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本来GPLはタダ食い防止ではなく, 食われた物が囲い込まれて自身を含めて他で使えなくなることを防止するのが目的だったはずなんですけど. この機能を完璧にするために, 結果として感染性を持ってしまったというのが現状だと思います.
親コメントで指摘した件についても, 決して「タダ」とは思わず対価を払って購入したソフトにGPLソフトが混入していた例でしょう. それについても感染を避ける必要があるのなら, 車輪の再発明を規定路線とするクリーンルーム開発でしか安心して使えるソフトは生まれないことになります.
これってOSS以外は悪であり, 滅びるべきであるとする立場の人には都合がよいでしょうけど, ソフトウェアを産業として見た場合には, GPLはちょっとアレルギ的な過剰反応性を獲得してしまったのではないかと思います.
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
他にもあるかも (スコア:3, 参考になる)
アクアプラスに関してはその後公開ということで決着しましたが、その時指摘されていたようにGPLを理解せずにGPLなソースコードを利用した(している)ケースもあると思います。
日本国内において海外製のソフトウェアを用いる際にはライセンス規約が英語である場合が多く、読み飛ばす人が圧倒的多数なのかもしれません。
#まぁ、日本語だったら読むのか?という問題もありますが・・・
Re:他にもあるかも (スコア:1, 興味深い)
まったく知らずに使っていたものも多いかもしれません。
エレコムの件などは、海外の開発会社から買ってきたものに
GPL違反していたものがあったわけですよね。
GPLをウィルスに喩えるとマイナスモデレートされることが
多いですけど、あえていうなら、GPLはウィルスと考えても
おかしくないですよね。
知らずにGPLなコードを使っている人はGPLに感染している
と表現してもいいと思う。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
GPLが感染力を持っているのはタダ食いを締め出すためには必要だからなのであって、その必要がなければ感染力を持つ必要はないし、感染しないでタダ食いを締め出す方法があればそっちを採用しているはず。現時点ではそんな方法は発見されていないので感染力を持たせているだけであり、結局の所「感染」は「タダ食い」の鏡像でしかないんじゃなかろうか。
ただ、GPLはグレーというか複雑に入り組んだ部分を避けて線を引いてるのは確かで、細かい部分で問題があるのも確か(でもきちんと線を引いてたらきりがない)。このあたりは他のライセンスも一緒なのだけれど。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
本来GPLはタダ食い防止ではなく, 食われた物が囲い込まれて自身を含めて他で使えなくなることを防止するのが目的だったはずなんですけど. この機能を完璧にするために, 結果として感染性を持ってしまったというのが現状だと思います.
親コメントで指摘した件についても, 決して「タダ」とは思わず対価を払って購入したソフトにGPLソフトが混入していた例でしょう. それについても感染を避ける必要があるのなら, 車輪の再発明を規定路線とするクリーンルーム開発でしか安心して使えるソフトは生まれないことになります.
これってOSS以外は悪であり, 滅びるべきであるとする立場の人には都合がよいでしょうけど, ソフトウェアを産業として見た場合には, GPLはちょっとアレルギ的な過剰反応性を獲得してしまったのではないかと思います.
Re:他にもあるかも (スコア:1)
>決して「タダ」とは思わず...クリーンルーム開発でしか安心して使えるソフトは生まれないことになります。
混入させたベンダに責任があるだけの話です。プリプラなライセンスの場合と同じです。ここでは感染能力の有無は関係ありません。ただ、GPLの場合は一般的に「金で解決」がとっても難しいという点が違うだけです。権利者全員に例外を認めてもらうのにかかるコストがGPLなコードの本当の値段ですかねー。
# 結構高そうだな。
>これってOSS以外は悪であり, 滅びるべきであるとする立場の人には都合がよいでしょうけど, ソフトウェアを産業として見た場合には, GPLはちょっとアレルギ的な過剰反応性を獲得してしまったのではないかと思います.
GPLなコードは単なる選択肢の一つであってFOSS以外が滅ぶとかいう話ではないのでは?もしGPLを呑まないで自分とこで開発して滅ぶのならするべきではないし、同じ事をGPLを呑んでコードを取り込んでうまく行くなら呑めばいいだけです。
ま、でも、GPLに対してアレルギ的反応が出る程ソフトウェアのストックができたと言う意味で、GPLは成功しているとも言えます。これはGNUがあれだけガリガリと車輪の再発明をしている理由でもあるでしょう。
Re:他にもあるかも (スコア:1, 参考になる)
は、コンパイル時に一部オプションがオフられていて、そのために
Ruby On Railsが正常に動かない、なんてことがありました。
たしかGNU gettextがないとコンパイル出来ない部分をオフにして
いたんだったとうろ覚え。
食わなかった結果OS XはGNUライセンスの影響を受けなかったわけ
ですが、ある意味不完全なRubyを受け取ったユーザーは、自分で
Rubyをコンパイルしたりとかいろいろ大変だったようです。
もちろんAppleがGNUライセンスを受け入れなかったんだから、
それはAppleの問題だろ、と言われればまったくその通りとしかいい
ようがないんですが、企業として、(作った人には申し訳ないが)
たかだかgettextのためにOS XまるごとGNUにしろ、とか言われる
と社会的に会社がなりたたないわけですよ。
その結果GNUは目標を達成したんだろうけど、結局損してるのは
ユーザーじゃないのかな、とこの件に限定すれば思いました。
すみません、私はGNUよりApacheのライセンスの方が好きです...
一方でGNUに感謝するのは、プログラマがソースを公開するのは
あたりまえ、というところまでオープンソースの文化を広めてく
れたところですね。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
# 小物ならなおさら自前でパチモン作っても良かろ?
Re:他にもあるかも (スコア:1)
Appleクラスの規模の企業ならば、第3者が検証可能なクリーンルームの設営・維持はできる筈ですね。羨ましい限りです。へなちょこ企業では先ず選択肢から外れるでせう。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
# クリーンルーム開発ってそうそう常に必要なモンでもなかろうし。
まぁ、そもそも別に作ったバイナリが似ているなんて事はそうそうないんだから、クリーンルーム開発でなくとも無実を証明する事もできるんじゃないかなぁ...
Re:他にもあるかも (スコア:0)
いずれにせよ、ハッカーの理想とはかけ離れた事態を招きそうです。
Re:他にもあるかも (スコア:1)