アカウント名:
パスワード:
ドイツの電力は輸出超過らしいです。国内需要は自国内で足ります。
フランスから輸入してはいるけど、他の周辺国には輸出してます。とくに、フランスからスイスへの送電経路にもなっている例を考えると、フランスの原発からは、そのまま右から左へ流してるだけとも言えます。
福島から茨城経由で東京に送電しているのに、茨城がその電力を輸入している(そして千葉・東京へ輸出しているとは言わず)と言っているようなものですね。
でも、その輸出分の電力が何によるものか?ってのは往々にして語られてるのを見たことはありません。
恐らく、原発と石炭火力でベース電源を担い、太陽光や風力で発生した電力のうち、使い切れない分を輸出しているのではないかと思いますが、どうなんでしょう。
#夜間はベース電源で間に合うから、輸入する量も少ないと。
ドイツの原発の発電比率は14%程度です。
ドイツも日本と同じくらいの原発の比率がありましたが、ドイツは再生可能エネルギーへのシフトをしながら原発を減らしてます。石炭と天然ガスの発電が50%以上あるので、これが主要なエネルギー源ですね。
ドイツが電力を多く輸出しているのはオーストリアとスイスで主に揚水発電用です。チェコとフランスから輸入している量と、だいたい同じくらいの量をオーストリアとスイスに輸出してます。これはチェコ・フランスからオーストリア・スイスへの送電ルートがドイツを通っているということらしいです。
おそらく、フランスの原発の電
欧州の送電網の話は、こちらの経産省の資料が面白いです。 新エネルギー大量導入時の系統安定化に向けた取り組みに関する欧州現地調査概要 [meti.go.jp] スライド27にありますが、ベルギーにとっては、ドイツ北部で風力がフル操業すると溢れた電気が流れ込んできて潮流の向きがぐるんぐるん変わって大迷惑、とか。 この図では、風況が悪い時のドイツ南部はそれなりにフランスの原発を必要としていそうです。
送電線の建設について、住民に反対されてるのは架空送電線で、地中送電はコストが高いので困難ということのようです。(スライド17)
ドイツはEUの方針の下、再生可能エネルギー法(EEG)を制定し、送電系統運用者(Transmission System Operator, TSO)は再生可能エネルギーを全量買取り、買い取った電力をすべての需要家に配分する義務を負う。 これはTSOにとって利益の出ないビジネス(non-profit business)。
(スライド18) という状況下で、じゃあ送電線増強や電力貯蔵設備建設のお金は誰が出すの、とかなかなかスムーズには回っていないようですね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
たった4%… (スコア:0)
しかもフランスの原発から電気買ってるし
新エネルギーで原発置き換えとかギャグじゃん
Re: (スコア:0)
ドイツの電力は輸出超過らしいです。
国内需要は自国内で足ります。
フランスから輸入してはいるけど、他の周辺国には輸出してます。
とくに、フランスからスイスへの送電経路にもなっている例を考えると、フランスの原発からは、そのまま右から左へ流してるだけとも言えます。
福島から茨城経由で東京に送電しているのに、茨城がその電力を輸入している(そして千葉・東京へ輸出しているとは言わず)と言っているようなものですね。
Re:たった4%… (スコア:1)
でも、その輸出分の電力が何によるものか?
ってのは往々にして語られてるのを見たことはありません。
恐らく、原発と石炭火力でベース電源を担い、
太陽光や風力で発生した電力のうち、使い切れない分を輸出しているのではないかと思いますが、どうなんでしょう。
#夜間はベース電源で間に合うから、輸入する量も少ないと。
Re: (スコア:0)
ドイツの原発の発電比率は14%程度です。
ドイツも日本と同じくらいの原発の比率がありましたが、ドイツは再生可能エネルギーへのシフトをしながら原発を減らしてます。
石炭と天然ガスの発電が50%以上あるので、これが主要なエネルギー源ですね。
ドイツが電力を多く輸出しているのはオーストリアとスイスで主に揚水発電用です。
チェコとフランスから輸入している量と、だいたい同じくらいの量をオーストリアとスイスに輸出してます。
これはチェコ・フランスからオーストリア・スイスへの送電ルートがドイツを通っているということらしいです。
おそらく、フランスの原発の電
Re:たった4%… (スコア:1)
欧州の送電網の話は、こちらの経産省の資料が面白いです。
新エネルギー大量導入時の系統安定化に向けた取り組みに関する欧州現地調査概要 [meti.go.jp]
スライド27にありますが、ベルギーにとっては、ドイツ北部で風力がフル操業すると溢れた電気が流れ込んできて潮流の向きがぐるんぐるん変わって大迷惑、とか。
この図では、風況が悪い時のドイツ南部はそれなりにフランスの原発を必要としていそうです。
送電線の建設について、住民に反対されてるのは架空送電線で、地中送電はコストが高いので困難ということのようです。(スライド17)
(スライド18)
という状況下で、じゃあ送電線増強や電力貯蔵設備建設のお金は誰が出すの、とかなかなかスムーズには回っていないようですね。