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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
渋谷見てきました。 (スコア:1, 参考になる)
ただ、気になる点が幾つか。
(前回よりはレベルアップしてるので、注文もレベルアップします)
●「Webブラウザ」だということを大書した看板などが何も貼り出されてなかった。あれじゃ「Firefoxという名前の謎の何か」ではあっても「Firefoxという代替ブラウザ」かどうかは(知らない人には)伝わらないのでは?それともわざと焦らす戦術なのでしょうか?
ブラウザだということを日本人に伝えるための道具は、日本側団体で、何か用意したほうが良いような気がします。FireFoxおよびブラウザという言葉を織り込んだ文字列(出来ればキャッチコピー)を「フォント込み」でデザインして、それを統一意匠にしてしまうとか。
●映像が舶来ばっかりってのはどうなんだろう?日本側では宣伝映像は1本も無いってことでしょうか?だったら寂しいなあ。「海外のクールな何か」には見えても「クールなブラウザ」かどうかは、日本的ノリの皆無(当然ですが)な映像のせいで、伝わりにくかったかなと。これも狙って「クールな雰囲気だけ伝える」作戦でしょうか?
●ええと。ブースから「少し離れた場所で」配り物を配っていた人が何人かいらっしゃいましたが、出来ればもうちょっと、痩せて頂けると幸いなのですが(^^;
申し訳ないんだけどハッキリ言ってしまうと、見た目がぱっとしない…しなさすぎ…なので、オタか新興宗教の類の勧誘かと誤解されちゃいそうな感じ。
対策(痩せるという根本的解決は別として)としては、
1:着るもの。もーちょっとスマートに「見える」服を選んで着る。といっても私も疎いので背広くらいしか思いつかないのですが、それじゃちょっとお堅くなりすぎるので、どうしたものか…
2:ブースから離れて物を配るのは、見栄えのする人だけに限る。(今回のような出来の良い)ブースの側にいれば、少なくとも「なんだこいつは?」という疑いの目は向けられずに済む。
いずれにせよファッションとか意匠とかに強い人の援助を一度仰いだほうが良いかも。ほんとに本家並にSpreadを狙うならばですが。
私も渋谷へ行って見てきました。 (スコア:1, 参考になる)
配布していたCDはドライブに入れると自動的にFirefoxが立ち上がりそのまま使え、インストールをクリックすればダウンロードせずにインストール可能なものでした。
FDやUSBメモリーと組み合わせればネットカフェなどでもFxを利用できる便利ものです。
イベント会場は京王井の頭線の渋谷駅の駅ビルの入り口にありました。
ビル正面はJR渋谷駅とバスターミナルがあり歩道は人通りは多いのですが、会場そのものは井の頭線改札口へ通ずるエスカレーターの影に当る場所にあり歩道からは目立ちにくい場所にあります。
駅ビル内のテナントは若い女性向けの衣料や雑貨を扱うお店ばかりです。
イベント会場に用意してあったのがNovellのSUSElinuxがインストールされたIBMのThinkCentre M シリーズパソコン4台で実演展示していました。
それと大画面TVでMozilla本家が一般公募したプロモーションビデオの優秀作品を放映していました。
笑えたのは英語圏の方々もFirefox をキツネと認識していたこと。これが最大の収穫だったかも。
http://www.firefoxflicks.com/
この右側の女性。どう見てもレッサーパンダには見えないのですが。
それとパネル展示ですが、ブラウザの歴史を年表にしてまとめたものなど良く見るとそれなりに凝っているのですが、いかんせん通行人が素通りしてしまう。
会場前の通行人の傾向は、
七割が20代までの女性のひとり歩き。
二割が20代ぐらいのアベック。
一割が30代の家族連れ。
40代以上の年代層は皆無と言った状況。
CD配布は2,3名の女性がビル前の歩道まで出て、会場前で男性スタッフが通行人に声をかけて、みたいなやり方をしていました。
私にとって想定外だったのは、
会場前を通って行くのがパソコンそのものにはあまり興味の無さそうな若い女性だったこと、
ビル前の歩道がチラシ配布の激戦区で、英会話教室にツアー会社に不動産屋にノンバンクにと、入れ替わり立ち代りかなりの人数が出ていたこと。
そのためスタッフが声をかけてもなかなかCDの入った袋を受け取ってもらえないこと、でした。
今回のイベントが成功するためには幾つかの関門がありますが、
第一の関門 CDを受け取ってもらえるか。
第二の関門 受け取ったCDを自宅まで持ち帰ってもらえるか。
第三の関門 持ち帰ったCDをパソコンで実行してもらえるか。
第四の関門 そのままインストールして継続して使用してもらえるか。
現実はなかなか厳しいようです。
一番目、会場前の通行人にまず受け取る以前に関心を持ってもらえない。
この日は昼過ぎに局所的に豪雨と落雷があり首都圏の国電が一時広範囲に運転を見合わせました。
そのせいかどうか、先を急ぐ通行人が多かったこと。
パソコンやブラウザなどのツールに最も縁の無さそうな若い女性の通行人が多かったこと。
これは会場の位置に問題があったのか、歩道から会場までの誘導に問題があったのか。
ちょっと解らないですが。
ちなみに会場近くにいたビルの警備員によると、あの場所はいつもは化粧品のサンプル配布とかやっているそうです。
二番目、キャンペーンの配布物のうち過半数は近くのゴミ箱にすてられる運命にあります。
なので請け負った代理店は配布場所から近隣駅までゴミ箱をチェックして追って行くこともあります。
持ち帰り率が高いのはティシュや試供品など実用的なオマケが付いている場合。
CDでもチラッと見て必要なさげなら容赦なく捨てられます。
荷物になるのがいやなのですね。
今回、その駅ビル内をチェックしましたがゴミ箱そのものが無い、ので少なくとも配布CDは自宅までは持ち帰ってもらえた可能性が高いのでは、と楽観的に考えてます。
三番目、せっかく自宅まで持ち帰ってもそのまま放り出されていては意味がありません。
会場のスタッフに呼び止められて歩み寄って来た「お客さま」のほとんどがスタッフの「Firefox をご存じですか?」
といった問いかけに「知っている」「使っている」と答えていたのが興味深い、というかそれじゃあ知名度向上キャンペーンにはならんじゃないか、と。
問題なのはだたCDを受け取ってそのまま去っていった方々が自宅まで持ち帰り実行してもらえるかどうか、ブラウザ等の専門用語を用いずに「インターネット関連の何かで便利そうだ」から「ちょっと試してみるか」と思わせるようなトークを考えたほうがよさそうなこと、同様に袋から取り出さずに伝わるようなコピーをカードやチラシでアピールすることを今後検討してみてはいかがでしようか。
四番目、これについてはすでに語りつくされている気がしますので割愛。
スタッフの皆さんはイベントの素人の割にはテキパキと臨機応変の対応をしていたように思えます。
手作りイベントにしては上出来ではないでしょうか。
ただ、これが同人イベント会場内なら成功と言って良いのでしょうが、公共スペースでのイベントですから通行人にはボランティアベースによる手作りイベントなのかプロの手によるプロモーションイベントなのか区別が付きません。
そのことはスタッフの皆さんにも御理解していただきたいと思います。
気になったこと、改善した方がよいのではないかと思えること。
・Firefox についての説明場ネルはありましたが、イベントそのものの説明パネルが見当たりませんでした。
イベントの内容や抽選会の時間を記載したパネルです。
これはこの種のイベントには必須です。
欲を言えばそのパネルと同一内容のチラシですね。
CDと同時に配布していたカードはやや小さめです。
コストとの兼ね合いもあるでしようがA4サイズのチラシでも良かったのかもしれません。
・デモ機のパソコンが4台とも同じOSだったこと。
これもスFirefoxポンサー様との兼ね合いで選択の余地が無いのかも知れませんが、の特徴のひとつに複数OSへの対応が あります。
自分の使用しているパソコンと同じ環境で動くと「言われるだけ」と「実際に動いているのを見る」のでは印象がまるで違います。
シェアを高めるためにはユーザーの裾野を広げる必要があります。
ユーザーの裾野を広げることはスキルの閾値が下がると同時に要求値が高まることでもあります。
それを踏まえた対応を考えなければならなくなる。
本当に大変なのはこれからですよ。
いずれにせよ、今回のイベントはプロのレベルからすると細かい部分で多少の問題はあるにしろ総体的には合格点で、関係者以外の一般のユーザーと中の皆さんとの交流が出来たという点では効果があったと言って良いのではないでしょうか。
今後の課題は継続性ですね。露出度を上げないと知名度は上がらないし、知名度をあげないとシェアは上がらない。
このようなイベントを継続して出来るのかどうかがカギになるのではないでしょうか。
それはともかく当日の蒸し暑い中、スタッフの皆さんご苦労様でした。
鎌倉のイベントも成功をお祈りしています。