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ISC、DHCPの開発方針変更」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2006年07月17日 19時47分 (#980025)
    そもそも、これが疑問。v4のままで大丈夫っぽい。

    • JPNICからも,2006/03にレポートが出ていますが。

      cf.「報告書「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」公開にあたって [nic.ad.jp]」

      「IPv4アドレスが不足すると言う予測は1990年代初期から存在した。実際に割り振ることのできるIPv4アドレス空間が全体の4分の1を切った昨年あたりから、「IPv4 アドレスの枯渇」が現実味を増してきた。加えて、IPv4 アドレスの枯渇時期予測を複数の研究者が発表をしており、ここ3 年から5 年の割り振り状況が継続すると、比較的早い時期にIPv4 アドレスが「枯渇」すると予測されている。」
      --
      "Patriotism is the last refuge of a scoundrel." - Samuel Johnson
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      • このレポート、24ページ以降の「結論」が面白いです。
        - 過去に無駄に割り振られているIPv4アドレスを回収して再配布すればよい、という意見に対し、回収するコストに対して、IPv4アドレスの消費速度とのアンバランスを指摘して、その非現実性を説明していたり、
        - 枯渇前後に予測される事態として、IPv4アドレスを取引するブラックマーケットの発生を予測していたり。
        沢山の調査資料を伴う説明は、結構不安感を煽ってくれます。
        早ければあと5年も経たないうちにv4枯渇とv6移行が現実問題となるでしょう。

        # むかーし、IPv6移行時期で2たんちよ賭けて負けたのでID
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        • 環境を移行するには、タイミングがあります。
          移行に必要な基盤整備について、レポートの44ページ以降に「提言」があります。
          この中で、IP技術開発者への提言として

          IPv4 の枯渇期(枯渇前、枯渇点、枯渇後を含めた全期間)は、IPv6 インターネットとの過渡期でもあると考えられる。以下のような環境の際に、利用者にサービスが提供可能かどうか、技術的な底上げが必要となるだろう。

          1. IPv4 のみのインターネットとIPv6 のみのインターネットがそれぞれ独立したネットワークとしてあちこちで相互に接続されているような「IPv4/IPv6 混在ネットワーク」上でも、サービスが問題なく使える必要がある。
          2. デュアルスタック環境に代表される、IPv4 およびIPv6 のアドレスが複数割り当てられる「IPv4/IPv6 併存ネットワーク」環境においても、各サービスが問題なく使える必要がある。
          3. 当面は、IPv6 のみのネットワークから、IPv4 ネットワーク上の各サービスが問題なく使える必要がある。第4 章で述べたような過渡期には、これらの技術が充分でないと移行がスムースに行われない。

          なお、2 点目の「IPv4/IPv6 併存ネットワーク」環境におけるIPv6 移行の技術的問題等に関しては、WIDE Project33が行っているIPv6 Fix Project34に詳しく記載されている。

          とあります。
          こういった要素技術が整って、それら技術を搭載した機器が普及し始めて、ようやく支障なく移行できるんじゃないかと思います。
          その頃には各種機器も安価になっていることでしょう。
          ま、慌てる必要はないだろうけど、時期を逸してはならない、といったところでしょうか。
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        • IPv4回収コストを考えるとIPv4の回収策は非現実的に思えるが、IPv6普及コストを考えるとIPv6移行策も非現実的に思える。

          IPv4ベースの延命とIPv6への移行、どちらが現実的なんでしょうか。別の解決策を模索した方がいいような気がしてきた(笑)
          • by Anonymous Coward on 2006年07月18日 12時51分 (#980454)
            そりゃ、自分の売りたいもの次第。

            IPv6関連技術を売りたいのなら「IPv4延命は現実的ではありません」と、IPv4延命技術を売りたいのであれば「IPv6にはコストが掛かります」と言えば良いだけ。

            前者狙いで社内で講習とかまでやったのだけど、余りにも猶予期間が長すぎて今じゃ同業他社を出し抜くのは無理っぽい。
            であれば後者狙いの方がビジネスチャンスは有るのかも、とか思ったり。

            #どちらにしても具体的に話がならんと、全く商売には関係ないけど。

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    • 先日、開催されたJANOG18でもとりあげられ [janog.gr.jp]ていますし、本当に枯渇するかどうかは
      別としても枯渇に対して備えを考えなければならない程度には現実的です。

      もちろんNATなどで回避できると考えている人もいますが小数派では無いでしょうか。
      (先日のUNIX magazine [ascii.co.jp]を読んで下さい。)

      #janogのIPv4枯渇セッションで一番驚いたのは、すでにIPv4経路数が多くて
      #このままではIPv4/v6ディアルスタックでは安定運用できないよと言っていたことです。

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    • by fuminori.okku (31116) on 2006年07月17日 22時38分 (#980144) 日記
      IPv4のままで大丈夫じゃん。

      って意見が多いうちがチャンスだと思います。
      今のうちからIPv6のノウハウを蓄積しておけば、イザと言うとき先手が打てます。

      #と、思い続けて早4年...。実行できてない orz
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    • 最近まで枯渇しても平気だろうとはおもっていましたが、
      韓国のネトゲ企業では社員1PCあたり1IPを割り振るのが
      基本的な慣わしになっていると聞いてビックリしましたよ。
      #IP制限かけるときに個人単位で選択できるのが良いみたいです。

      日本では大丈夫そうですが、諸外国がモリモリIPアドレス使いまくれば
      本当に枯渇しちゃうかも?と実体験した次第 orz
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    • 何か政府がどっかが「携帯電話とか全部IP喋らせろ」的な通達か何かを出していたような……
      そこはIPじゃなくても手はあるのにねぇ。
      ってことで、「むりやりにでも枯渇させられます」が結論なような。

      #電車で新聞覗き込みのうろ覚えだけどID
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      • by muimi (23332) on 2006年07月18日 1時19分 (#980268)
        >「むりやりにでも枯渇させられます」

        最初から必要な量が用意できなければ、v4を使う理由もないので「枯渇」は変ですね。

        いずれにせよ、v4もv6も完全とは言えないまでもそれなりに利点はあるので、使い分けられていく可能性はあります。
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      • >何か政府がどっかが「携帯電話とか全部IP喋らせろ」的な通達か何かを出していたような……

        IPv6 に移行させるためにさっさとIPv4アドレスブロックを使い切っちまえ、ってんで
        結構ゆるい基準(内規)に改定した上でじゃんじゃんばりばりJPNICがAPNICからアドレスとって来ちゃ配りとってきちゃ配りしてるんじゃなかったっけ。
        そういう話(方針大枠決定は村井純先生)を2002年くらいに聞いた気がする。
        親コメント
    • 中国人をネットから追放すればIPv4のままで当分大丈夫です。
    • メールと Web がほとんどの今のような使い方を今後もしていくのならば
      まだ当分は大丈夫だろうけど、加えてインターネットで電話やらテレビやらを
      やろうとすると、v4 アドレスが余りまくってるといわれるアメリカですらも
      ヤバげな雰囲気。
      ……と聞いた。

      ネットゲームは NAT でムリヤリなんとかしてるけど、NAT じゃなくて
      生でつなげたらもっと楽チンなのに、v6 の世界こないかなー。
      ……と聞いた。

      どっちもあくまで聞いた話でほんとかどうかは知らんのだけど、
      枯渇するかどうか、ずっと v4 でいいかどうかという議論を
      今と同じ使い方を続けることを前提にしていたら間違いだよ、と。
      将来のことは将来どんな使い方がされるかを見据えておかないと。

      今では予想もつかない便利なアプリケーションが将来開発されたとして、
      それが NAT だと便利さが発揮できず、v6 ならできるとしたら、
      ということも考えてみよう。
      • >ネットゲームは NAT でムリヤリなんとかしてるけど、NAT じゃなくて
        >生でつなげたらもっと楽チンなのに、v6 の世界こないかなー。
        >……と聞いた。

        楽チンなのはあくまでipv6環境が完備された状態で設定する場合であって、
        ipv6環境を整備するまでのことを考えたらネトゲの設定なんざゴミ以下でしょ。

        そんな世界は「こないかなー」では決して訪れません。
        その世界にシームレスに移行する苦労と方策を考えたら
        NATの苦労と不便さなんてカス見たいなもんだってことが
        使うだけの人にはわからんのでしょう。
    • 電子メール送信に課金すればスパムメールはなくなる。スパム業者(スパム対策業者を含む)以外の全員がハッピーになる。
      でもそんな仕組みは永久に作れない。
      QWERTYキーボードの世の中が永久に続くのと同じ。

      人類は永久に閉じ込められたんだよ。
      QWERTYキーボードに。
      無料電子メールに。
      IPv4に。

      IPv4の世の中が永久に続く、という前提で研究開発をしたほうが利口だね。
      でないと、「いつかDVORAKキーボードの世の中がくる」と思い続けてるオタと同じになる。
      • IPv6への移行が出来なければにっちもさっちもいかなくなる(かもしれない)という点で
        QWERTYキーボードとは同列に語れませんが、慣れという点で同種の問題はあるかもしれません。

        IPv4であれば、2、3(頻繁に使っていれば10や20も)のIPアドレスを暗記しておくのは簡単ですが、
        IPv6の場合は―0を省略して縮めたり出来るとはいえ―それが難しくなります。

        だったらコピー&ペーストすればいいとか、メモを取ればいいとか思いますが、
        ちょっとした作業の際など、すぐに暗記出来ないのは利用者に取って思いの外不便なことです。
        # IPv6の理想である完全な自動設定が出来ればいいのでしょうけど

        コピー&ペースト、メモを取る、割り当て規則を理解し覚えやすくする。
        これらの対処法は「キーボードの配列が変わっても使っていれば慣れる」と大差ないでしょう。

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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