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とはいえ、安く出来ますと言っているところがあるのにもっと高いところに発注したら、あとからなんで安いところに発注しないんだって言われた時に妥当性の説明は結構大変だよね。
これ。
仮に発注側がシステム詳しくても、事情や仕組みの分からない門外漢の内部監査をクリアするのは無理だと思う。東大分子細胞生物学研究所の調査結果じゃないけど、会計検査院への明快な回答を過度に重視し、「そのためのストーリーに合った入札結果を求める姿勢」ってのをひしひしと感じる。会計検査院は案外その道に詳しい人がきてくれることも多いので、話せば分かってくれる可能性がなくはないのだが…。
「落札価格が一円でも安い方と契約します」ってのが透明で公正な役所のあり方になってるなあ。ある時専門用語も業界の慣行も知らない素人が落札しちゃって、案の定トラブルが続出した。次から「仕様書は平易な言葉で書くこととし、業界でしか伝わらないような専門用語は使うな」という規定ができた。ちょっと泣いた。
>「仕様書は平易な言葉で書くこととし、業界でしか伝わらないような専門用語は使うな」同情するけど、しかし、これも必要なことではあると思うんだよね。新規業者の参入を促すためにね。
過剰な業界慣習は、新規業者に対する参入障壁となって業界の新陳代謝を阻害、硬直化を招き、最終的には業界全体を衰退させる原因となる。法人だって歳を取る。創業から長くなると、社内外の無意味な慣習が常態化し、ピーターの法則により、無能者で会社全体が埋め尽くされる。その結果生じる、生産効率や資源の利用効率の悪化は、企業内にとどまらず、社会全体に悪影響をもたらす。中小
>>「仕様書は平易な言葉で書くこととし、業界でしか伝わらないような専門用語は使うな」>同情するけど、しかし、これも必要なことではあると思うんだよね。新規業者の参入を促すためにね。
そうかなあ。こういうのって結局は「平易な単語の組み合わせで書かれた暗号(分かったような気になるだけの文章)」を乱造することになると思う。
だって専門用語って膨大な背景を省略して凝縮するためのものでしょ。それをいちいち平易な言葉の組み合わせで説明してたらものすごい文章量や参考文献数になるよ。そんなのいちいち書けないし、読む気もしない。最初は各社がバラバラに言い換えを行うだろうけど、たいていは受けがよくないだろう。それでもそのうち業界内で「受けのいいコンパクトな説明」が知れ渡って収束していくだろう。でもそれって結局新たに言い換えた専門用語の劣化版を作り直すのと同じだと思うんだよね。
まあ程度の問題でもあるし、専門用語自体が分かったふりをするために使われることもあるだろうけど…
略語だったり普段使わない言葉で構成されてて専門用語であることがわかる専門用語はまだましで平易な言葉で書かれた専門用語なんかは本当にわかりにくいよね。法律や法学だと多いけど、有名な刑法の「故意」や「過失」は故意や過失とかなり違った意味が付与されてて知ってる人と知らない人がその言葉を使って話してるとお互い通じてるつもりでディスコミュニケーションを起こしてしまう。訴えの主観的併合なんてこの字面を目にした人が想像するのと全然違う「主観的」の使い方がされてると思う。教科書みたいにこういう専門用語は太文字にするだけで意外とわかりやすくなったりしないかな。
日本語だとまだ小難しい漢語に訳されて日常語とかけ離れる可能性が比較的高いけど、英語だとset(集合)だのmap(写像)だのgroup(群)だのring(環)だのfield(体)だの…。経済学でもgoods(財)とか。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
立場乱用のような (スコア:1)
入札だから仕方ないけど、その安い金額で品質が担保できないと疑う必要もあったんじゃないか
それとも何か別の取引があったのか。
さらに返還とは・・・
弱みでも握られてるんですかね
Re: (スコア:1)
とはいえ、安く出来ますと言っているところがあるのにもっと高いところに発注したら、
あとからなんで安いところに発注しないんだって言われた時に妥当性の説明は結構大変だよね。
Re: (スコア:5, 興味深い)
これ。
仮に発注側がシステム詳しくても、事情や仕組みの分からない門外漢の内部監査をクリアするのは無理だと思う。
東大分子細胞生物学研究所の調査結果じゃないけど、会計検査院への明快な回答を過度に重視し、「そのためのストーリーに合った入札結果を求める姿勢」ってのをひしひしと感じる。
会計検査院は案外その道に詳しい人がきてくれることも多いので、話せば分かってくれる可能性がなくはないのだが…。
「落札価格が一円でも安い方と契約します」ってのが透明で公正な役所のあり方になってるなあ。
ある時専門用語も業界の慣行も知らない素人が落札しちゃって、案の定トラブルが続出した。
次から「仕様書は平易な言葉で書くこととし、業界でしか伝わらないような専門用語は使うな」という規定ができた。
ちょっと泣いた。
Re: (スコア:-1)
>「仕様書は平易な言葉で書くこととし、業界でしか伝わらないような専門用語は使うな」
同情するけど、しかし、これも必要なことではあると思うんだよね。新規業者の参入を促すためにね。
過剰な業界慣習は、新規業者に対する参入障壁となって業界の新陳代謝を阻害、硬直化を招き、最終的には業界全体を衰退させる原因となる。
法人だって歳を取る。創業から長くなると、社内外の無意味な慣習が常態化し、ピーターの法則により、無能者で会社全体が埋め尽くされる。
その結果生じる、生産効率や資源の利用効率の悪化は、企業内にとどまらず、社会全体に悪影響をもたらす。
中小
Re:立場乱用のような (スコア:1)
>>「仕様書は平易な言葉で書くこととし、業界でしか伝わらないような専門用語は使うな」
>同情するけど、しかし、これも必要なことではあると思うんだよね。新規業者の参入を促すためにね。
そうかなあ。
こういうのって結局は「平易な単語の組み合わせで書かれた暗号(分かったような気になるだけの文章)」を乱造することになると思う。
だって専門用語って膨大な背景を省略して凝縮するためのものでしょ。それをいちいち平易な言葉の組み合わせで説明してたらものすごい文章量や参考文献数になるよ。そんなのいちいち書けないし、読む気もしない。最初は各社がバラバラに言い換えを行うだろうけど、たいていは受けがよくないだろう。それでもそのうち業界内で「受けのいいコンパクトな説明」が知れ渡って収束していくだろう。でもそれって結局新たに言い換えた専門用語の劣化版を作り直すのと同じだと思うんだよね。
まあ程度の問題でもあるし、専門用語自体が分かったふりをするために使われることもあるだろうけど…
Re:立場乱用のような (スコア:1)
略語だったり普段使わない言葉で構成されてて
専門用語であることがわかる専門用語はまだましで
平易な言葉で書かれた専門用語なんかは本当にわかりにくいよね。
法律や法学だと多いけど、有名な刑法の「故意」や「過失」は故意や過失とかなり違った意味が付与されてて
知ってる人と知らない人がその言葉を使って話してると
お互い通じてるつもりでディスコミュニケーションを起こしてしまう。
訴えの主観的併合なんてこの字面を目にした人が想像するのと全然違う「主観的」の使い方がされてると思う。
教科書みたいにこういう専門用語は太文字にするだけで意外とわかりやすくなったりしないかな。
Re: (スコア:0)
日本語だとまだ小難しい漢語に訳されて日常語とかけ離れる可能性が比較的高いけど、英語だとset(集合)だのmap(写像)だのgroup(群)だのring(環)だのfield(体)だの…。経済学でもgoods(財)とか。