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ハードウェア設計っていってもいろいろあるとは思うけど、FPGAの中身を設計するだけでも、ソフトとは違うからね。
電気回路設計になると、アナログの世界だから、ぱっとソフトから転換して設計ができると思えない。ソフトはソフト、ハードはハードでそれぞれ必要な技術があるのに、いきなり配置転換して仕事がうまく動くとは思えないなぁ...
5年ぐらい勉強の期間をもらえればなんとかなるかもしれないけど。
というかハードにしろソフトにしろ、解雇できないからって専門職の人を違う専門職に転換しようというのは、専門職をバカにしすぎでしょう…。
解雇規制が、会社にとっても社員にとってもうまく働いてない恒例だわ。
ハードの人間要らないから整理して足りなくなったんだろうに、矛盾してるぞ。ソフト畑の発言力が強くてハードにしわ寄せが出ただけだと思うけどな。#別の会社で整理されたのでAC
そこはなんとなく判る。「デジタルだからアナログなんて知らなくても大丈夫」ってリストラやっていたら、高周波になってアナログ知らないとマトモに動かなくなったんだな。
電気回路部品でも、これからはディジタルICの時代だから、アナログICは不要、選択と集中、とかやっちゃたのが日本メーカーでしょ。
で、アナログICの美味しいところを、アナログデバイセズとかリニアテクノロジーといった米国企業に持って行かれて、ディジタルICはアジアメーカーとの価格競争に巻き込まれ、という有様です。周りに流されない、自分の頭で考える経営者がいたなら・・・
経営者の質の話になると、やっぱり全てはバブル期に帰結するんじゃないかって思うんだよね。
またその話かよ、って思う人もいるかもしれんけど、あの時期は1980年代までに業績を伸ばした技術的・社会的ノウハウを軽視して目の前の利益だけを追い、次に何が来て世の中がどう変わるのか観察し考える習慣をやめてしまった。メーカーも商社もサービス事業者も、積み上げてきた非金銭的な財産を一夜にして捨ててしまったようなもの。
今、いくつも駄目出しされている名だたる企業の経営陣って、多くがバブル期に営業の中心にいました、企画してましたと宣い社会を引っぱりましたって自負してる連中でしょ?
バブルがはじけた後は身を切ることを嫌って必要以上に採用を絞り、後継を育てない(育たない)土壌を作り上げた。そんな連中に今時の経営は無理でしょ。時代が違う。
GHQ占領下のポツダム文科や脱工業化政策のせいではないかという見方もあるそうで。ポツダム文科が本来の想定していた学徒出陣回避のために理転した人の文系復帰だけでは済まず、この頃に大学進学を控えたエリート候補の中に理系に見切りをつけて文系に進路変更した者もそれなりにいて、この理系人材が薄くなった世代の中から、様々な組織で意思決定に絡む人が出始めたのが1980年代辺りなんだとか。
さすがにアナログデバイセズとかリニアテクノロジーと比べるのはどうなの?あまりにも日本の電気メーカーと事業方針が違い過ぎて、重なる部分がない。どちらも大きなベンチャー企業とでもいう業態で、マスは追わない、真似するならどうぞご自由にという社風。アナログICの美味しいところを持っていかれたどころか、初めから最後まで一度も2社と競合することはなかった。
たしかリニアテクノロジーは首切られたアナログ社員の受け皿になってたような話があったとおもうが、「美味しいところを〜米国企業に持って行かれて」の部分はそういった貴重な技術を持つ社員を含めてだと思う。
アナログデバイセズとかリニアテクノロジーって業界の外から見ると日本の電機メーカーより下とか、そういう認識なんですかね?同業者からすると信じられないことですが。
両社ともに日本の電機メーカーよりも技術力は相当に上で、日本の電機メーカーで首切られた社員が入れるようなところではないよ。ソフト業界で例えれば、日本の電機メーカーで首切られた社員の受け皿がGoogleと言ってるぐらいの無茶な話。
首切られた社員が悉く無能なら日本の電機メーカーのリストラは相当成功していますね。
受け皿を用意できることが立場が上である証左でしょう。業界の外から見るとNECも町の電気屋なんで(都市伝説)そこはどうでもいいでしょう。
何を言ってるのか意味が分かりませんが…首切られた社員が悉く無能ならって、リニアテクノロジーが例外的に優秀な社員の受け皿になっていると言いたいのですか?例外の話をしたいならそれはご自由にというとところですが、「アナログICの美味しいところを、アナログデバイセズとかリニアテクノロジーといった米国企業に持って行かれて」という話とどう繋がるのかは私にはわかりません。
#後半は全く理解できない話なので、コメントのしようもありません。
デジタルICの時代だからどころか、ごく一部のデバイスを除いてFPGAが優勢になりつつあるのがすでに見えてたのに、どいつもこいつも(って言うほど既にメーカーなかったか・・・)「システムLSIに集中します」とか言って消滅していったからな。これって、「自分たちで考えた製品は作りません。お客様の言う仕様のものを受託でお金もらってLSI作るだけです。」という宣言にしか聞こえなかった。が、FPGAがどんどん高性能化、カスタムLSIの初期費用が高騰する中、そんな特大規模の案件がたくさんあるわけもなく、みなさん散って行かれましたなw。見ていて清々しいくらい痛々しかったw。
システムLSIが失敗したのはその通りだけど、目的が違う。自分たちで考えたくないからシステムLSI等の顧客カスタムICを選んだんじゃなくて、工場を維持しろと言われたからそれしか選べなかった。
オープンな市場で競争力のあるICを作ろうと思ったら、最新のプロセスで作らないといけない。一方、当時既に最新プロセスの競争から脱落していた日本の工場では最新プロセスは使えない。一世代前のプロセスで作れるのは、数が出ないから最新プロセスを使うメリットがない、顧客カスタムICしかなかった。
俺達だって最新プロセスで競争力あるもの作りたかったけど、作らせてもらえなかったんだよ。最近になって工場の整理も進んで、やっと自由にファウンドリを選べるようになった。おかげで規模は縮小したけど、工場整理した後に半導体を作ってるところは割と健全な経営出来てる。
一世代前のプロセスで作れるのは、数が出ないから最新プロセスを使うメリットがない、顧客カスタムICしかなかった。
その割には『選択と集中』というお題目で代替品のない標準品、カスタムLSIとかもバサバサとEOLしてたよな。数は多くないかもしれないが、セットメーカーが製品の生産中とか開発中とかそんなものを切りまくってた。ウチも煽りを食って、出荷開始直前の製品のデバイスをいっぱいEOLされて酷い目にあったよ。(生産中のものもEOLされたし)当然、そんな会社の半導体は新規採用禁止になったけどな。
うーん?日本の半導体メーカー以上に継続生産してくれるところなんて無いように思えるけど。『選択と集中』と言いつつ全然製品整理しなかったから、ルネサスとかも死にかけた。海外メーカーだと1-2年で打ち切りとか普通にあるし、数を買わないと相手にしてくれないから半導体商社なんて代理店が生きていける。台湾・中国辺りにディスコン品の互換品作ってくれるメーカーが色々あるけど、日本はメーカーの供給体制がいいからそういう会社がほとんどない。
アホか高周波アナログができる人なんてNECではエース中のエースだ
かつてマイコンやDSPが出てきてハード屋がソフト屋になったが、(ご存じの通りNECはマイコンやDSPの先駆者だ)今度はFPGA等が出てきて逆になっただけだ最近の話ではないし、元ソフト屋がいきなり基板の設計をするわけでもない
アナログ回路ノウハウの重要さが再認識されたのってADSLの時だから、もう20年前…「選択と集中」の失敗が特に半導体分野で周知されたのもその頃だったと記憶するこの国は何をやっていたんだろうか
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
逆ならわかるけど..... (スコア:2)
ハードウェア設計っていってもいろいろあるとは思うけど、
FPGAの中身を設計するだけでも、ソフトとは違うからね。
電気回路設計になると、アナログの世界だから、
ぱっとソフトから転換して設計ができると思えない。
ソフトはソフト、ハードはハードでそれぞれ必要な
技術があるのに、いきなり配置転換して仕事がうまく
動くとは思えないなぁ...
5年ぐらい勉強の期間をもらえればなんとかなるかもしれないけど。
Re: (スコア:0)
というかハードにしろソフトにしろ、解雇できないからって専門職の人を違う専門職に転換しようというのは、専門職をバカにしすぎでしょう…。
解雇規制が、会社にとっても社員にとってもうまく働いてない恒例だわ。
Re: (スコア:2, 興味深い)
ハードの人間要らないから整理して足りなくなったんだろうに、矛盾してるぞ。
ソフト畑の発言力が強くてハードにしわ寄せが出ただけだと思うけどな。
#別の会社で整理されたのでAC
Re:逆ならわかるけど..... (スコア:0)
そこはなんとなく判る。
「デジタルだからアナログなんて知らなくても大丈夫」
ってリストラやっていたら、高周波になってアナログ知らないとマトモに動かなくなったんだな。
Re:逆ならわかるけど..... (スコア:4, 興味深い)
電気回路部品でも、これからはディジタルICの時代だから、アナログICは不要、選択と集中、
とかやっちゃたのが日本メーカーでしょ。
で、アナログICの美味しいところを、アナログデバイセズとかリニアテクノロジーといった米国企業に持って行かれて、
ディジタルICはアジアメーカーとの価格競争に巻き込まれ、
という有様です。
周りに流されない、自分の頭で考える経営者がいたなら・・・
Re: (スコア:0)
経営者の質の話になると、やっぱり全てはバブル期に帰結するんじゃないかって思うんだよね。
またその話かよ、って思う人もいるかもしれんけど、
あの時期は1980年代までに業績を伸ばした技術的・社会的ノウハウを軽視して
目の前の利益だけを追い、次に何が来て世の中がどう変わるのか観察し
考える習慣をやめてしまった。メーカーも商社もサービス事業者も、
積み上げてきた非金銭的な財産を一夜にして捨ててしまったようなもの。
今、いくつも駄目出しされている名だたる企業の経営陣って、
多くがバブル期に営業の中心にいました、企画してましたと宣い
社会を引っぱりましたって自負してる連中でしょ?
バブルがはじけた後は身を切ることを嫌って必要以上に採用を絞り、
後継を育てない(育たない)土壌を作り上げた。
そんな連中に今時の経営は無理でしょ。時代が違う。
Re: (スコア:0)
GHQ占領下のポツダム文科や脱工業化政策のせいではないかという見方もあるそうで。
ポツダム文科が本来の想定していた学徒出陣回避のために理転した人の文系復帰だけでは済まず、この頃に大学進学を控えたエリート候補の中に理系に見切りをつけて文系に進路変更した者もそれなりにいて、この理系人材が薄くなった世代の中から、様々な組織で意思決定に絡む人が出始めたのが1980年代辺りなんだとか。
Re: (スコア:0)
さすがにアナログデバイセズとかリニアテクノロジーと比べるのはどうなの?
あまりにも日本の電気メーカーと事業方針が違い過ぎて、重なる部分がない
。
どちらも大きなベンチャー企業とでもいう業態で、マスは追わない、真似するならどうぞご自由にという社風。
アナログICの美味しいところを持っていかれたどころか、初めから最後まで一度も2社と競合することはなかった。
Re: (スコア:0)
たしかリニアテクノロジーは首切られたアナログ社員の受け皿になってたような話があったとおもうが、
「美味しいところを〜米国企業に持って行かれて」の部分はそういった貴重な技術を持つ社員を含めてだと思う。
Re: (スコア:0)
アナログデバイセズとかリニアテクノロジーって業界の外から見ると日本の電機メーカーより下とか、そういう認識なんですかね?
同業者からすると信じられないことですが。
両社ともに日本の電機メーカーよりも技術力は相当に上で、日本の電機メーカーで首切られた社員が入れるようなところではないよ。
ソフト業界で例えれば、日本の電機メーカーで首切られた社員の受け皿がGoogleと言ってるぐらいの無茶な話。
Re: (スコア:0)
首切られた社員が悉く無能なら
日本の電機メーカーのリストラは相当成功していますね。
受け皿を用意できることが立場が上である証左でしょう。
業界の外から見るとNECも町の電気屋なんで(都市伝説)そこはどうでもいいでしょう。
Re: (スコア:0)
何を言ってるのか意味が分かりませんが…
首切られた社員が悉く無能ならって、リニアテクノロジーが例外的に優秀な社員の受け皿になっていると言いたいのですか?
例外の話をしたいならそれはご自由にというとところですが、「アナログICの美味しいところを、アナログデバイセズとかリニアテクノロジーといった米国企業に持って行かれて」という話とどう繋がるのかは私にはわかりません。
#後半は全く理解できない話なので、コメントのしようもありません。
Re: (スコア:0)
電気回路部品でも、これからはディジタルICの時代だから、アナログICは不要、選択と集中、とかやっちゃたのが日本メーカーでしょ。
デジタルICの時代だからどころか、ごく一部のデバイスを除いてFPGAが優勢になりつつあるのがすでに見えてたのに、どいつもこいつも(って言うほど既にメーカーなかったか・・・)「システムLSIに集中します」とか言って消滅していったからな。これって、「自分たちで考えた製品は作りません。お客様の言う仕様のものを受託でお金もらってLSI作るだけです。」という宣言にしか聞こえなかった。
が、FPGAがどんどん高性能化、カスタムLSIの初期費用が高騰する中、そんな特大規模の案件がたくさんあるわけもなく、みなさん散って行かれましたなw。見ていて清々しいくらい痛々しかったw。
Re:逆ならわかるけど..... (スコア:3, 興味深い)
システムLSIが失敗したのはその通りだけど、目的が違う。
自分たちで考えたくないからシステムLSI等の顧客カスタムICを選んだんじゃなくて、工場を維持しろと言われたからそれしか選べなかった。
オープンな市場で競争力のあるICを作ろうと思ったら、最新のプロセスで作らないといけない。
一方、当時既に最新プロセスの競争から脱落していた日本の工場では最新プロセスは使えない。
一世代前のプロセスで作れるのは、数が出ないから最新プロセスを使うメリットがない、顧客カスタムICしかなかった。
俺達だって最新プロセスで競争力あるもの作りたかったけど、作らせてもらえなかったんだよ。
最近になって工場の整理も進んで、やっと自由にファウンドリを選べるようになった。
おかげで規模は縮小したけど、工場整理した後に半導体を作ってるところは割と健全な経営出来てる。
Re: (スコア:0)
一世代前のプロセスで作れるのは、数が出ないから最新プロセスを使うメリットがない、顧客カスタムICしかなかった。
その割には『選択と集中』というお題目で代替品のない標準品、カスタムLSIとかもバサバサとEOLしてたよな。
数は多くないかもしれないが、セットメーカーが製品の生産中とか開発中とかそんなものを切りまくってた。
ウチも煽りを食って、出荷開始直前の製品のデバイスをいっぱいEOLされて酷い目にあったよ。
(生産中のものもEOLされたし)
当然、そんな会社の半導体は新規採用禁止になったけどな。
Re: (スコア:0)
うーん?日本の半導体メーカー以上に継続生産してくれるところなんて無いように思えるけど。
『選択と集中』と言いつつ全然製品整理しなかったから、ルネサスとかも死にかけた。
海外メーカーだと1-2年で打ち切りとか普通にあるし、数を買わないと相手にしてくれないから半導体商社なんて代理店が生きていける。
台湾・中国辺りにディスコン品の互換品作ってくれるメーカーが色々あるけど、日本はメーカーの供給体制がいいからそういう会社がほとんどない。
Re: (スコア:0)
アホか
高周波アナログができる人なんてNECではエース中のエースだ
かつてマイコンやDSPが出てきてハード屋がソフト屋になったが、
(ご存じの通りNECはマイコンやDSPの先駆者だ)
今度はFPGA等が出てきて逆になっただけだ
最近の話ではないし、元ソフト屋がいきなり基板の設計をするわけでもない
Re: (スコア:0)
アナログ回路ノウハウの重要さが再認識されたのってADSLの時だから、もう20年前…
「選択と集中」の失敗が特に半導体分野で周知されたのもその頃だったと記憶する
この国は何をやっていたんだろうか