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H5N1型の高病原性鳥インフルエンザが「指定感染症」に」記事へのコメント

  • 未知の型となったほうが、免疫もない状態なので危ないと思う。
    型が特定して指定がされてから動くのでは被害も増える事だろう。
    柔軟に対応出来ないものなのか?

    ただ、感染ルートが判っているとそれなりの対処可能になるから、一歩
    前進を良しとするべきなのかも。
    • 今のところ、H5N1のHPAI(高病原性トリインフルエンザ)は、ヒトからヒトへの伝染性はさほど高くないと考えられているため、扱いとしては「ヒト間の流行規模はさほど大きくはなく、人獣共通感染症であるため動物輸入禁止措置などが可能な」4類感染症として指定されているわけでして。炭疽なんかも4類です。ちなみに通常のヒトインフルエンザは5類定点把握です。
      • 1類:即時届け出。ヒト→ヒト感染による流行防止のため患者は原則入院(要は隔離)
      • 2類:即時届け出。必要に応じて入院措置。
      • 3類:即時届け出。患者の特定職業への就業規制
      • 4類:即時届け出。動物輸入禁止、発生施設の消毒
      • 5類:発生状況の把握のため一週間以内に届け出(全数報告と定点把握に分けられる)
      それぞれの疾患として指定しておくことで、ヒト社会での蔓延を防止するために必要な措置を、法的な強制力のもとに行うことができるというわけですね。同時に発生状況の届け出によって、行政による拡散防止対策も立てられますから。

      そういう意味で、今の段階でH5N1のHPAIを指定感染症にしておくのは、やはり万一に備えて「先手を打った」対応だと考えていいです。致死性は高いですが、ヒト→ヒト感染による流行のリスクはまだ低いわけですから。
      これが、新型のヒトインフルエンザ(ヒトからヒトへの感染力が強い)が出た場合には、また別途、指定感染症なり、新感染症としての指定が出ると思いますよ。その場合、おそらくは日本以外で最初の発生流行が始まって、WHOが世界的に警告した後、日本でも具体的な対策を講じる、という流れが予想されます。日本で最初に発生するというのは、まぁ可能性としてはないことではないですけど、インフルエンザではやっぱり考えにくいかな。

      日本の感染症対策については、少なくともその基本的な部分については、2003年の感染症法改正の頃から、すごくまともな状況になってると評価してます。
      #プリオンについてだけは、周囲の思惑が変に絡んでくるから何とも評価しづらいけどね。

      実は、今も次の改正案が上がっていて、こんどは感染症の発生状況だけでなく、危険な病原体の所持や保管についても、罰則を含めた改訂がなされる動きになってます(日本細菌学会による改正点のまとめ [nii.ac.jp]。PDF)
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      •  パンデミックになる確率がいちばん高いのはH5N1とわかっているのに、どうしてあらかじめワクチンが作れないのだろう?
        • インフルエンザワクチンは、そのもとになるウイルスを鶏卵に感染させて増やして、それを不活化処理したものです。簡単にいうと、高病原性トリインフルエンザウイルスはニワトリに対する毒性が強すぎて、感染した鶏卵が死んでしまい、うまく増やせないから大量生産が難しいという問題があります。

          それに実際問題として、パンデミックの原因になるのは、今の高病原性トリインフルエンザの原因になってるウイルスではなく、それが抗原変異してヒト間の伝染性を獲得したものだと思われますから、今のウイルスに対するワクチンが有効かと言われると何とも言えないです。というか、感染性を決める部分と、ワクチンの抗原性を決めるのが、同じヘマグルチニン(H5N1のHの部分)という糖タンパクなので、今のウイルスに対するワクチンの新型H5N1ヒトインフルエンザに対する効果は低いと予想しておいた方が妥当でしょう。
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          • H5N1ワクチン (スコア:2, 参考になる)

            by Gomachan (17696) on 2006年04月17日 23時22分 (#923320) 日記
            おっしゃる通りです.少し補足させてください.
            ワクチン作成時にウイルスの毒性を弱める弱毒化という手法が用いられます.H5N1でもこの手法は用いられています.
            WHOで試作されたワクチンのヒトでの試験結果が先月公表されましたが,残念ながら有効なだけの抗体の量(抗体価)がえられた対象者は約半数強で,不十分なものでした.
            従来のような作製法ではH5N1のような致死率の高いものには不十分な可能性もあります.
            しかし,ワクチンの作成方法にはいくつもやり方があり,日本などでも免疫を高める物質(アジュバント)を併用してワクチンの効果を高めつつ副反応を抑える試みがすでにされています.
            いずれにしてもヒトへの応用には時間がかかるので,それだけにワクチン研究者の間では実用化へ向けて競って研究されていますので,なんとか成功してくれるのではないでしょうか..
            それらの研究が実を結べば,いざヒト→ヒト感染性をもつ変異ウイルスが興った時に迅速にワクチン作成も可能になると期待される訳です.
            親コメント

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