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日刊スポーツの記事 [nikkansports.com]より。
PHP研究所は、約1000点の電子書籍を提供する。関係者によると、希望価格はPHP側が提示する仕組みで、大幅な値引きは実質的に制限されるもようだ。
なんというか、まあ…(´・ω・`)
まあ、書籍として製作されたものに関しては出版社が一定の権利を持つので権利者と初手から睨み合うのはAmazonとしても避けたほうがいいしょう。米国でも電子書籍の極端な値引きに出版社がAmazonに抗議してドタバタしたことがあった。
電子データに関しては定価維持制度が適用されないことから、長い目で見れば参入する会社が増えれば自ずと価格を市場が決めるようになるんでは。それだけでも出版界としてはどでかい変革ですよ。
出版社がいくらにすればAmazonが買ってくれるのか交渉してるだけなので、独禁法のドの字にも引っかからない通常の商取引ですが…。
アマゾンの販売契約にはいくつか種類があって、
出版社が価格決定権を握る場合は、簡単に言うと「アマゾンのショッピングモールに直営店を出店する」という契約形態になります。アマゾンは所場代を徴収。
消費者からの表側の見かけは同一のkindle storaで買うのですが、裏側で流れる金の流れ(と契約主体)が違います。
ですので、小売り=出版社自身 になるので独禁法対象外です。
たしかにエージェンシーモデルだと再販じゃないとみなされるかもしれないですよね。いや実質的に再販だという意見もあるのでよくわかりません:http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/tokusyu/20100805/201008toku5.html [yomiuri.co.jp]
そもそも独禁法と言うものを誤って解釈してるようですが…。
独禁法とは、市場における独占度の高い企業がその独占度を背景に価格統制を行うことに対する規制法であり、ある一企業が卸値をどうするかとかその先の売値をコントロールしようとするとかは全く関係ありません。
#「希望小売価格」と言う言葉があることを見ても分かるでしょう。
今回は数ある出版社の1つとの交渉における価格調整なので、少なくとも独禁法には抵触しません。
あんたが誤って解釈してるんだが。。それは独禁法の1部であって全部ではない。
日本の独禁法の正式名称は「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」
再販売価格拘束は「公正取引の確保に抵触する(不公正な取引方法)」って範疇で、日本の独禁法に抵触する行為だよ。
ただ今回の件については#2037727 [srad.jp]って話で大丈夫らしいが。
出版業界では、取次ぎが一番力を持っているから紙の本の定価以下になることは考えにくいですね。電子書籍って結局は中抜きなので、取次ぎの経営危機ですからね。まあ、取次ぎとAmazonの力関係が変化すれば別ですが、あまり期待はできないでしょう。
取次に以前勤めていた私からすると、取次ぎが一番力を持ってるなんて幻想なんじゃないかと思うことも。中小の書店やそこで働く書店員からみれば横暴に見えるでしょうけど(いや、特に配本システムなんかは実際横暴だと思うけど)、卸売業者に過ぎない出版取次なんて「大書店」と「(優良な)版元」の奴隷ですよ。大書店から「あの本持って来い」といわれたら営業は最優先で物流拠点に本を取りに行くのが仕事です。二大取次の株主上位はほとんど出版社です。Wikipediaにも載ってます。取次ぎとAmazonの力関係?大書店でお得意様なんだから一番綺麗な本を「必要とされるだけ」送りますよ。ネットで本を買う人は表紙の状態とかにうるさいからね。客注扱いで優先して在庫確保ですよ。とかいうとどこの人だったか分かっちゃいますかね。
あ、卸売り業者っていっても出版取次には特殊なところも確かにあって、それはだいたい「委託販売」と「再販価格」によるんですけど、そのあたりについては公取がまとめた資料 [jftc.go.jp]にいろいろ書いてありますね。取次って卸売り業者というか、物流業って感じがするんですけどね。仕入れた本は出版社から委託されたもので、返品ができるから自分が仕入れた商品(在庫)という意識が無い。預かったものを書店に送るお仕事。ただ単にモノを流すだけというわけじゃなくて、委託と再販のせいで妙に強力な金融機能も持っちゃってますけど。あ、この辺が一番力を持ってるって思われるゆえんなのかしらね。実際はその金融機能(の裏にある委託と再販)のおかげで随分出版社も書店も甘やかされてると思うんだけど。委託と再販で甘やかさないと売れない本なんて流通しないし、売れる本しか流通しない世界は文化的に貧しくなっていくとは思う。でも掛で買ってもらえるからって資金繰りのために売れない新刊を次から次へと出して返本の山を築き上げる出版社は世界を豊かにしていると言えるんだろうか。売れない本を配本される中小書店の身にもなってみろと。まぁ、売れなきゃ書店は返品するだけなんですけど。書店にも在庫リスクがほとんど無い。なんか特殊な商売なんですよね。出版界。返品されて売れ残った本は巨大な機械でバリバリ裁断されるんですよ。誰に読まれることも無く。なんていうか、紙がもったいない。古紙として利用はするけども、なんかね。
委託と再販で甘やかさないと売れない本なんて流通しないし、売れる本しか流通しない世界は文化的に貧しくなっていくとは思う。でも掛で買ってもらえるからって資金繰りのために売れない新刊を次から次へと出して返本の山を築き上げる出版社は世界を豊かにしていると言えるんだろうか。売れない本を配本される中小書店の身にもなってみろと。まぁ、売れなきゃ書店は返品するだけなんですけど。書店にも在庫リスクがほとんど無い。なんか特殊な商売なんですよね。出版界。返品されて売れ残った本は巨大な機械でバリバリ裁断されるんですよ。誰に読まれることも無く。なんていうか、紙がもったいない。古紙として利用はするけども、なんかね。
そこで電子書籍の出番ですね。売れない本でもそれなりの価格で読みたい人は読めるようになるし、返品も無くなるし資源の浪費も減るでしょうから良いことずくめに見えてしまう。
もちろん紙の方が読みやすいし蔵書というのもあるので、無くなると困るけどきっとそのうち実体本は価格が高騰していきそう。
>そこで電子書籍の出番ですね。>売れない本でもそれなりの価格で読みたい人は読めるようになるし、返品も無くなるし資源の浪費も減るでしょうから良いことずくめに見えてしまう。そこには大きな問題があって、前提となる出版数よる出版コストの低減が考慮できなくなるのが、実はコスト増加要因です。基本的に取次ってマス・マーケットの為のコスト低減システムです。ですので、外すという事は値段が上がるという事。
自費出版本や同人誌の価格を知っているなら、それは理解できる事でしょうし、ちょっと前からは再販に乗らない本も有りますが、やっぱり高額です。そして、実費分を差し引くと、出版・印刷・取次の上がりは30%もない。つまり、AppleやAmazonが今の利益を確保しようとすれば、ほとんどコストダウンは見込めないって事です。
取次なんて全然怖くないですよ。自分の金で出版社を経営していれば。いや、それが出来なくなっても赤字の出版社に運転資金を先払いしてくれる銀行なんて無いのだから、ありがたいことはあっても別に怖い物でも無い。取次を通すと再販制度なんかも問題になるから価格の制限は出てくるが、それだってAppleを経由するほど縛りがキツい訳じゃない。在庫管理から受注発送までしてくれる割にはむちゃくちゃ安価なサービス料とも言える。出版社がコストダウンに雑誌をWeb化しても文句の一つも言わない。一体全体、どこから取次が怖いって話が出ているのかちょっと不思議。
この頃思うのは日本の電子書籍の一番の壁は、実は無理筋の理想を抱くユーザーではないかと。コスト高になる方法を示し「こうすれば安くなる」と言う人があまりに多い。
>基本的に取次ってマス・マーケットの為のコスト低減システムです。ですので、外すという事は値段が上がるという事。
そうなんですか、それは全然知らなかったしこれだけの文章だと、その辺はほんとド素人なんでよく分からないです。私が抱いていたイメージだとこんな感じで、それぞれのところで必要な分経費がかさんで行ってると思ってます。
--・著作者:書く、作る・出版社:編集(チェック)、レイアウト構成、装丁依頼・印刷屋:印刷、製本、装丁・取次:配本(?)、保管(?)・運送業:運送・書店:陳列、販売--これが↓なったと思うのはたぶん乱暴すぎる・・・ (誰か補間してくれるとうれしい)--・著作者:書く、作る・編集者:編集(チェック)・Amazon:データ整形(?)、配信--
#書籍が電子化されると中抜きが大幅に減って消費資源削減とかでコスト下がるという幻想はずっと抱いてます。
>基本的に取次ってマス・マーケットの為のコスト低減システムです。ですので、外すという事は値段が上がるという事。とするとマスマーケット以外では本来不要な物でもあるってことだよね。ベストセラーではコスト低減できるけど、それ以外のほとんどの書籍ではコスト増大してたってことじゃ。
しかも今後はAmazonが取り次ぎも一括してやってくれるわけだし。#Amazonは小売りであり卸売りでもある。必要があれば出版編集もやるだろう。#出版関係者はその辺をわざと勘違いしたまま持論を展開するから、的外れな議論になる。
ライトノベルラブコメ視点からは、『ライトノベルの楽しい書き方』(GA文庫)みたいな作家、編集者、イラストレーター、その関係者の人物関係作品は依然成立するが『三流木萌花は名担当!』(MF文庫J)みたいに作家、編集者、イラストレーター、取り次ぎ大手と新刊書店およびその関係者という登場人物の作品が成立困難になるということで、ちょっと惜しいかも。取り次ぎの女性キャラは資力にモノを言わせてくれる役なのです。// 替わりに登場する電子書籍事業者というのが電子少女というのならそれはそれで興味深いのですがそうでなくても狭いニッチェな絞り込み分野の作品になるから見込みが少ないだろうし。
Amazonは、すべでではないが取次通さず出版社直で取引きしてますよ。で、日本最大の書店なんで、もはや力関係的に取次ぎと同等かヘタすると上回ってるといえるでしょう。とくに大手の出版社はAmazonの扱い額かなり大きいので取次ぎが何を言おうとAmazonは無視できない存在でしょう。
しかも取次から仕入れた本を余所に転売してたりするからなあの会社
出版業界では、取次ぎが一番力を持っているから紙の本の定価以下になることは考えにくいですね。
今売ってる電子書籍、紙の書籍より安いのも多いぞ。特に活字中心の小説やらビジネス書やらは(アダルトを除き)ほとんど電子書籍のほうが安い。
知ったような事書いてるけど実際使ってないだろ。電子書籍の話題になるとこんな奴ばっかり。使ったこともないのに知ったかで書く
>特に活字中心の小説やらビジネス書やらは(アダルトを除き)ほとんど電子書籍のほうが安い。
そこで書き捨てないで、具体的にどこの電子出版でどの書籍が実体本より幾ら安いかわかる資料を出してくれると、知ったかさんにも他の人達にも有りがたいです。
そうですね、eBookJapanさんやRenta!を利用していますが。一巻目だけ無料とか、時間限定でシリーズ無料や半額キャンペーンもありました。廃盤になってて実体本が手に入らない古いコミックなんて当時の値段のママなのでそれも安く感じたりしてます。
使ってるよ、iPod touchとかAndroidスマホでKindleを。洋書のみ購読だけどね。(外国育ちで英語に不自由してません)くだらん端末買う気はないから「国産」電子書籍ビジネス連中の売るものには手を出さないけどね。Nifty-serve時代から光文社のテキスト形式の本とかはよく購入して今でも持っているし。ついでにいうと、出版業界にもそれなりの知識はありますよ。表面的なものじゃなくね。そっちこそ、思い込みの激しい、ただの知ったか君じゃないの?
つまり日本の電子書籍の現状は知らないということですね。
別にくだらん端末買わなくても、PCかiOSかandroidあれば代表的な「国産」電子書籍ビジネスの書店で購入閲覧できますよ。
#対応端末の広さでいくとhontoとbookliveかな
Kindleの5cpよりは少ないですが、国内の大手ストアは3cpの複数端末で閲覧可能です。端末入れ替えも自由なので実用上困ることはそうそう無いかと思います。
#Kindleで満足されてるということは、DRMに拒否感は無いのですよね
DRMは気にしないけど「端末に縛られる」か「使い勝手が悪い」には拒絶感はありますね。その辺Kindleは端末5台までだけど自由に入れ替え可能ですしね。(台数制限無くなったって話もあったっけ・・・)どこかで端末は自由だが一々設定しないと駄目とかは使い勝手が悪いほうになるから手を出さなかったなあ。SONYのは覗いてみたけど、全般的に単価高めで専用Readerだそうだから興味なくした。端末自体ページめくる度に反転表示したりしてるし見てて気持ちよいもんじゃない。紀伊国屋はCloud云々言ってるが、よくわからんかった。そもそも、昔電子書店パピレスで見かけたことのありそうな本ばっかりでしたしね。
>端末自体ページめくる度に反転表示したりしてるし見てて気持ちよいもんじゃない。それはKindleもでは?
分かり易い奴だなー
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
価格は… (スコア:2)
日刊スポーツの記事 [nikkansports.com]より。
なんというか、まあ…(´・ω・`)
And now for something completely different...
Re:価格は… (スコア:2)
まあ、書籍として製作されたものに関しては出版社が一定の権利を持つので
権利者と初手から睨み合うのはAmazonとしても避けたほうがいいしょう。
米国でも電子書籍の極端な値引きに出版社がAmazonに抗議してドタバタした
ことがあった。
電子データに関しては定価維持制度が適用されないことから、長い目で見れば
参入する会社が増えれば自ずと価格を市場が決めるようになるんでは。
それだけでも出版界としてはどでかい変革ですよ。
Re:価格は… (スコア:2)
Re:価格は… (スコア:1)
出版社がいくらにすればAmazonが買ってくれるのか交渉してるだけなので、
独禁法のドの字にも引っかからない通常の商取引ですが…。
Re:価格は… (スコア:3)
Re:価格は… (スコア:5, 興味深い)
アマゾンの販売契約にはいくつか種類があって、
出版社が価格決定権を握る場合は、簡単に言うと
「アマゾンのショッピングモールに直営店を出店する」
という契約形態になります。アマゾンは所場代を徴収。
消費者からの表側の見かけは同一のkindle storaで買うのですが、
裏側で流れる金の流れ(と契約主体)が違います。
ですので、小売り=出版社自身 になるので独禁法対象外です。
Re:価格は… (スコア:2)
たしかにエージェンシーモデルだと再販じゃないとみなされるかもしれないですよね。
いや実質的に再販だという意見もあるのでよくわかりません:
http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/tokusyu/20100805/201008toku5.html [yomiuri.co.jp]
Re:価格は… (スコア:1)
そもそも独禁法と言うものを誤って解釈してるようですが…。
独禁法とは、市場における独占度の高い企業がその独占度を背景に価格統制を行うことに対する規制法であり、ある一企業が卸値をどうするかとかその先の売値をコントロールしようとするとかは全く関係ありません。
#「希望小売価格」と言う言葉があることを見ても分かるでしょう。
今回は数ある出版社の1つとの交渉における価格調整なので、少なくとも独禁法には抵触しません。
Re: (スコア:0)
あんたが誤って解釈してるんだが。。
それは独禁法の1部であって全部ではない。
日本の独禁法の正式名称は
「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」
再販売価格拘束は「公正取引の確保に抵触する(不公正な取引方法)」
って範疇で、日本の独禁法に抵触する行為だよ。
ただ今回の件については#2037727 [srad.jp]って話で大丈夫らしいが。
取次ぎが一番力を持つ (スコア:0)
出版業界では、取次ぎが一番力を持っているから紙の本の定価以下になることは
考えにくいですね。電子書籍って結局は中抜きなので、取次ぎの経営危機ですからね。
まあ、取次ぎとAmazonの力関係が変化すれば別ですが、あまり期待はできないでしょう。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:5, 興味深い)
取次に以前勤めていた私からすると、取次ぎが一番力を持ってるなんて幻想なんじゃないかと思うことも。
中小の書店やそこで働く書店員からみれば横暴に見えるでしょうけど(いや、特に配本システムなんかは実際横暴だと思うけど)、卸売業者に過ぎない出版取次なんて「大書店」と「(優良な)版元」の奴隷ですよ。
大書店から「あの本持って来い」といわれたら営業は最優先で物流拠点に本を取りに行くのが仕事です。
二大取次の株主上位はほとんど出版社です。Wikipediaにも載ってます。
取次ぎとAmazonの力関係?大書店でお得意様なんだから一番綺麗な本を「必要とされるだけ」送りますよ。
ネットで本を買う人は表紙の状態とかにうるさいからね。客注扱いで優先して在庫確保ですよ。
とかいうとどこの人だったか分かっちゃいますかね。
あ、卸売り業者っていっても出版取次には特殊なところも確かにあって、それはだいたい「委託販売」と「再販価格」によるんですけど、そのあたりについては公取がまとめた資料 [jftc.go.jp]にいろいろ書いてありますね。
取次って卸売り業者というか、物流業って感じがするんですけどね。仕入れた本は出版社から委託されたもので、返品ができるから自分が仕入れた商品(在庫)という意識が無い。預かったものを書店に送るお仕事。
ただ単にモノを流すだけというわけじゃなくて、委託と再販のせいで妙に強力な金融機能も持っちゃってますけど。あ、この辺が一番力を持ってるって思われるゆえんなのかしらね。実際はその金融機能(の裏にある委託と再販)のおかげで随分出版社も書店も甘やかされてると思うんだけど。
委託と再販で甘やかさないと売れない本なんて流通しないし、売れる本しか流通しない世界は文化的に貧しくなっていくとは思う。でも掛で買ってもらえるからって資金繰りのために売れない新刊を次から次へと出して返本の山を築き上げる出版社は世界を豊かにしていると言えるんだろうか。売れない本を配本される中小書店の身にもなってみろと。まぁ、売れなきゃ書店は返品するだけなんですけど。書店にも在庫リスクがほとんど無い。なんか特殊な商売なんですよね。出版界。
返品されて売れ残った本は巨大な機械でバリバリ裁断されるんですよ。誰に読まれることも無く。なんていうか、紙がもったいない。古紙として利用はするけども、なんかね。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
そこで電子書籍の出番ですね。
売れない本でもそれなりの価格で読みたい人は読めるようになるし、返品も無くなるし資源の浪費も減るでしょうから良いことずくめに見えてしまう。
もちろん紙の方が読みやすいし蔵書というのもあるので、無くなると困るけどきっとそのうち実体本は価格が高騰していきそう。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
>そこで電子書籍の出番ですね。
>売れない本でもそれなりの価格で読みたい人は読めるようになるし、返品も無くなるし資源の浪費も減るでしょうから良いことずくめに見えてしまう。
そこには大きな問題があって、前提となる出版数よる出版コストの低減が考慮できなくなるのが、実はコスト増加要因です。
基本的に取次ってマス・マーケットの為のコスト低減システムです。ですので、外すという事は値段が上がるという事。
自費出版本や同人誌の価格を知っているなら、それは理解できる事でしょうし、ちょっと前からは再販に乗らない本も有りますが、やっぱり高額です。
そして、実費分を差し引くと、出版・印刷・取次の上がりは30%もない。
つまり、AppleやAmazonが今の利益を確保しようとすれば、ほとんどコストダウンは見込めないって事です。
取次なんて全然怖くないですよ。自分の金で出版社を経営していれば。
いや、それが出来なくなっても赤字の出版社に運転資金を先払いしてくれる銀行なんて無いのだから、ありがたいことはあっても別に怖い物でも無い。
取次を通すと再販制度なんかも問題になるから価格の制限は出てくるが、それだってAppleを経由するほど縛りがキツい訳じゃない。
在庫管理から受注発送までしてくれる割にはむちゃくちゃ安価なサービス料とも言える。
出版社がコストダウンに雑誌をWeb化しても文句の一つも言わない。
一体全体、どこから取次が怖いって話が出ているのかちょっと不思議。
この頃思うのは日本の電子書籍の一番の壁は、実は無理筋の理想を抱くユーザーではないかと。
コスト高になる方法を示し「こうすれば安くなる」と言う人があまりに多い。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
>基本的に取次ってマス・マーケットの為のコスト低減システムです。ですので、外すという事は値段が上がるという事。
そうなんですか、それは全然知らなかったしこれだけの文章だと、その辺はほんとド素人なんでよく分からないです。
私が抱いていたイメージだとこんな感じで、それぞれのところで必要な分経費がかさんで行ってると思ってます。
--
・著作者:書く、作る
・出版社:編集(チェック)、レイアウト構成、装丁依頼
・印刷屋:印刷、製本、装丁
・取次:配本(?)、保管(?)
・運送業:運送
・書店:陳列、販売
--
これが↓なったと思うのはたぶん乱暴すぎる・・・ (誰か補間してくれるとうれしい)
--
・著作者:書く、作る
・編集者:編集(チェック)
・Amazon:データ整形(?)、配信
--
#書籍が電子化されると中抜きが大幅に減って消費資源削減とかでコスト下がるという幻想はずっと抱いてます。
Re: (スコア:0)
>基本的に取次ってマス・マーケットの為のコスト低減システムです。ですので、外すという事は値段が上がるという事。
とするとマスマーケット以外では本来不要な物でもあるってことだよね。
ベストセラーではコスト低減できるけど、それ以外のほとんどの書籍ではコスト増大してたってことじゃ。
しかも今後はAmazonが取り次ぎも一括してやってくれるわけだし。
#Amazonは小売りであり卸売りでもある。必要があれば出版編集もやるだろう。
#出版関係者はその辺をわざと勘違いしたまま持論を展開するから、的外れな議論になる。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
ライトノベルラブコメ視点からは、
『ライトノベルの楽しい書き方』(GA文庫)みたいな作家、編集者、イラストレーター、その関係者の人物関係作品は依然成立するが
『三流木萌花は名担当!』(MF文庫J)みたいに作家、編集者、イラストレーター、取り次ぎ大手と新刊書店およびその関係者という登場人物の作品が成立困難になるということで、ちょっと惜しいかも。取り次ぎの女性キャラは資力にモノを言わせてくれる役なのです。
// 替わりに登場する電子書籍事業者というのが電子少女というのならそれはそれで興味深いのですがそうでなくても狭いニッチェな絞り込み分野の作品になるから見込みが少ないだろうし。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:2)
Amazonは、すべでではないが取次通さず出版社直で取引きしてますよ。
で、日本最大の書店なんで、もはや力関係的に取次ぎと同等か
ヘタすると上回ってるといえるでしょう。
とくに大手の出版社はAmazonの扱い額かなり大きいので取次ぎが
何を言おうとAmazonは無視できない存在でしょう。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
しかも取次から仕入れた本を余所に転売してたりするからなあの会社
Re: (スコア:0)
出版業界では、取次ぎが一番力を持っているから紙の本の定価以下になることは考えにくいですね。
今売ってる電子書籍、紙の書籍より安いのも多いぞ。
特に活字中心の小説やらビジネス書やらは(アダルトを除き)ほとんど電子書籍のほうが安い。
知ったような事書いてるけど実際使ってないだろ。
電子書籍の話題になるとこんな奴ばっかり。使ったこともないのに知ったかで書く
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
>特に活字中心の小説やらビジネス書やらは(アダルトを除き)ほとんど電子書籍のほうが安い。
そこで書き捨てないで、具体的にどこの電子出版でどの書籍が実体本より幾ら安いかわかる資料を出してくれると、知ったかさんにも他の人達にも有りがたいです。
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
Re:取次ぎが一番力を持つ (スコア:1)
そうですね、eBookJapanさんやRenta!を利用していますが。
一巻目だけ無料とか、時間限定でシリーズ無料や半額キャンペーンもありました。
廃盤になってて実体本が手に入らない古いコミックなんて当時の値段のママなのでそれも安く感じたりしてます。
Re: (スコア:0)
使ってるよ、iPod touchとかAndroidスマホでKindleを。洋書のみ購読だけどね。(外国育ちで英語に不自由してません)
くだらん端末買う気はないから「国産」電子書籍ビジネス連中の売るものには手を出さないけどね。
Nifty-serve時代から光文社のテキスト形式の本とかはよく購入して今でも持っているし。
ついでにいうと、出版業界にもそれなりの知識はありますよ。表面的なものじゃなくね。
そっちこそ、思い込みの激しい、ただの知ったか君じゃないの?
Re: (スコア:0)
つまり日本の電子書籍の現状は知らないということですね。
別にくだらん端末買わなくても、PCかiOSかandroidあれば
代表的な「国産」電子書籍ビジネスの書店で購入閲覧できますよ。
#対応端末の広さでいくとhontoとbookliveかな
Kindleの5cpよりは少ないですが、国内の大手ストアは
3cpの複数端末で閲覧可能です。端末入れ替えも自由なので
実用上困ることはそうそう無いかと思います。
#Kindleで満足されてるということは、DRMに拒否感は無いのですよね
Re: (スコア:0)
DRMは気にしないけど「端末に縛られる」か「使い勝手が悪い」には拒絶感はありますね。
その辺Kindleは端末5台までだけど自由に入れ替え可能ですしね。(台数制限無くなったって話もあったっけ・・・)
どこかで端末は自由だが一々設定しないと駄目とかは使い勝手が悪いほうになるから
手を出さなかったなあ。
SONYのは覗いてみたけど、全般的に単価高めで専用Readerだそうだから興味なくした。
端末自体ページめくる度に反転表示したりしてるし見てて気持ちよいもんじゃない。
紀伊国屋はCloud云々言ってるが、よくわからんかった。
そもそも、昔電子書店パピレスで見かけたことのありそうな本ばっかりでしたしね。
Re: (スコア:0)
>端末自体ページめくる度に反転表示したりしてるし見てて気持ちよいもんじゃない。
それはKindleもでは?
Re: (スコア:0)
特に電子書籍に造詣が深いと自認されるような方はKindleくらい手に入れておいた方がいいですよ。1万円ちょっとで買えるんですから。
Re: (スコア:0)
分かり易い奴だなー