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「決められた基準」を超えて、「企業の社会的責任」「企業倫理」を追求しつづけた平井氏の姿勢
リスクを評価した結果安全側に倒した方が得になるって判断したんでしょ。その判断は素晴らしいと思うが倫理とか社会的責任の問題じゃないよ。
明確に美談だよ。恐らく平井氏が出した決断は、彼が生きている間はずっと「無駄で無能の証」として扱われていたと思う。自分が生きている間に評価される事が無かったとしても、自分の足で調査し、自分の判断を信じて、他人の為に実施できる。今回、偶然その対策が生きる災害が発生したので脚光を浴びたから、偶然見直されただけ。他人の為になる事を信念としてもっている人は、それだけで偉人だと思う。
普代村の堤防も、今回の災害がなければ、「常に視界に入って息苦しい」「税金の無駄遣い」と言われ続けたでしょうね。村長は「昭和三陸地震津波」の実体験や、多数残る記録に則って反対を押し切り15mの防潮堤を作った。これを無駄と言うなら、津波の被害が及ばない高台にのみ住むべきだし、海辺に住むなら過去の教訓に習うべき。村長の英断が美談なのではなく、過去の教訓に習わない民衆が衆愚なのだけれど、美談にしちゃうんだよなぁ・・・
強権・衆愚の中で心折らずに貫くことこそが偉業。正解を見つけ出すことなぞは、その入り口に過ぎない。
これを、偉業、美談とするということは、基本的にはリスクを選択するのが普通ということで。なら、今回の災害被害は、起こるべくして起こった当然の帰結って事になります。
でも、世間の評価は違うでしょ?「もっとリスクマネジメントできたはずだ」と、部外者が無責任に言っている。おかしくありません?こういった話が、「偉業」で「美談」なのにも拘らず、です。
「しっかり考えれば当然」であることすらやらずにサボりたがるのが人間ですから。そんな中で流されずにまともな行動することは「偉業」ですし「美談」でしょう。
たとえば道路交通法なんて、いったい何%のドライバーが守っていることか。制限速度、一時停止、追い越し禁止、はみ出し禁止……どれも滅多に守られていない。
得になったというのは結果論ですね。
発電所は国の基準を満たし、保安院の検査をパスすれば稼働できるので、それを超える設備を要求し通すというのは個人の努力によるところが大きいと思いますね。数百年に1度の大災害というような長期的スパンで物事を考え判断する個人や企業は滅多にいません。
ただ、
>「企業の社会的責任」「企業倫理」を追求しつづけた平井氏の姿勢
という個人の美談に頼るシステム、企業の社会的責任、企業倫理といった曖昧な概念に頼るシステムは危険でしょうね。私企業というのは与えられたルールの中で利益を最大化するように行動する機械で、それに倫理や社会的責任を求めるのは、まあナンセンスだろうなと。
企業倫理や企業の社会的責任というのは美辞麗句のお題目として唱えられてますが企業は自らの利益にプラスになるときのみ企業倫理や企業の社会的責任を果たそうとすると思っておいたほうがいいです。もちろん、倫理や社会的責任を重く見る経営者もいるでしょうが、個人の資質に期待するのは、とくに公益を担い、原発のような危険を伴う設備の運転を担っている電力会社のような企業にそれを期待するのは、危険ということです。
なので、法律や規制といった形で
>結果安全側に倒した方が得になる
ように持っていくしかないでしょう。今回のことを教訓にそういうシステムを作り上げないとまた同じことが繰り返されると思いますね。
>発電所は国の基準を満たし、保安院の検査をパスすれば稼働できるので、
原発関連で特に問題になるのは、その国の基準自体を検査受ける側がお手盛りで都合のいい様にしてしまうところですね。3.11以前もそうでしたが、3.11後も大飯原発の活断層の扱いに代表されるストレステストの内容等、この点は温存されたままのように感じられます。さらにそのお手盛りの基準さえ、大飯原発で揺れの耐性が400ガルと公表されていたのが、ひっそりと消され、再掲載された時には説明なしに600ガルに数値が差し替えられてたりするように、危ないとなれば数値の方を変えたり…。
> 私企業というのは与えられたルールの中で利益を最大化するように行動する機械で、> それに倫理や社会的責任を求めるのは、まあナンセンスだろうなと。
三方よしって知ってる?
平たく言うと「損して元取れ」ですか。その背後にあるのは、まさに
>企業は自らの利益にプラスになるときのみ企業倫理や企業の社会的責任を果たそうとする
ですよ。顧客の利益と自らの利益(将来の利益を含む)が一致しているときに限り「三方良し」のような倫理が機能するということでもあるんですよね。
それが蔑ろにされている世の中じゃぁ(法や規制で縛るって事になっても)仕方ないよね、っていう意見でしょ。世の中には(しかもグローバル化で果てしなく広くなっちゃった世界には)、色々な人や考え方があるって事ですよ。かつての近江商人の心意気が素晴らしいものであったという事は事実ですし認めもしますが(いや寧ろ個人的には大好きな考え方ですが)、今の世の中は、それをコストとして商品価格に乗せることが常識という世界ではないようですから。悲しいことですよね。
近江商人が活躍した時代でも、利害関係は一筋縄ではいかないものだったと思います。それをひっくるめて「世間よし」に込めた見識はなかなかだと思いますし、実際、周囲を蔑ろにする商人も少なくなかったでしょうから、理念として今まで伝わっているのだと思います。
AIJなどを見るにつけても、法律や規制で縛るというにも限界があるでしょう。システムとして完全なものは望むべくもなし、やはり規制と啓蒙の双方にバランスよく頼る社会を目指すべきだと思います。その意味で、安易に規制に頼ろうとする考えにも危惧をもちますね。
#212949 [security.srad.jp]のACです。
システムとして完全なものは望むべくもなし、やはり規制と啓蒙の双方に
嫌みでも何でもなく、それが理想ですよね。全くもって同感です。
ホントなら、法律やら規制やらがなくてもスムーズに廻ってくれれば何にも言うことなし、なんですけど。でも、人間って生き物は、そういうレベルには行き着いていないし、おそらく本質的にそういう生き物ではないのでしょう。だからこそ理念を掲げたり啓蒙したり、それでも間に合わなくて法律を作って執行し、規制を作って制限を掛けざるをえない。
# これを、様々な考えがある中で利害や感情の対立を解消する「立派な知
>個人の美談に頼るシステム、
プロジェクトX等の比較的良心的だとされるドキュメンタリーでも頻出してげんなりです。
無理やりそういう話にしているのか、本当にそうなのかは知りませんが。開発のゴーサインが出ずに、勝手にクビを覚悟で研究開発していた…みたいな話は、むしろ、その会社に対する悪印象しか残りません。
「そんな事もあろうかと…」というのはカッコイイけどシステムとしてはダメですよね。
> 「そんな事もあろうかと…」というのはカッコイイけどシステムとしてはダメですよね。全く持って同意。会社の先輩がそうやってコツコツ準備していたものを全否定され、自分も協力してコツコツやっていましたが全部投げ出しました。
多くの反対意見を向こうに回して「14.8 メートル」を実現させたんだから、「得になる」なんてソントク勘定だけじゃないでしょ
多くの反対意見は「13メートルでも十分損しない事が予想される」という(結果的には甘かった)リスク評価をしただけだと思うけど?まさか反対意見の人達は人格的に劣っていたから反対していたとでも言うつもり?
幸いなことに反対意見の人に人格的に問題が無かったから最終的に平井氏の意見が通ったんだろう一方、同じ過去の津波情報を持ちながら無視して想定外ということにした東京電力には人格的に問題のある人しか居なかったのだろう
女川の方が福一より13年も新しい設備だってことを忘れないよーに。
最初から、岩盤削ってまで海抜が低めに立ててるのはヤベーと思ってたもののターンキー方式だから口出し出来なかったとNHKの番組で元東電の重役が告白しています。岩盤を削ってまで低く立てたのは、主にGEのポンプの汲み上げ性能の問題と言われています。あとはアメリカの設計そのままだからハリケーン対策しか考えてなかったという話も。古いとか新しいとかは関係ないですね。
ETV特集 原発事故への道程(前編)「置き去りにされた慎重論」ETV特集 原発事故への道程(後編)「そして安全神話は生まれた」
原発のポンプの設計変更できなくとも海抜高めのところに作って、ため池と2番目のポンプを岩盤削ったところに作ればよかったんだから、結局コスト優先にしただけで、口出しできなかったは言い訳にすぎない。
うん、言いたいことわかるよ
だから凄いんだよね前例に流されない所が
逆に言えば、福一の弱点はその頃から判っていたってこと。
人格的に優れた人しか適切なリスク評価と判断ができないってんなら福島はどこでも何度でも繰り返されるだろうね。
いや、「そもそもあり得るか分からない」災害に備えているのならば、ただのリスク勘定だろう。
ただ、当時の判断では、「いつか起こるだろう」が、損失と、一定期間内での発生確率、責任を取る世代と機関、それをコストと照らし合わせた結果の判断なんだから、まさに企業倫理の範疇でしょう。
それなりの確率で発生する大規模災害に対して、どの程度のコストをかけて予防できるかという事だから。
社会的責任じゃなけりゃ趣味か?なんでそんなに反発したいのか知らないけど、迷惑かけないようにという責任以外に何かあるのか?
> リスクを評価した結果安全側に倒した方が得になるって判断したんでしょ。
最終ポジションが副社長と言っても、技術系の経歴の人みたいだし、上から与えられたミッションの中で彼が最優先すべきと考えた事柄が「リスク重視」だったのだと思うよ。たぶん、リスクとコストの兼ね合いで云々と言う話ではないと思う。
もしこの人がリスクとコストの兼ね合いを考える経営志向の人なら、電力会社は(国策上)無責任なやり方を許されていたのだから、もっと「リスク軽視」の判断をして、副社長ではなく社長にまで上り詰めていたかもね。
> その判断は素晴らしいと思うが倫理とか社会的責任の
逆の判断をしたのが東電の経営者ですからね。福島第一では30mの土地の掘り下げを20mとの提案を、それでは冷却水ポンプの電力が余計にかかる、電力会社は電気を売るところであって使うところじゃ無い! と10mまで下げさせたのが当時の東電の経営者ですから。
ただ東北電力のこの話、なんとなく東通を稼働させるがための地ならしっぽい気がしなくもない。東通は設備自体は新しいけど、基本設計はやっぱり古いままだし、なにより敷地内に活断層が見つかってるのに電力会社は「これは活断層じゃ無いから大丈夫」って……平井弥之助氏の女川での判断が良かったことと、それがすなわち現東北電力の他の判断も荘かという話は同じとは限らないですね。
あれはあれ、これはこれ、みたいな。
嫌みでも皮肉でもなく、東電の勝俣会長や現社長を見ていると「あぁこの人たち、福島第一の事故さえなけりゃ名経営者で名前残したんだろうな」と思うよ。ありゃ食えん。あれを相手にしてる経産省は御苦労さんだと思うわ。
企業の中で収益に関係する事柄で周りと反対の意見を簡単に押し通せると思う?
信念というか、起こりうる事態で被害を受けるようなことになるのは、「倫理に反し」「社会的責任を果たせない」から、っと思ったんだろうと思うけどな。その結果、企業のためでもある、位の考えだったんだろう。
平井氏は偉かった、で終わらせるのがアカンと思う。東電のような企業でも氏のような結果を出せるよう、ルールなりシステムなりを考えて改善しないと。そーいう発想が出てこないのがダメ過ぎ。そんなんじゃいつまでたっても個人の能力頼みで、同じ失敗を繰り返し続けるだけだろうに。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:1, 参考になる)
リスクを評価した結果安全側に倒した方が得になるって判断したんでしょ。その判断は素晴らしいと思うが倫理とか社会的責任の問題じゃないよ。
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:5, すばらしい洞察)
明確に美談だよ。
恐らく平井氏が出した決断は、彼が生きている間はずっと「無駄で無能の証」として扱われていたと思う。
自分が生きている間に評価される事が無かったとしても、自分の足で調査し、自分の判断を信じて、他人の為に実施できる。
今回、偶然その対策が生きる災害が発生したので脚光を浴びたから、偶然見直されただけ。
他人の為になる事を信念としてもっている人は、それだけで偉人だと思う。
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:1)
普代村の堤防も、今回の災害がなければ、「常に視界に入って息苦しい」「税金の無駄遣い」と言われ続けたでしょうね。
村長は「昭和三陸地震津波」の実体験や、多数残る記録に則って反対を押し切り15mの防潮堤を作った。
これを無駄と言うなら、津波の被害が及ばない高台にのみ住むべきだし、海辺に住むなら過去の教訓に習うべき。
村長の英断が美談なのではなく、過去の教訓に習わない民衆が衆愚なのだけれど、美談にしちゃうんだよなぁ・・・
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:2)
強権・衆愚の中で心折らずに貫くことこそが偉業。
正解を見つけ出すことなぞは、その入り口に過ぎない。
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:1)
これを、偉業、美談とするということは、基本的にはリスクを選択するのが普通ということで。
なら、今回の災害被害は、起こるべくして起こった当然の帰結って事になります。
でも、世間の評価は違うでしょ?
「もっとリスクマネジメントできたはずだ」と、部外者が無責任に言っている。
おかしくありません?
こういった話が、「偉業」で「美談」なのにも拘らず、です。
Re: (スコア:0)
「しっかり考えれば当然」であることすらやらずにサボりたがるのが人間ですから。
そんな中で流されずにまともな行動することは「偉業」ですし「美談」でしょう。
たとえば道路交通法なんて、いったい何%のドライバーが守っていることか。
制限速度、一時停止、追い越し禁止、はみ出し禁止……どれも滅多に守られていない。
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:5, すばらしい洞察)
得になったというのは結果論ですね。
発電所は国の基準を満たし、保安院の検査をパスすれば
稼働できるので、それを超える設備を要求し通すというのは個人の努力によるところが
大きいと思いますね。数百年に1度の大災害というような長期的スパンで物事を考え
判断する個人や企業は滅多にいません。
ただ、
>「企業の社会的責任」「企業倫理」を追求しつづけた平井氏の姿勢
という個人の美談に頼るシステム、企業の社会的責任、企業倫理といった曖昧な
概念に頼るシステムは危険でしょうね。
私企業というのは与えられたルールの中で利益を最大化するように行動する機械で、
それに倫理や社会的責任を求めるのは、まあナンセンスだろうなと。
企業倫理や企業の社会的責任というのは美辞麗句のお題目として唱えられてますが
企業は自らの利益にプラスになるときのみ企業倫理や企業の社会的責任を果たそうとする
と思っておいたほうがいいです。
もちろん、倫理や社会的責任を重く見る経営者もいるでしょうが、個人の資質に期待するのは、
とくに公益を担い、原発のような危険を伴う設備の運転を担っている電力会社のような企業に
それを期待するのは、危険ということです。
なので、法律や規制といった形で
>結果安全側に倒した方が得になる
ように持っていくしかないでしょう。今回のことを教訓にそういうシステムを作り上げないと
また同じことが繰り返されると思いますね。
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:1)
>発電所は国の基準を満たし、保安院の検査をパスすれば稼働できるので、
原発関連で特に問題になるのは、その国の基準自体を検査受ける側がお手盛りで都合のいい様にしてしまうところですね。
3.11以前もそうでしたが、3.11後も大飯原発の活断層の扱いに代表されるストレステストの内容等、この点は温存されたままのように感じられます。
さらにそのお手盛りの基準さえ、大飯原発で揺れの耐性が400ガルと公表されていたのが、ひっそりと消され、再掲載された時には説明なしに600ガルに数値が差し替えられてたりするように、危ないとなれば数値の方を変えたり…。
Re: (スコア:0)
> 私企業というのは与えられたルールの中で利益を最大化するように行動する機械で、
> それに倫理や社会的責任を求めるのは、まあナンセンスだろうなと。
三方よしって知ってる?
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:2)
平たく言うと「損して元取れ」ですか。その背後にあるのは、まさに
>企業は自らの利益にプラスになるときのみ企業倫理や企業の社会的責任を果たそうとする
ですよ。顧客の利益と自らの利益(将来の利益を含む)が一致しているときに限り
「三方良し」のような倫理が機能するということでもあるんですよね。
Re: (スコア:0)
それが蔑ろにされている世の中じゃぁ(法や規制で縛るって事になっても)仕方ないよね、っていう意見でしょ。
世の中には(しかもグローバル化で果てしなく広くなっちゃった世界には)、色々な人や考え方があるって事ですよ。
かつての近江商人の心意気が素晴らしいものであったという事は事実ですし認めもしますが(いや寧ろ個人的には大好きな考え方ですが)、今の世の中は、それをコストとして商品価格に乗せることが常識という世界ではないようですから。悲しいことですよね。
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:1)
近江商人が活躍した時代でも、利害関係は一筋縄ではいかないものだったと思います。
それをひっくるめて「世間よし」に込めた見識はなかなかだと思いますし、
実際、周囲を蔑ろにする商人も少なくなかったでしょうから、理念として
今まで伝わっているのだと思います。
AIJなどを見るにつけても、法律や規制で縛るというにも限界があるでしょう。
システムとして完全なものは望むべくもなし、やはり規制と啓蒙の双方に
バランスよく頼る社会を目指すべきだと思います。その意味で、安易に規制に頼ろうとする
考えにも危惧をもちますね。
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても(オフトピごめん) (スコア:0)
#212949 [security.srad.jp]のACです。
嫌みでも何でもなく、それが理想ですよね。
全くもって同感です。
ホントなら、法律やら規制やらがなくてもスムーズに廻ってくれれば何にも言うことなし、なんですけど。
でも、人間って生き物は、そういうレベルには行き着いていないし、おそらく本質的にそういう生き物ではないのでしょう。
だからこそ理念を掲げたり啓蒙したり、それでも間に合わなくて法律を作って執行し、規制を作って制限を掛けざるをえない。
# これを、様々な考えがある中で利害や感情の対立を解消する「立派な知
Re: (スコア:0)
>個人の美談に頼るシステム、
プロジェクトX等の比較的良心的だとされるドキュメンタリーでも頻出してげんなりです。
無理やりそういう話にしているのか、本当にそうなのかは知りませんが。開発のゴー
サインが出ずに、勝手にクビを覚悟で研究開発していた…みたいな話は、むしろ、
その会社に対する悪印象しか残りません。
「そんな事もあろうかと…」というのはカッコイイけどシステムとしてはダメですよね。
Re: (スコア:0)
> 「そんな事もあろうかと…」というのはカッコイイけどシステムとしてはダメですよね。
全く持って同意。
会社の先輩がそうやってコツコツ準備していたものを全否定され、自分も協力してコツコツやっていましたが
全部投げ出しました。
Re: (スコア:0)
多くの反対意見を向こうに回して「14.8 メートル」を実現させたんだから、「得になる」なんてソントク勘定だけじゃないでしょ
Re: (スコア:0)
多くの反対意見は「13メートルでも十分損しない事が予想される」という(結果的には甘かった)リスク評価をしただけだと思うけど?
まさか反対意見の人達は人格的に劣っていたから反対していたとでも言うつもり?
Re:無理やり美談に仕立て上げなくても (スコア:1)
幸いなことに反対意見の人に人格的に問題が無かったから最終的に平井氏の意見が通ったんだろう
一方、同じ過去の津波情報を持ちながら無視して想定外ということにした東京電力には人格的に問題のある人しか居なかったのだろう
Re: (スコア:0)
女川の方が福一より13年も新しい設備だってことを忘れないよーに。
設備年度は関係ないですね (スコア:2, 興味深い)
最初から、岩盤削ってまで海抜が低めに立ててるのはヤベーと思ってたもののターンキー方式
だから口出し出来なかったとNHKの番組で元東電の重役が告白しています。
岩盤を削ってまで低く立てたのは、主にGEのポンプの汲み上げ性能の問題と言われています。
あとはアメリカの設計そのままだからハリケーン対策しか考えてなかったという話も。
古いとか新しいとかは関係ないですね。
ETV特集 原発事故への道程(前編)「置き去りにされた慎重論」
ETV特集 原発事故への道程(後編)「そして安全神話は生まれた」
Re: (スコア:0)
原発のポンプの設計変更できなくとも海抜高めのところに作って、ため池と2番目のポンプを岩盤削ったところに作ればよかったんだから、結局コスト優先にしただけで、口出しできなかったは言い訳にすぎない。
Re: (スコア:0)
女川の方が福一より13年も新しい設備だってことを忘れないよーに。
うん、言いたいことわかるよ
だから凄いんだよね
前例に流されない所が
Re: (スコア:0)
逆に言えば、福一の弱点はその頃から判っていたってこと。
Re: (スコア:0)
人格的に優れた人しか適切なリスク評価と判断ができないってんなら福島はどこでも何度でも繰り返されるだろうね。
Re: (スコア:0)
いや、「そもそもあり得るか分からない」災害に備えているのならば、ただのリスク勘定だろう。
ただ、当時の判断では、「いつか起こるだろう」が、損失と、一定期間内での発生確率、責任を取る世代と機関、それをコストと照らし合わせた結果の判断なんだから、まさに企業倫理の範疇でしょう。
それなりの確率で発生する大規模災害に対して、どの程度のコストをかけて予防できるかという事だから。
Re: (スコア:0)
社会的責任じゃなけりゃ趣味か?
なんでそんなに反発したいのか知らないけど、迷惑かけないようにという責任以外に何かあるのか?
Re: (スコア:0)
> リスクを評価した結果安全側に倒した方が得になるって判断したんでしょ。
最終ポジションが副社長と言っても、技術系の経歴の人みたいだし、上から与えられたミッションの中で彼が最優先すべきと考えた事柄が「リスク重視」だったのだと思うよ。
たぶん、リスクとコストの兼ね合いで云々と言う話ではないと思う。
もしこの人がリスクとコストの兼ね合いを考える経営志向の人なら、電力会社は(国策上)無責任なやり方を許されていたのだから、もっと「リスク軽視」の判断をして、副社長ではなく社長にまで上り詰めていたかもね。
> その判断は素晴らしいと思うが倫理とか社会的責任の
Re: (スコア:0)
逆の判断をしたのが東電の経営者ですからね。
福島第一では30mの土地の掘り下げを20mとの提案を、それでは冷却水ポンプの電力が
余計にかかる、電力会社は電気を売るところであって使うところじゃ無い! と10mまで
下げさせたのが当時の東電の経営者ですから。
ただ東北電力のこの話、なんとなく東通を稼働させるがための地ならしっぽい気がしなくもない。
東通は設備自体は新しいけど、基本設計はやっぱり古いままだし、なにより敷地内に活断層が
見つかってるのに電力会社は「これは活断層じゃ無いから大丈夫」って……平井弥之助氏の
女川での判断が良かったことと、それがすなわち現東北電力の他の判断も荘かという話は
同じとは限らないですね。
あれはあれ、これはこれ、みたいな。
Re: (スコア:0)
嫌みでも皮肉でもなく、東電の勝俣会長や現社長を見ていると
「あぁこの人たち、福島第一の事故さえなけりゃ名経営者で名前残したんだろうな」
と思うよ。ありゃ食えん。
あれを相手にしてる経産省は御苦労さんだと思うわ。
Re: (スコア:0)
企業の中で収益に関係する事柄で周りと反対の意見を簡単に押し通せると思う?
信念というか、起こりうる事態で被害を受けるようなことになるのは、「倫理に反し」「社会的責任を果たせない」から、
っと思ったんだろうと思うけどな。その結果、企業のためでもある、位の考えだったんだろう。
と言うより (スコア:0)
平井氏は偉かった、で終わらせるのがアカンと思う。
東電のような企業でも氏のような結果を出せるよう、ルールなりシステムなりを考えて改善しないと。
そーいう発想が出てこないのがダメ過ぎ。
そんなんじゃいつまでたっても個人の能力頼みで、同じ失敗を繰り返し続けるだけだろうに。