますよ。それぞれに違った形のメリットがあるから、おのおののメリットのバランスが取れる地点で番組(というか放送事業自体)が成立しているんでしょう。