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クマゼミの繁殖 [srad.jp]
# オオクワガタだったらよかったのにね
固定電話線は結構な田舎でもつながってますが、固定電話を引いた当時は加入の要望がそれなりにあったのでしょうか?
> 固定電話を引いた当時はNTTは公社でした。ので採算とか要望とか考えなくても引けました。
それに対して、無駄だという話は出てなかったんでしょうか。公社だからOKなら、公共事業でもOKだと思うのですが。
# 度を過ぎる無駄使いは咎められて当然だけど、インフラっていうのは、ほとんど誰も使わないところにだって供給するものだと思うんだ。# それを無駄だ無駄だというから、電話を引き合いに出してみたんだけど、果たしてド田舎にも電話を引いたことは無駄だっただろうか?
細かい数字は手許にないのですが、固定電話が普及する過程では、加入したいとの申し出に対して電話会社の開設工事が間に合わず、開設待ち人数をいかに減らすかが議論されていました。途上国では2000年頃にもまだ携帯電話のインフラがあまり整備されておらず、固定回線の開通待ち人数が何人いるかが電話会社の経営効率性の指標として用いられたりもしています。途上国で携帯電話インフラが整備された後の爆発的普及を考えると、固定電話の普及速度は供給能力に制約されていたと考えられます。多少のオーバーキャパシティの問題などはあったようですが、敷設した電話線が利用されないまま無駄になる、等という懸念は殆ど無かったはずです。
他方、現在日本の光ファイバはADSLやケーブルインターネット等から変更が可能であっても現状のままで構わないと考えている人が多く、普及のペースは需要側の動向で決まっています。欧州や米国の通信キャリアからは、そもそも需要がないのに何故日本は光を引くのか?、NTTはクレイジーだと評価されていました。
総務省の整備した加入者系光ファイバの案件について色々ヒアリングをしてきましたが、利用率が低迷しているのには人的要因が強いですね。多くの事例ではこの地域で光ファイバを整備しよう、という特別に強い意欲を持った公務員の方が赴任してきて、予算を獲得、敷設にたどり着く所まで到達。しかしその頃に、人事異動で別の地域や別の部署へ異動、後任の方は特別な意欲を持っていないため利用促進事業は停滞、というパターンです。もしくは市長のトップダウン的な意向で進めた事業が市長の交代で頓挫、という事例もありました。
このような事例が累積してきたので総務省(の役人)はブロードバンドの利用に焦点を当てていたのですが、前大臣が再びインフラ整備の議論を始めてしまったので、多くのリソースが不毛な光の道論争に投入されてしまいました。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
光ファイバーの活用方法 (スコア:2, 興味深い)
リンク先の書類などに書いてある通り、事例ごとの対応が必要と思われる。
光の道構想の良し悪しとは直接関係ない問題もたくさんあるかと思う。
補助金を使って整備したブロードバンド環境の利用率が低い問題については、
そもそも加入の要望が少なかったことも考えられる。
まずは、ブロードバンド環境の日常的な活用方法について、
理解や慣れがないと、これ以上の加入者増加は難しいのではないか。
Re:光ファイバーの活用方法 (スコア:3, おもしろおかしい)
クマゼミの繁殖 [srad.jp]
# オオクワガタだったらよかったのにね
Re:光ファイバーの活用方法 (スコア:1)
固定電話線は結構な田舎でもつながってますが、固定電話を引いた当時は加入の要望がそれなりにあったのでしょうか?
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
無人島の別荘で、1年に1日しか使わなくても、申し込みがあれば電話を引かなければなりません。
Re: (スコア:0)
> 固定電話を引いた当時は
NTTは公社でした。ので採算とか要望とか考えなくても引けました。
Re:光ファイバーの活用方法 (スコア:1)
それに対して、無駄だという話は出てなかったんでしょうか。
公社だからOKなら、公共事業でもOKだと思うのですが。
# 度を過ぎる無駄使いは咎められて当然だけど、インフラっていうのは、ほとんど誰も使わないところにだって供給するものだと思うんだ。
# それを無駄だ無駄だというから、電話を引き合いに出してみたんだけど、果たしてド田舎にも電話を引いたことは無駄だっただろうか?
1を聞いて0を知れ!
Re:光ファイバーの活用方法 (スコア:1)
細かい数字は手許にないのですが、固定電話が普及する過程では、加入したいとの申し出に対して電話会社の開設工事が間に合わず、開設待ち人数をいかに減らすかが議論されていました。
途上国では2000年頃にもまだ携帯電話のインフラがあまり整備されておらず、固定回線の開通待ち人数が何人いるかが電話会社の経営効率性の指標として用いられたりもしています。
途上国で携帯電話インフラが整備された後の爆発的普及を考えると、固定電話の普及速度は供給能力に制約されていたと考えられます。
多少のオーバーキャパシティの問題などはあったようですが、敷設した電話線が利用されないまま無駄になる、等という懸念は殆ど無かったはずです。
他方、現在日本の光ファイバはADSLやケーブルインターネット等から変更が可能であっても現状のままで構わないと考えている人が多く、普及のペースは需要側の動向で決まっています。
欧州や米国の通信キャリアからは、そもそも需要がないのに何故日本は光を引くのか?、NTTはクレイジーだと評価されていました。
総務省の整備した加入者系光ファイバの案件について色々ヒアリングをしてきましたが、利用率が低迷しているのには人的要因が強いですね。
多くの事例ではこの地域で光ファイバを整備しよう、という特別に強い意欲を持った公務員の方が赴任してきて、予算を獲得、敷設にたどり着く所まで到達。
しかしその頃に、人事異動で別の地域や別の部署へ異動、後任の方は特別な意欲を持っていないため利用促進事業は停滞、というパターンです。
もしくは市長のトップダウン的な意向で進めた事業が市長の交代で頓挫、という事例もありました。
このような事例が累積してきたので総務省(の役人)はブロードバンドの利用に焦点を当てていたのですが、前大臣が再びインフラ整備の議論を始めてしまったので、多くのリソースが不毛な光の道論争に投入されてしまいました。
Re: (スコア:0)
出てはいたけれども、ユニバーサルサービスという理想の実現を目指す人達のほうが、圧倒的に声が大きかったと思うよ。
日本全国津々浦々への電話サービスの普及は、戦後~高度経済成長~バブルまでの、右肩上がりの成長とともに行われたしね。
また今と違って、電電公社債や施設設置負担金、高い電話料金による潤沢な収入があったしね。