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煮沸消毒は必ずしも安全ではないと?
そうですね。tarobo さんや y_tambe さんが書かれているように、常圧での煮沸では芽胞を殺滅できません。ただ、芽胞形成菌のことを気にしなくてもいい場合などでは煮沸ですませることはあると思います。でもあくまで「滅菌」ではないので注意が必要です。
# ちなみに、だからパスツールが自然発生説を否定したとされる実験の追試で、煮沸後に腐敗が起こって「パスツールは間違っとる」という反論があったらしいです。その人が使ったのは麦藁かなんかだったと思います。## 今から考えると「そりゃ滅菌になってないんだから当たり前でしょ」というところですが、当時は混乱しただろうな、と思います。
ただ、間欠滅菌という方法があって、滅菌したいものを100℃の水蒸気中で30~60分間加熱して放冷する、という操作を1日1回、3日間繰り返すという方法があります。
1回目の加熱:活動中の細胞は死滅、芽胞は生存 ↓ 1回目の放冷:(もしいるならば)芽胞が発芽 ↓ 2回目の加熱:発芽した芽胞由来の細胞が死滅 ↓ 2回目の放冷:1回目に発芽しなかった芽胞が発芽 ↓ 3回目の加熱:発芽した芽胞由来の細胞が死滅
というリクツです。ただし、培地などではあまり問題ないでしょうが、滅菌対象物によっては芽胞がうまく発芽しない場合があるので、その場合にはやはり滅菌にはなりません。ただ、オートクレーブや乾熱滅菌が不可能なものには適用する場合があると思います。 # それでも今どきは、普通の微生物実験ではあまり使わない方法のように思います。この滅菌用にコッホ釜というのがあるのですが、私も実物は見たことがありません。しかし分野によっては今でもよく使うのでしょうか、滅菌法の解説書などには説明があります。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
#一気にオフトピ。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
#ネタなのでAC
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
# わっかるかなぁ?わっかんねーだろーなぁ
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1, 参考になる)
するので、普通の生活で感染することはありません。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
(増殖するのは人間が食べる温度くらいですが。)
だから毎年食中毒患者が出ると。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:2, 参考になる)
納豆菌は枯草菌の仲間で(Bacillus subtilis var natto)元々は枯れ草などについている常在菌ですが、芽胞の状態では30分程度の煮沸に耐えるので、逆にそれを利用して、わらを煮沸消毒することで、他の芽胞を作らない菌を死滅させ(芽胞状態の)納豆菌のみが選択的に残るという仕組みです.
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1)
最近の納豆って「納豆菌」以外のものを使ってるものがあると
聞いた事があります。納豆菌で発酵させたものと比べて
「におい」等がキツくないとかいう話。
#何にせよ「納豆」などという生物兵器を喰うなんて(以下略)
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
ワラで包んだ場合はアンモニア臭を吸着してくれるのであまり臭くないみたいです。
コストダウンの為にポリエステルを使って、
臭い取りの為に発行に使う菌の研究をして…何かがおかしいような。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:2, 参考になる)
納豆の臭い成分のうち、主に重要だと考えられているのは3つあるようです.
確かにこの部分は、タンパク質からうまみの元になるアミノ酸の生成や、ねばりの元であるポリ−D−グルタミン酸の生成とは異なる生合成経路だと思われますから、ここを抑えた株を作ると言うのは正攻法なやり方だと思いますね.
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
「くれぐれも納豆は食べてこないように」
という注意を結構受けたりします。
強敵なんだなぁ、納豆菌って。
全然役に立たないのでAC。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:1, 参考になる)
そうですね。tarobo さんや y_tambe さんが書かれているように、常圧での煮沸では芽胞を殺滅できません。ただ、芽胞形成菌のことを気にしなくてもいい場合などでは煮沸ですませることはあると思います。でもあくまで「滅菌」ではないので注意が必要です。
# ちなみに、だからパスツールが自然発生説を否定したとされる実験の追試で、煮沸後に腐敗が起こって「パスツールは間違っとる」という反論があったらしいです。その人が使ったのは麦藁かなんかだったと思います。
## 今から考えると「そりゃ滅菌になってないんだから当たり前でしょ」というところですが、当時は混乱しただろうな、と思います。
ただ、間欠滅菌という方法があって、滅菌したいものを100℃の水蒸気中で30~60分間加熱して放冷する、という操作を1日1回、3日間繰り返すという方法があります。
というリクツです。ただし、培地などではあまり問題ないでしょうが、滅菌対象物によっては芽胞がうまく発芽しない場合があるので、その場合にはやはり滅菌にはなりません。ただ、オートクレーブや乾熱滅菌が不可能なものには適用する場合があると思います。
# それでも今どきは、普通の微生物実験ではあまり使わない方法のように思います。この滅菌用にコッホ釜というのがあるのですが、私も実物は見たことがありません。
しかし分野によっては今でもよく使うのでしょうか、滅菌法の解説書などには説明があります。
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:2, 参考になる)
培地などの溶液は、加熱して問題がなければオートクレーブ、それが駄目なら濾過滅菌(*)というのが一般的なのですが、加熱できない上に粘性が高いなどの理由で濾過滅菌できないものでは間欠滅菌をする場合もあります.
培養細胞を使った実験のうち、高濃度のゼラチン溶液を使うような場合、オートクレーブしたときにゼラチンから生じる生成物を嫌って間欠滅菌することがありますので.
* 一般的な細菌の大きさより小さい、0.22や0.45μmのフィルターで濾過する.ウイルスやマイコプラズマは除けないので厳密には「滅菌」ではない.
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)
いまどき、医院・病院に行ったときに煮沸消毒って見たことありますか?また、消毒・滅菌・殺菌は厳密な意味は異なります。
先進国の通常の医療現場で煮沸消毒するのはまずあり得ないでしょう。前述のオートクレー
Re:摂氏121度の温度に耐えて増殖するということは (スコア:0)