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家庭用に、昼間に太陽電池で発電したのを夜使う、てぐらいのが安くできたら、テスラを越えられるんじゃない?
これ、発電能力1000kWに対して、フライホイールは100kWhしかないですよ。最大出力の6分だけしか充電できないので、昼充電して夜に使うのは無理でしょう。そういう用途ではなく、数分間以内の出力変動、例えば太陽が雲に隠れるのを補償する用途だそうです。
100kWhに対して300kWの出力、3Cで充放電するのはフライホイールにしては出力密度が小さすぎてメリットがないような。1000kWhのリチウムイオン電池用意して、0.3Cで充放電した方が安くて使い勝手がいいのではないかなぁ。そこは取材時に突っ込んではダメなところなのでしょうが。
2011年の東日本大震災の後、コンピュータセンターの計画停電対策としていろいろ検討した中に、フライホイール型もありました。業者さんを呼んで話しを聞いていたところ、どうも微妙に話しが噛み合いませんでした。
よくよく聞いていくと、こちらはディーゼル発電機とバッテリの代わりを期待していたのに対し、フライホイール型は、ディーゼル発電機が立ち上がり定格発電を開始できるまでの数分間を持ち堪えるための、いわばバッテリ替わりの製品だったということが判明しました。バッテリと比べると、経年劣化が少ないというのがメリットのようです。その代わりというわけではないですが、軸受けは数年に一度定期的に交換が必要だそうです。バッテリの交換に比べると、軸受けの交換は、全体の金額の中に占める割合が小さいので、維持費を安くできるということでした。結局、導入していないのでコスト対効果はわかりません。
その時のホイールの材料は鋼鉄だったかも。質量と強度と価格の関係で材料が決まってくると言ってました。
フライホイールは自己放電(放エネルギー?)が大きいって問題もあります。1時間~長くて数時間ほどで、ほっといてもすべてのエネルギーを放出してしまう。ずっと回転してるのだから当たり前ではありますが。これは1Cでずっと放電し続けているのと同じで、結構なロスになります。UPSの代わりにするなら、そのロス、つまり消費電力増加を許容できるかどうかが問題ですね。
バッテリーに比べてフライホイールは、自己放電が桁違いに大きく、出力密度(単位重量or体積あたりの出力)が桁違いに大きい特徴があります。ですので、一般的には常時高速回転させるのではなく、通常は空っぽにしておいて、必要なときに急激に充電/放電するほうが向いてます。電車の回生電力用とか、風力発電の過負荷対策とかには向いてますが、UPSや今回の太陽光発電のバックアップのような用途には向いてないでしょう。
出力取り出すときや速度を回復させるときは自然減速(摩擦)よりも大きなエネルギーが出入りする筈ですけど。
速度維持で消費されるのは主に摩擦分で、今回のやつは減圧+磁気浮上なのでかなり摩擦が少ないです。太陽光は陰るときに非常に大きく出力が変動するので結構意味があると思いますよ。風力こそ、風車がフライホイールとして機能するのでバッテリー向きの案件でしょう。
かなり少ないといっても、自己放電が数十日~数年のバッテリーに比べて桁違いに多いのは変わらない。それに、バックアップ電源に使うには、常時、摩擦=ロスが一番大きくなる高速に回転する状態で使う必要があって筋が悪い。風力発電とか電車の回生用途は、通常はフライホイールは停止してればいいのでロスがないのです。
誰も太陽光につけたフライホイールで夜間をバックアップすることなんて考えてないよ。太陽光の出力変動の激しさ舐めすぎ。太陽光でホイール回すのは日中。夜は完全停止で、二次バッファとして蓄電した化学電池や揚水から供給。
風力は一番激しい変動成分を風車自体が吸収するから太陽で言う所二次のバッファだけで良い。風力でも二次のバッファの充電入力を超える可能性はあるしその時はフライホイールだけど、日中は常時出力急低下と急回復を繰り返してる太陽電池程の忙しなさは無い。
ていうかニュースリリースの「系統連系試験の概念図」のグラフ見ろ。
# 電車の電力網のフライホイールに「通常」なんてあるんかな。こっちも忙しなさそうだけど。
指摘したことが全く伝わらないようですね。
今回の太陽光発電のバックアップ用途は、発電量が急激に落ちたときにバッテリーorフライホイールから電力供給を行う。通常時バッテリーorフライホイールに電力を蓄えておく必要がある。風力発電や鉄道で使われている用途は、発電量が急激に増したとき、回転速度が大きすぎるときに、バッテリーorフライホイールに充電して回生ブレーキをかける。 通常時バッテリーorフライホイールは空or停止でいい。
変動の大きさとかは関係ないです。そんなの発電の規模や吸収する割合次第で変わる。規模の違いではなく、用途が充電か放電かの違い。これでも分からなければ、もう付ける薬がない。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
もっと小型でいいや (スコア:1)
家庭用に、昼間に太陽電池で発電したのを夜使う、てぐらいのが安くできたら、テスラを越えられるんじゃない?
Re: (スコア:0)
これ、発電能力1000kWに対して、フライホイールは100kWhしかないですよ。
最大出力の6分だけしか充電できないので、昼充電して夜に使うのは無理でしょう。
そういう用途ではなく、数分間以内の出力変動、例えば太陽が雲に隠れるのを補償する用途だそうです。
100kWhに対して300kWの出力、3Cで充放電するのはフライホイールにしては出力密度が小さすぎてメリットがないような。
1000kWhのリチウムイオン電池用意して、0.3Cで充放電した方が安くて使い勝手がいいのではないかなぁ。
そこは取材時に突っ込んではダメなところなのでしょうが。
Re: (スコア:1)
2011年の東日本大震災の後、コンピュータセンターの計画停電対策としていろいろ検討した中に、フライホイール型もありました。
業者さんを呼んで話しを聞いていたところ、どうも微妙に話しが噛み合いませんでした。
よくよく聞いていくと、こちらはディーゼル発電機とバッテリの代わりを期待していたのに対し、フライホイール型は、ディーゼル発電機が立ち上がり定格発電を開始できるまでの数分間を持ち堪えるための、いわばバッテリ替わりの製品だったということが判明しました。
バッテリと比べると、経年劣化が少ないというのがメリットのようです。その代わりというわけではないですが、軸受けは数年に一度定期的に交換が必要だそうです。バッテリの交換に比べると、軸受けの交換は、全体の金額の中に占める割合が小さいので、維持費を安くできるということでした。結局、導入していないのでコスト対効果はわかりません。
その時のホイールの材料は鋼鉄だったかも。質量と強度と価格の関係で材料が決まってくると言ってました。
Re: (スコア:0)
フライホイールは自己放電(放エネルギー?)が大きいって問題もあります。
1時間~長くて数時間ほどで、ほっといてもすべてのエネルギーを放出してしまう。
ずっと回転してるのだから当たり前ではありますが。
これは1Cでずっと放電し続けているのと同じで、結構なロスになります。
UPSの代わりにするなら、そのロス、つまり消費電力増加を許容できるかどうかが問題ですね。
バッテリーに比べてフライホイールは、自己放電が桁違いに大きく、出力密度(単位重量or体積あたりの出力)が桁違いに大きい特徴があります。ですので、一般的には常時高速回転させるのではなく、通常は空っぽにしておいて、必要なときに急激に充電/放電するほうが向いてます。
電車の回生電力用とか、風力発電の過負荷対策とかには向いてますが、UPSや今回の太陽光発電のバックアップのような用途には向いてないでしょう。
Re: (スコア:0)
出力取り出すときや速度を回復させるときは自然減速(摩擦)よりも大きなエネルギーが出入りする筈ですけど。
速度維持で消費されるのは主に摩擦分で、今回のやつは減圧+磁気浮上なのでかなり摩擦が少ないです。
太陽光は陰るときに非常に大きく出力が変動するので結構意味があると思いますよ。
風力こそ、風車がフライホイールとして機能するのでバッテリー向きの案件でしょう。
Re: (スコア:0)
かなり少ないといっても、自己放電が数十日~数年のバッテリーに比べて桁違いに多いのは変わらない。
それに、バックアップ電源に使うには、常時、摩擦=ロスが一番大きくなる高速に回転する状態で使う必要があって筋が悪い。
風力発電とか電車の回生用途は、通常はフライホイールは停止してればいいのでロスがないのです。
Re:もっと小型でいいや (スコア:0)
誰も太陽光につけたフライホイールで夜間をバックアップすることなんて考えてないよ。
太陽光の出力変動の激しさ舐めすぎ。太陽光でホイール回すのは日中。
夜は完全停止で、二次バッファとして蓄電した化学電池や揚水から供給。
風力は一番激しい変動成分を風車自体が吸収するから太陽で言う所二次のバッファだけで良い。
風力でも二次のバッファの充電入力を超える可能性はあるしその時はフライホイールだけど、
日中は常時出力急低下と急回復を繰り返してる太陽電池程の忙しなさは無い。
ていうかニュースリリースの「系統連系試験の概念図」のグラフ見ろ。
# 電車の電力網のフライホイールに「通常」なんてあるんかな。こっちも忙しなさそうだけど。
Re: (スコア:0)
指摘したことが全く伝わらないようですね。
今回の太陽光発電のバックアップ用途は、発電量が急激に落ちたときにバッテリーorフライホイールから電力供給を行う。通常時バッテリーorフライホイールに電力を蓄えておく必要がある。
風力発電や鉄道で使われている用途は、発電量が急激に増したとき、回転速度が大きすぎるときに、バッテリーorフライホイールに充電して回生ブレーキをかける。 通常時バッテリーorフライホイールは空or停止でいい。
変動の大きさとかは関係ないです。そんなの発電の規模や吸収する割合次第で変わる。
規模の違いではなく、用途が充電か放電かの違い。これでも分からなければ、もう付ける薬がない。