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うい、その通りですね。んでもって、隠すほうの話(「営業秘密」ですね)も、法的な保護が全然ないわけじゃないです。不正競争防止法 [houko.com]および民法第709条(不法行為) [houko.com]というあたりが該当しますが、実際どのようなものが営業秘密に該当するかは、判例を見た方がいいかと。
# えーと、あくまで参考までに。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
これは面白いかも (スコア:5, 興味深い)
そして、製造などに関する特許も、これを特許として申請し、成立した時点で「公開」されることになるので、すぐに真似をされてしまい、なんのために特許を取ったのだからわからない、という事態も招いていることから、日本はじめ先進工業国のメーカーは、重要な知的財産と思われるものについては、特許を取らずに「徹底して隠す」という戦略に方向転換を始めています。
そしてこの時期、この時点でのSCOのこの話は、私には「知的財産って結局なんだったの?」という、知的財産というものへの懐疑の時代がいよいよ本格的に始まったことを予感させます。
なぜ知的財産、たとえば特許というものが「価値」を持つのか、と言えば、それが実際にモノの製造等に応用されて、従来にはなかった「利益」を産むからに他なりません。ということは、その特許が使われて、必ず製造が始まる、という前提なくして「特許」の価値はありえないことになります。
つまり、製造なりなんなりの「実業」があってこそ、またその製品を買う消費者があってこそ、またその消費者がそれを買うお金を持っていてこそ、「知的財産」というものに価値が生まれる。でも、現状は「知的財産」だけが一人歩きし、かつ肥大化して、実際の価値以上の価値がそれにあるものとされてきたこともあります。
まるで「土地バブル」や「金融バブル」のように、「特許バブル」があったようなものです。また、その構造も似ています。そして、「この特許バブル」はきっと「訴訟バブル」の衰退とともに終わる可能性があります。なぜなら、これらが「バブル」と言われる構造が似ているからです。もっとも「終わる」とは言ってもなくなるわけではなく、きっと一定のところまで衰退した後、どこかでバランスして、派手ではなくとも残ってはいくものと思いますが。
SCOにいるホンモノのプロの法律家が、本当に真剣に考えて始めたこのギャンブルは、そのプロの法律家自身が、今を置いてこの訴訟が意味をなすタイミングはない、と考えてされたもののようにも思えるのですね。本当にそうだとしたら、なんと時代に対する嗅覚の鋭い人たちではありませんか!。
ということで、個人的には周りの社会状況と考え合わせて、非常に面白い訴訟が起きたもんだなぁ、と思っています。そして、この訴訟が成功、あるいは失敗のどちらに転ぶにせよ、また良きにつけ、悪しきにつけ、時代の1つの指標として、歴史に残るものになるのは間違いないのではないでしょうか?
申請せずに隠す (スコア:1)
Re:申請せずに隠す (スコア:0)
Re:申請せずに隠す (スコア:1)
うい、その通りですね。んでもって、隠すほうの話(「営業秘密」ですね)も、法的な保護が全然ないわけじゃないです。不正競争防止法 [houko.com]および民法第709条(不法行為) [houko.com]というあたりが該当しますが、実際どのようなものが営業秘密に該当するかは、判例を見た方がいいかと。
# えーと、あくまで参考までに。
Re:申請せずに隠す (スコア:1)
Re:申請せずに隠す (スコア:0)
Re:これは面白いかも (スコア:1)
(´д`;)