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VWのディーゼルシステム供給者はBoschですが、無効化装置が違法となった2007年にVWに違法性を文書で警告したと報道にありました。これだけ聞くと、VWが一方的に悪いような印象がありますが、私はBoschも共犯といってもよいかと思います。
Boschは、テスト用として提供したもので車両に搭載して販売するVWに責任があると主張していますが、単なるソフト屋が「仕様書通りに作って納品しただけです!」というようなものではなく、ハードまで含めたディーゼルシステムサプライヤーのBoschが違法性まで認識しながら生産したの
もしかしたら試験する側とズブズブだったんじゃないすか。予め予定されていた「試験結果」がOKだったら問題ないので安心してたけど、バレちゃった。
昔ケーブルテレビで、車の性能を検証するどこかの国のテレビ番組を見たことがあるけど。排ガスとかまで含めて、しかも毎回違ったレギュレーションで公開比較試験をやれば面白いかも。
先週、この事件のあと、独英仏の3か国が欧州委員会に圧力をかけて、CO2測定のテスト内容を変更し、ディーゼルの二酸化炭素排出量を実際より1割以上少なく見せかけようとしていた、ってニュースがすっぱ抜かれたんだよね。全然話題になってないけど。
http://www.theguardian.com/environment/2015/sep/24/uk-france-and-germa... [theguardian.com]
ヨーロッパは排ガスの窒素酸化物の規制はゆるいけど、温暖化問題には真剣で、フランスの原発やドイツの太陽熱が主流となる中、二酸化炭素の排出元の大部分が自動車からってことになりつつある。ディーゼルはエネルギーあたりの二酸化炭素排出量ではガソリン(点火式)より有利だから、欧州でのクリーンディーゼルの躍進のかげには、温暖化対策っていう意味での環境問題に対する取り組みへ評価という側面がある。EUの枢軸である独仏英が揃って言って来たらそりゃEUは飲まざるを得ないわけで、この試験結果は当然諸国へ売りだす時のセールスポイントになる。普通の国は規制値に違反しない限り輸入車の二酸化炭素排出量なんて気にしないから、この数字は海外の購入者が参照するほぼ唯一の値になるわけだ。なんせEUのお墨付きだから。もちろん、独仏英は排出量の目標があるから、それを達成するのが容易になる。だって、二酸化炭素の排出量を直接計ってるわけじゃないからね。
そういうことを考えると、VWは独英仏とはズブズブ(だって迂回せずにちゃんと税金払ってるから)なわけで、EUそのものともなあなあであることは間違いない。つまり、アメリカの排ガス問題をEUが認識していながら黙っていたのは当然。むしろ、アメリカはドイツに対するスパイ活動で検査が誤魔化されたことを知ったんじゃないかな、ってくらい。
欧州のディーゼルエンジン推進は環境問題ではなく純粋に経済上の問題です。欧州で消費される石油の主力である北海油田の石油は、ガソリン:軽油が1:1程度が効率がいいのですが、以前はガソリンの消費量の方が多かったため、軽油の税金を下げてディーゼル車の普及させていました。なんてことをディーゼル車が増えすぎたので軽油の税金上げて歯止めかけようとしている所です。
それに伴い政府から自動車メーカーに何かしらの働きかけがあったのかは不明ですが、企業平均燃費規制考えると普通のガソリン車よりはディーゼルに頼ったほうが有利にはなっています。 (それ以上にPHEVが有利になってますが。)そういった事を宣伝の上手い人たちが環境問題にすり替えているだけです。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
システム提供元のBoschも警告したが共犯かも (スコア:5, すばらしい洞察)
VWのディーゼルシステム供給者はBoschですが、無効化装置が違法となった2007年にVWに違法性を文書で警告したと報道にありました。
これだけ聞くと、VWが一方的に悪いような印象がありますが、私はBoschも共犯といってもよいかと思います。
Boschは、テスト用として提供したもので車両に搭載して販売するVWに責任があると主張していますが、単なるソフト屋が「仕様書通りに作って納品しただけです!」というようなものではなく、ハードまで含めたディーゼルシステムサプライヤーのBoschが違法性まで認識しながら生産したの
Re: (スコア:1)
もしかしたら試験する側とズブズブだったんじゃないすか。
予め予定されていた「試験結果」がOKだったら問題ないので安心してたけど、バレちゃった。
昔ケーブルテレビで、車の性能を検証するどこかの国のテレビ番組を見たことがあるけど。
排ガスとかまで含めて、しかも毎回違ったレギュレーションで公開比較試験をやれば面白いかも。
Re:システム提供元のBoschも警告したが共犯かも (スコア:3, 参考になる)
先週、この事件のあと、独英仏の3か国が欧州委員会に圧力をかけて、CO2測定のテスト内容を変更し、ディーゼルの二酸化炭素排出量を実際より1割以上少なく見せかけようとしていた、ってニュースがすっぱ抜かれたんだよね。全然話題になってないけど。
http://www.theguardian.com/environment/2015/sep/24/uk-france-and-germa... [theguardian.com]
ヨーロッパは排ガスの窒素酸化物の規制はゆるいけど、温暖化問題には真剣で、フランスの原発やドイツの太陽熱が主流となる中、二酸化炭素の排出元の大部分が自動車からってことになりつつある。ディーゼルはエネルギーあたりの二酸化炭素排出量ではガソリン(点火式)より有利だから、欧州でのクリーンディーゼルの躍進のかげには、温暖化対策っていう意味での環境問題に対する取り組みへ評価という側面がある。EUの枢軸である独仏英が揃って言って来たらそりゃEUは飲まざるを得ないわけで、この試験結果は当然諸国へ売りだす時のセールスポイントになる。普通の国は規制値に違反しない限り輸入車の二酸化炭素排出量なんて気にしないから、この数字は海外の購入者が参照するほぼ唯一の値になるわけだ。なんせEUのお墨付きだから。もちろん、独仏英は排出量の目標があるから、それを達成するのが容易になる。だって、二酸化炭素の排出量を直接計ってるわけじゃないからね。
そういうことを考えると、VWは独英仏とはズブズブ(だって迂回せずにちゃんと税金払ってるから)なわけで、EUそのものともなあなあであることは間違いない。つまり、アメリカの排ガス問題をEUが認識していながら黙っていたのは当然。むしろ、アメリカはドイツに対するスパイ活動で検査が誤魔化されたことを知ったんじゃないかな、ってくらい。
Re:システム提供元のBoschも警告したが共犯かも (スコア:2, 参考になる)
欧州のディーゼルエンジン推進は環境問題ではなく純粋に経済上の問題です。
欧州で消費される石油の主力である北海油田の石油は、ガソリン:軽油が1:1程度が効率がいいのですが、
以前はガソリンの消費量の方が多かったため、軽油の税金を下げてディーゼル車の普及させていました。
なんてことをディーゼル車が増えすぎたので軽油の税金上げて歯止めかけようとしている所です。
それに伴い政府から自動車メーカーに何かしらの働きかけがあったのかは不明ですが、企業平均燃費規制考えると普通のガソリン車よりはディーゼルに頼ったほうが有利にはなっています。 (それ以上にPHEVが有利になってますが。)
そういった事を宣伝の上手い人たちが環境問題にすり替えているだけです。
Re: (スコア:0)