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ISOは、その標準を掲載したドキュメントを販売しており、ドキュメントの著作権を有している事になるらしい。従って、個々の標準にも著作権を有し、その知的財産権に基づいて課金が可能だという論理らしい。
1.著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。
実際、著作権法第13条には公共団体の発行する法令・告示・訓令・通達等は 著作権法の定める権利の目的とはならないことが規定されています。 また、JISCもJIS規格そのものが著作権法の保護対象であるとは言ってません。
ただ、JIS規格票(=JIS規格に解説を加えたもの)は著作権法の保護対象である (とJISCは主張している)ので、もしその通りならこれらの無断使用は違法です。
これはちょうど、「法律はcopy freeだが、 本屋で売ってる六法全書はcopy freeではない」のと関係が似ていると思います。 ただ、JISC/JSAのどちらのサイトを見ても JIS規格とJIS規格票を微妙に使い分けていて、 意図的にミスリードさせようとしているかのように私は思うんですけどね。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
free and open standards (スコア:5, 参考になる)
W3C等の、オープン性やロイヤルティフリーを重視するカルチャーに対し、政府寄りの機関であるISOのカルチャーは異質なものらしい。
記事原文の最後は、ISOの法的主張の正当性うんぬんよりも、課金が、そうした標準の使用回避につながり、結果としてカオスがもたらされる... と締めくくられている。
(記事にもあったが)オープンスタンダードという意味では、GIFやMP3やSCOの件が想起される。まだ「提案」は初期段階にあるけれど、将来、GIFのような顛末が再現されるのだろうか。
Re:free and open standards (スコア:5, すばらしい洞察)
本当にISOがこのように主張してるのだとしたら,おそらくこの主張は通らないと思われます。少なくとも日本では。
もしこれが通るならば,出版された料理のレシピにしたがって料理するだけで課金されたりする可能性もある。もっと極端に言うと,国語辞典に載ってる単語を使うだけで課金されたり。
法律的知識がないので上手く説明できないけど,この種の知的財産権を保護するのは登録商標や特許の制度であって,単なる著作権ではそこまでの保護はされないように思います。Mac類似PCのように不正競争防止法で争う種類の問題でもなさそうですし。
Re:free and open standards (スコア:2, 参考になる)
日本以外ではまた著作物の定義が違うのだろうけども。
# だが感情的な規格書ってのもイヤだな。
Re:free and open standards (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:free and open standards (スコア:1, おもしろおかしい)
>
『形状はこんな感じにする』(原文ママ)
っていう仕様書を見て魂抜けかけたことはありますけどね。
Re:free and open standards (スコア:0)
まっとうな考えとしては、工業規格は数値的な事実などの集合です。
それを記述したものには著作物としての存在が認められるかもしれませんが、
規格そのものは商標などの分野に当たるのではないでしょうか。
Re:free and open standards (スコア:1, 参考になる)
「体系的に編纂されているもの」、というところに著作性(?)を
認められたことがありますね。
やっぱり著作権に工業的な権利という意味合いを持たせるのは
無理ありすぎだよなぁ。
SCO みたいなのも出てきちゃうコトだし。
#うろ覚えなのでAC
Re:free and open standards (スコア:0)
>「体系的に編纂されているもの」、というところに著作性(?)を
>認められたことがありますね。
データベースの著作権ってやつですね。90年頃の改正で盛り込まれたはず。
それはそれとして。
> 1.著作物 思想又は感情を創作的に表現したもので
Re:free and open standards (スコア:1)
>もっと極端に言うと,国語辞典に載ってる単語を使うだけで課金されたり。
うーん
出版された料理の本をコピーすると著作権法が関わってきますよね?
国語辞典の単語の説明文をそのままコピーするのも著作権法が関わってきます。
日本国の法律はまるまるコピーしようが何しようが著作権法には関わってきません。
ただし、法律を解説した本などは、解説した人の著作物であり、
著作権法で保護されます。
Re:free and open standards (スコア:0)
本を読む分には問題ないですよね。
ISOの言い分は通じない気がします。
Re:free and open standards (スコア:1, おもしろおかしい)
Theo尊師によるOpenISOプロジェクトを希望します
Re:JISの場合は (スコア:1)
ダウンロード版まで有料ってのはちょっと閉口だけど、JISに則った何かに課金なんてさすがに聞いたこと無い。
追随なさりませんように>日本規格協会殿
Re:JISの場合は (スコア:1, 参考になる)
All current Ecma Standards and Technical Reports are available, free of charge and freely copyable, as file or in printed form.
IT分野のISO/IEC規格はECMAとかぶるものが結構あるので、
昔何度か世話になりました。
メールで請求するだけでスイスからじきじきに送ってくれました。(送料も無料)
Re:JISの場合は (スコア:0)
ダウンロード版のPDFも
Re:JISの場合は (スコア:1, 参考になる)
実際、著作権法第13条には公共団体の発行する法令・告示・訓令・通達等は 著作権法の定める権利の目的とはならないことが規定されています。 また、JISCもJIS規格そのものが著作権法の保護対象であるとは言ってません。
ただ、JIS規格票(=JIS規格に解説を加えたもの)は著作権法の保護対象である (とJISCは主張している)ので、もしその通りならこれらの無断使用は違法です。
これはちょうど、「法律はcopy freeだが、 本屋で売ってる六法全書はcopy freeではない」のと関係が似ていると思います。 ただ、JISC/JSAのどちらのサイトを見ても JIS規格とJIS規格票を微妙に使い分けていて、 意図的にミスリードさせようとしているかのように私は思うんですけどね。
Re:free and open standards (スコア:1)
ISOは恥をかく前に撤回した方がいいと思うが。