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商業衛星打ち上げ大手3社が提携へ」記事へのコメント

  • シーローンチは、asahi.comの記事ではボーイングが作っているロケットのように読めるけど、Webサイトの記述を見る限り、ボーイングの持ち株が40%の別会社。主力ロケットはこちら [sea-launch.com]。GTO(geosynchronus transfer orbit:静止トランスファー軌道)への輸送能力は6トン。

    ちなみにアリアンスペースのアリアンVのそれは8トン(これって、こないだ失敗した増強型の数字のような気が

    • >ま、何にせよ、こうした提携の話が出るということは、H-2Aの性能や
      >信頼性は、もしかしたら国内よりも海外の人の方が高く評価してたり
      >するんだろうか…と、思ったりする次第。


      こういう評価の逆輸入というか、海外で先に評価されてその後国内で評価というパターンはもはや科学・技術の世界では当然のような。 これは科学者が足の引っ張りあいをして互いに評価しないのか、 それとも評価の声を広めるマスメディアが無いのか、 そもそも評価できるだけの人々が存在しないのか。 どれにしろ不幸だよね。 海外から評価されないと国内では評価されないなんて。 もしかしたら海外に評価されて無いだけで、本当はいい仕事だってあるかもしれないし。人材の発掘育成も大事だけど、いまある仕事の再評価って重要かも。

      みんなで正当に評価して、いいところを褒め合えばもしかしたら景気も良くなったりして。誰だって褒めてもらえば嬉しくなって頑張ると思うけどな。
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      •  なんで、我が国ってこーなんでしょーね(T_T)
        # アニメといい、映画といい、浮世絵といい。
        --
        HIKARU
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      • by entaille (15816) on 2003年06月17日 9時15分 (#339135) 日記
        互いに褒めあうことの大切さは大いに同意!

        それとは別に、正当な評価がいまいち出来ない理由の一つとして、
        日本では哲学(科学)を軽視し、技術を重視する風潮があるから
        なのではと私は思っています。

        かつて博士号が、PhDではなくて、Dr.Eng.だった大学制度の伝統とか。

        あるいは、科学と技術がごっちゃになっているのではないでしょうか。
        科学といえども、問題を工夫で解決することが可能みたいな発想がまかり通る。

        scienceの語源どおり、常に、価値や概念を疑って突き詰めてゆく科学のアプローチと、
        既存知識の組み合わせの応用で、問題を現実的に解決してゆく技術のアプローチは、
        分けて考える必要があると私は思うのです。

        パラダイムを越える可能性を持つ新しい価値を評価する際には、
        評価する側も、既存の価値体系に拘泥しない批判的絶対価値モデル(哲学?)
        のようなものを持っている必要があるんじゃないのかなーと。
        例えば米国なども、プラグマティズムとはいえ、リベラルアーツを非常に大事にしてますよね。
        (日本の場合は、逆に技術偏重のお陰で技術大国になれたのかもしれません)

        #ツッコミどころ満載かも知れません。そもそもこれ、技術系のトピなのに・・。
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        • by passer-by (13494) on 2003年06月17日 10時42分 (#339178) 日記
          ツッコミどころというと… Ph.D より Dr.Sci. の方が海外では明白に偉いとされてるらしいんですけど、Dr.Eng. はどうなんでしょう?理系の学術研究では博士号は「プロなら持ってて当り前」という最低要件みたいな扱いなんですけど、その中でも Ph.D. は大学院出れば取れる一番ありふれた物と聞いたような。

          外国だと、例えば教授になるには Ph.D だけじゃ不足で Dr.Sci. を取らなきゃいけない(ロシア) なんて場合もあるようです。ロシアの場合、Ph.D. に加え単著の専門書2冊とかが Dr.Sci. を取る必要条件とか聞いたような記憶が。

          「理屈こねるだけなら誰だってできる、具体的な成果物を出してこそなんぼ」という態度はむしろ外国の方が露骨に思えます。日本に足りないのはむしろ成果物を成果物としてちゃんと評価する事じゃないかしら…。

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          • by Anonymous Coward
            この当りの細かい資格がどーのとか言う話は、
            専門分野によって、かなり状況が異なるとらしいので、
            日本では...海外では...という一般化した議論は無理なのでは。

            というわけで、どの専門分野の話か、という前提を
            明らかにした上での議論を
            • by passer-by (13494) on 2003年06月17日 11時45分 (#339224) 日記
              専門分野による違いなんでしょうかね?学位の種類 (しかし重箱の隅ではあります) の話なので、むしろ国ごとで違いがあるんじゃないかと想像しているのですけど。で、日本ではそういった公式な区別は分野を問わず多分無いのだろうと。

              ちなみに上記のロシア云々というのは物理学だと思います。ロシアでその辺の区分がどうなっているのか、そもそも厳密にされているのかどうかはわかりませんが。

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        • by Anonymous Coward
          昔々、私が師事した教授が言っていた話ですが、Dr. Eng.を名乗れるのは日本だけ、ドイツはDr. Ing.(彼の国ではingineerだから)で、その他の国ではPh.D.(Engineering)だと言っていましたが。
          #本人いわく生産機械工学の世界では3本指に入る方で
          • 現在の日本の学位制度では、"工学博士"ではなく、"博士(工学)"
            という表記になり、英語では、Doctor of Philosophy in Engineering になっていると思います。

            いつの頃からそうなったのか、Web上で調べてみたのですが、
            ちょっとわかりませんでした。

            1991年説 [biglobe.ne.jp]とかあるようですが。出所不明。

            > 要は、名称の問題だけですので、その辺を気にしても仕方ないかも。

            おっしゃる通りかと思います。
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          • by Anonymous Coward
             では、日本語も「respect」してくださいよ~。

            半分煽り、半分マジなのでAC
            • by Anonymous Coward
              > では、日本語も「respect」してくださいよ~。

              "respect"一語でいろんな意味を持たせることが出来るので、使いました。
              #便利なものの使用まで否定する国粋主義者でもないので。;-)
              ##
      • > こういう評価の逆輸入というか、海外で先に評価されてその後国内で
        > 評価というパターンはもはや科学・技術の世界では当然のような。

        科学・技術だけではありませんよ。
        音楽、美術、伝統芸能、更には文学でも起きていますね。

        # 日本の国民性でもあるのかもしれませんが…
      • >こういう評価の逆輸入というか、海外で先に評価されてその後国内で評価というパターン

        単に隣の芝生は緑に見えるだけかと。
        身近にあるものは良い話だけじゃなくて悪い話も耳に入るけど、離れた所ではその良い結果だけで評価が決まるから、客観的な評価がされやすいというのもあるかもしれない。

        >海外から評価されないと国内では評価されな

アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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