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修士なんだから研究するのは当然と言うとオウム返しのように「専門家になるわけじゃないのに、なぜ専門分野の研究をしなければならないのか」
金なんて金融で簡単に手に入る、苦労するほうが頭がおかしいと言っている人間に苦労しながらも努力で掴み取ったものが正当に評価されて高い給与を得る、それこそが人生の喜びだと諭しても難しいでしょう。
大学院生は金を払って子守に来たのではないのだから、
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
院に何しにくるの? (スコア:3, 興味深い)
研究しないのは当然、サークル活動で殆ど研究室に来ない。
たまに研究室にいると思ったら昼間は株価を見てる。夜はようつべ。
さらに株でちまちま儲けた金で海外旅行。
就職は専門と関係ないどころか商社、銀行、など。
修士なんだから研究するのは当然と言うとオウム返しのように
「専門家になるわけじゃないのに、なぜ専門分野の研究をしなければならないのか」
頭痛が。
なぜ院に進学したのか聞くと
「院卒のほうが学部卒より給料が高いから。専門には興味がない、卒業できればいい」
これが本音だろ
しかも、この病気は伝染する。
まじめにやってた奴が、ある日突然バカらしくなって発病していく。
Re:院に何しにくるの? (スコア:3, 興味深い)
あー、これは2つ、言うべき事がある。
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そのM1に是非言ってやってください。「専門も馬鹿」は役に立たないから給料は上がらないぞ、と。人生は初任給だけにあらず。つーか、初任給分なんぞすぐ追いつかれるから。
「専門馬鹿」は自分の専門分野の知識をさらに純化させていくと、他の分野にも応用が利くようになるのですぐさまざまな面で頭角を現すようになります。私程度ですら、CG屋だったはずなのにアセンブラとかアセンブラとかアセンブラのせいでいつの間にやらLinux Kernelが専門に入り込んだり、IOを高速にしなくちゃいけないということからいつの間にやらファイルシステムが専門に染み入ったり…。
給料ってのはそうやってあげていくもんだぞ、と。
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で、次にこのACと、#1444322 [srad.jp]のACに。
価値観は人それぞれですがその価値に立って考えても、やっぱりやったほうがいいぞと説得できるのが、優れた指導者って奴です。#1444322 [srad.jp]などは
「俺たちは子守じゃねぇ」
と言いたいかもしれませんが、甘えるなっ。
うちらの仕事だって子守じゃねぇ。でも、しょうがないから子守からはじめるんだよ。そうすりゃちゃんと育つんだから。育つなら育てる。それが後輩を育てる仕事ってもんだ。わざわざ教育なんてジャンルを就職先に選んだんだから、子守をやるぐらい、諦めろ。民間だろうが研究施設だろうが、どうせ子守をやってるんだから。そのことを失念した愚痴り方をしている段階で、このM1と五十歩百歩のレベルに過ぎんわっ!!!
ま、しんどいので愚痴りたいのにはしみじみ同意しますが。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
>> 「専門家になるわけじゃないのに、なぜ専門分野の研究をしなければならないのか」
> そのM1に是非言ってやってください。「専門も馬鹿」は役に立たないから給料は上がらないぞ、
> (中略)
> 給料ってのはそうやってあげていくもんだぞ、と。
ここのチグハグなやりとりが全てを物語っていると思う。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
金なんて金融で簡単に手に入る、苦労するほうが頭がおかしいと言っている人間に
苦労しながらも努力で掴み取ったものが正当に評価されて高い給与を得る、それ
こそが人生の喜びだと諭しても難しいでしょう。
これはライブドア事件以降、日本の社会に突きつけられた大問題だと思います
最近の学生が理系、工学系から離れていく原因はこれだと思う
私はひどく苦労したクチなので受け入れがたい事実ですが
Re:院に何しにくるの? (スコア:2, すばらしい洞察)
いや、私はそうは言っていないのだが…。そうだなぁ。こう表現し直せばいいかしら。
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金は確かに金融で手に入るのかもしれない。が、しかし決して「簡単に」ではない。なぜなら他の人もその金を狙っているからだ。あなたは他の人よりもすばやく金の存在に気がつき、金を手に入れる方策を思いつき、実行する必要がある。そうでなければ、金は手に入らない。
金融の仕組みを理解するために必要な知識を金融というジャンルから勉強していって手に入れようと思ってもそれでは一番頭の良い奴が勝っておしまいのレース。決められたコース上をスタートからゴールまで走って、スピード競争するようなもの。はっきり言って世界中にはあなた(このM1であれ誰であれ)よりも賢い人はそれこそ漬物に出来るぐらい、たくさんいる。それらを普通の方法で追い抜こうと思っても絶対無理。
しかし決められたコース上をスタートからゴールまで走らなくてはいけないなどと誰が決めたのか?例えば最近はよく利用されるゲーム理論。これは金融業界で始まったわけではない。AIとかそちらの方から始まった知識を経済に応用しているわけだ。専門外が専門家に勝つのは、このように従来の経済学には無かった数学モデルを持ち込んだとき。つまり、「コース外を走る事ができる」者こそが逆転勝利、トップに躍り出る事ができるのだ。
ここで重要なのは、「別ジャンルの専門」に関して相当に知識を持った上で、さらに経済学の知識を持たなくてはいけない、と言うこと。あるジャンルの専門馬鹿になり、さらにその上で経済学と言う専門外も知識を得なくてはいけない。しかも金融の知識だけでも生兵法ではないレベルまで上げておかなくてはいけない。でないと、車輪の再発明に終わる危険性があるからだ。
実は、あるジャンルについての専門を極める事と、別のジャンルについての専門を極める事は、非常に似ている。故に、1つのジャンルの専門を極めた上で、別のジャンルについて専門をある程度把握するのに、必要なコストは2倍にはならない。一度目で訓練されているし、数学的に同じ部分もあるため、0から学習する必要は無いからだ(同じ部分が全く無い場合、知識の転用は利かない)。故にまず何でもいいから1つのジャンルについて専門馬鹿になるのは、その後のためにどうしても必要な作業。
もし、金を稼ぎたいなら、それも金融トリックで儲けたいなら、専門馬鹿…それも金融以外のジャンルの専門馬鹿になるのがよろしい。そこで鍛え上げた数学的ツール類を使って、金融に突入した方がよほど儲かる。
逆に、ろくにそれらのツールを磨く事も、手に入れることもなく、遊びほうけている専門も馬鹿では、生き馬の目を抜く世界ではケツの毛までむしられるのが落ちだ。
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と言うわけで。別に「金こそ全て」でも構わんのですよ。つーかそれならますます「一旦、専門馬鹿になりなさい」と言っているわけ。そう言わないと、どうせ聞く耳を持たないでしょうしね。
そして「金融」を何か別のジャンルに置き換えても同じ事は言える。知識の専門化が過度に進んだ世界では、最強の存在は常に「雑種から生まれる」。逆必ずしも真ならず、なので「雑種であれば最強」というわけにはいかないが。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
もっと現実見ましょうよ。こういう極端な事ばかり語っていると、本物の専門馬鹿になってしまいますよ。
# 憶測多すぎ。金融工学を語りたいなら伊藤の公式あたりを勉強してから出直してこい。
Re: (スコア:0)
マネタイズ手段はGoogleに買って貰うこと、みたいになっている米国ITベンチャーのように。
Re: (スコア:0)
だから、派手にすっころんででいなくなったぢゃあないですか。
Re: (スコア:0)
愚痴るのはそれなりに筋が通っているでしょう。
そういうことは子守を放棄している先生に言うべきことですよ。
Re:院に何しにくるの? (スコア:1)
まず、なぜ大学院生だと? この書き方、助手や准教授だと考える方が妥当に見えるが?
次に、大学院生は金を払って子守をしに来ているのですよ。後輩の面倒を見る、とはそういうこと。たまに、後輩が先輩の子守をしたりもしていますが。
と言うよりも、会社員だろうが何だろうが、本業は子守ではない多くの人が実際には子守をやっている。それは「そういうものだ」。子守の過程で「説明能力に磨きを掛ける」とか「人身掌握術に磨きを掛ける」とか、自分を鍛える事ができる者だけが真に成長する。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
元コメント (#1444318) の
> 理学系の院にいるのだが、
から,最近は教員は大学院所属となっているところが多いと思いますが,私は院生さん
の書き込みかと思いました.
「後輩の面倒を見る」ことの重要さについては同意しますが,元コメの AC さんにも
そんなことは分かっているんじゃないでしょうか.
「研究ができない」後輩を「研究ができる」ように育てるのは先輩としての仕事の
一つで,それは過去に受けた子守の返済だったり,将来の自分の糧となったりします.
でも,それ以前の「動機づけ」の段階については,先輩としては「育てたくてもどう
しようもな
Re:院に何しにくるの? (スコア:1)
その上で、金を儲けるときに「会社をいくつも興すべきか」というポイントについては、最近良い本が出た。
「Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方 [amazon.co.jp]」
これを読む事を強くお勧めする。
fjの教祖様