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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
コンピュータの強さ (スコア:3, 参考になる)
Re:コンピュータの強さ (スコア:3, 興味深い)
詰め将棋では羽生さんも思いつかなかった手をあっという間に見つけたという話もあったし。
序盤は定石通り打てるし、ということで中盤の構成力でどうしても人間にまだまだ勝てないということらしいです。盤面全体を見渡して、どう展開するのか?を組み立てるアルゴリズムって言うのは確かに難しそうです。
Re:コンピュータの強さ (スコア:2, 興味深い)
Deep Blue が Kasparov に勝った時には、スパコンと専用ハードウェアによる力業で、探索手数を増やしたわけですが、あまりにも人間的な手を指すので Kasparov が驚いたようです。総当りして良い手を探すと、結局は人間的な思考で良いとされる手に近付くというのは面白い。
Re:コンピュータの強さ (スコア:5, 参考になる)
気になったので補足をば:
> 選択肢が狭くなる終盤では、brute-force なアルゴリズムでも
> 現実的な時間の範囲で有効な手を見つけられるんでしょうね。
将棋は終盤になっても持ち駒がある関係で可能な手の数自体は減りません.
なのでやはり brute-force な探索ではなく selective な探索が
必要となります.
難しい必至問題33問に関して,その開始局面に関して
調べたことがあるのですが,平均で
- 王手は 15手程度
- 詰めろとなる手が 35手程度
- 全合法手が 250手ちょっと
くらいあります.
王手から逃げる手に関してのデータが見つからなかったので,
正確な議論はできませんが秒速 100万局面を読めたにしても,
brute-force では 1秒で 7手詰めが読み切れるかどうかの
レベルでしょうか.
Re:コンピュータの強さ (スコア:2, 参考になる)
これは方向が逆じゃないですかね。総当たりして最善の手というのは、ゲームとして最善な手なわけで。
人間はいろいろな試行錯誤で、既にそれを経験的に発見していて、それがコンピュータの総当たりの試行で検証/再発見されたということじゃないでしょうか。
DeepBlueのアルゴリズム (スコア:2, 興味深い)
DeepBlueのアルゴリズムは総当りで最善手を探すほかに
スコアの偏差の観測をしていたはずです。
盤面の駒の配置の有利不利をスコアとして出し、
次のスコアが最高になる手を最善手とします。続けて、
次の次の手も同様に探索しますが、このとき最善手を
選びつづけているのにスコアが徐々に減っていくのを
危機的状況と判断し長考したそうです。
最後には最善手が実はKasparovの罠であったというのを
DeepBlueは看破しますが、この動きをみて非常に人間らしい
という評価だったと思います。
やなぎ
字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
Re:コンピュータの強さ (スコア:1, 興味深い)
>探索手数を増やしたわけですが、あまりにも人間的な手を指すので Kasparov が驚いたようです。
DeepBlueのアルゴリズムは、過去のいろんなチェス対局の
記録をあさって、現局面に勝つ手を見つけてくる
というアプローチじゃなかったかな。
過去に人間の指した手を再生しているので、人間臭い指し方になるのは当然かと。
Re:コンピュータの強さ (スコア:1, 興味深い)
だからチェスってのは、うまい人にとっては、どの定石を選択し、そこにどういうアレンジをほんの少々加えるかというゲームなのです。