ちなみに、EUC-JP ロケールにおいて、いわゆる半角カナ、
つまり、JIS X 0201 カナも使えます。
うちの Debian GNU/Linux Sid では、JIS X 0212 文字はだめでした。
ただしこれはシステムのほうのサポートがないからで、vim
そのものとしては機能はあるはずだと思っています。
EUC を自力で実装したソフトウェアの多く (emacs や kterm
を除く大部分) は、JIS X 0201 カナや JIS X 0212
はどうせ使わないからといって省略されているのが実状ですが
(いや、実際ほとんど使わないので実状としてさほど間違ってはいないと思いますが)、
vim 6.0 は Unicode を内部コードとして使っているので、
JIS X 0208 をサポートするのも JIS X 0212 をサポートするのも同じ手間で済んでしまうのです。
ロケール自動認識 (スコア:2, 参考になる)
最大の特徴 (とぼくが考えるもの) は、ロケール自動認識です。 つまり、LANG=ja_JP.eucJP (Linux の場合) では、デフォルトの動作が EUC-JP を使った日本語になります。 というか、これ基本でしょ。 ぼくは、ロケールを認識しないソフトはすべてバグだと考えてるから、 ようやく vim もバグがとれた、という考えです。
ちなみに、EUC-JP ロケールにおいて、いわゆる半角カナ、 つまり、JIS X 0201 カナも使えます。 うちの Debian GNU/Linux Sid では、JIS X 0212 文字はだめでした。 ただしこれはシステムのほうのサポートがないからで、vim そのものとしては機能はあるはずだと思っています。 EUC を自力で実装したソフトウェアの多く (emacs や kterm を除く大部分) は、JIS X 0201 カナや JIS X 0212 はどうせ使わないからといって省略されているのが実状ですが (いや、実際ほとんど使わないので実状としてさほど間違ってはいないと思いますが)、 vim 6.0 は Unicode を内部コードとして使っているので、 JIS X 0208 をサポートするのも JIS X 0212 をサポートするのも同じ手間で済んでしまうのです。
ところで、Unicode ベースということで心配される、 JIS X 0208 のポンド記号などが半角になってしまう問題ですが、 これは、問題なく全角で表示されています。 といっても、半角になっても規格上は間違ってないのですが (そして、日本人の中でも意見が分かれるところだと思いますが)、 これまでの運用の実績を考えると、少なくとも ja_JP.eucJP ロケールにおいては全角にするのが妥当でしょう。 ちなみに、gtk 版でもきちんと全角になります。 どうやって実装してるんでしょう... と思いきや、gtk 版は XFontSet を使っているようです。 ちなみに、ja_JP.UTF-8 ロケールではどうか、ですが、 XFontSet を使っている関係上、gtk 版はうまく動いてくれません。 ちなみに、xterm -u8 上では、xterm そのものがポンド記号を半角で 表示してしまうので、vim がいくらあがいても無理です。