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企業は利潤を増やすためできるだけ国内外で価格に差をつけたいはず。
何故なら、より多く払ってもいいってひとからはたくさんとり、あまり払いたくないひとでも原価より高ければ売ってみんなからお金がもらえるわけ。値段を一定にしてしまえば、その値段に関わらずそれより多く払っていい人からもその値段分しかとれないし、そんなに払いたくない人からは一銭ももらえませんから。要するに可能なら一人一人に別の値段で売り付けるのが理想。だから営利企業であれば可能な限り値段に差を付けようとするのはしょうがない
でも大抵はそれができない。まず独占企業でないと値段に差を付けても儲からない。セメント会社はセメントが重すぎて転売したりできないから確かに(国どころかごく狭い)地域によって値段に差をつけられるけどあまり値段あげてたらそこの地域で他の業者がもっと安くセメント売り出すから結局適正な値段になる。ところが独占的な企業、たとえば多大な設備投資が必要な航空産業とか発電会社とかなら他の企業が簡単に参入できないから値段に差をつけて儲けられる。
だから、価格に差をつけるのは営利企業としては当然でもそんなことするやつは独占企業だからまずいんじゃないっていうのが問題になるのでは。もちろん航空料金のビジネス客と旅行客の差を利用した早期割引みたいな感じで大概のひとにとってよさげなのもある。あと差をつける方法も問題。運賃がかかるから運賃以下の差をつけても大丈夫とかならいいけどリージョナルコードみたいに人為的に差をつけるのは微妙だしましてや法律で輸入を禁ずるようなのはさらに怪しい。しかもそもそもの独占業界である理由が設備投資が多額とかいう技術的な問題じゃなくて著作権という法律上の権利が原因。
それでも音楽業界の発展のためにはもっと利益をあげないとと思うならどうぞ。
#長文になってしまった。間違ってたらどうするよ。
アーティスト側から働きかければ出来ない事は無いけど、条独占契約に比べて件が悪くなるのは見えている。
#って事で開き直って自前のレーベルをってのはままある考え。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
逆輸入を規制するよりも (スコア:1)
外国で安く売ってることが問題で、そちらを日本並みに値上げすればいいんじゃないかなあ。
値上げすればおそらく売り上げが下がるでしょうけども。
Re:逆輸入を規制するよりも (スコア:1)
企業は利潤を増やすためできるだけ国内外で価格に差をつけたいはず。
何故なら、より多く払ってもいいってひとからはたくさんとり、あまり払いたくないひとでも原価より高ければ売ってみんなからお金がもらえるわけ。値段を一定にしてしまえば、その値段に関わらずそれより多く払っていい人からもその値段分しかとれないし、そんなに払いたくない人からは一銭ももらえませんから。要するに可能なら一人一人に別の値段で売り付けるのが理想。だから営利企業であれば可能な限り値段に差を付けようとするのはしょうがない
でも大抵はそれができない。まず独占企業でないと値段に差を付けても儲からない。セメント会社はセメントが重すぎて転売したりできないから確かに(国どころかごく狭い)地域によって値段に差をつけられるけどあまり値段あげてたらそこの地域で他の業者がもっと安くセメント売り出すから結局適正な値段になる。ところが独占的な企業、たとえば多大な設備投資が必要な航空産業とか発電会社とかなら他の企業が簡単に参入できないから値段に差をつけて儲けられる。
だから、価格に差をつけるのは営利企業としては当然でもそんなことするやつは独占企業だからまずいんじゃないっていうのが問題になるのでは。もちろん航空料金のビジネス客と旅行客の差を利用した早期割引みたいな感じで大概のひとにとってよさげなのもある。あと差をつける方法も問題。運賃がかかるから運賃以下の差をつけても大丈夫とかならいいけどリージョナルコードみたいに人為的に差をつけるのは微妙だしましてや法律で輸入を禁ずるようなのはさらに怪しい。しかもそもそもの独占業界である理由が設備投資が多額とかいう技術的な問題じゃなくて著作権という法律上の権利が原因。
それでも音楽業界の発展のためにはもっと利益をあげないとと思うならどうぞ。
#長文になってしまった。間違ってたらどうするよ。
Re:逆輸入を規制するよりも (スコア:2, 参考になる)
セメントが出てくるからその例でいうけど、セメントはどこの会社のを使っても同じでしょ。そりゃ会社によって品質は違うこともあったり政治的にまずい場合もあるだろうけど、基本的に乗り換えるのにさほど障壁は大きくない。
だけど音楽の場合はこっちが高いからあっちというわけにもいかない。宇多田ヒカルが高いから屋台で売ってるポールモーリアを買うなんて消費行動はまず考えられないでしょ。その人がほしいのは宇多田ヒカル(の曲)であってポールモーリアじゃない(ごめん、ポールモーリアファンの人)。
その意味でレコード会社ってのは独占業者であるわけなんですよ。さらに再販価格維持制度でずっと守られてきた業種でもあるわけで、他の業種とは比べ物にならないくらいに強く保護されてきた産業です。今の体たらくは、過保護で自分から何もできなくなっちゃった状態なんだと思う。
たぶん、レコード会社は何をやっていいのかわからないんだと思います。ネット売りとか値下げとか、そういうことをやってどうなるかわからないから怖いんだと思います。で、確実に売り上げ向上に寄与しそうなことばかりやる。CCCDしかり、今回の逆輸入盤阻止しかり。無論、それで音楽なんてイラネーヤ、なんて人が増える可能性もあるわけですけど、どうもそこはわかってないらしい。見てみぬふりなのか本当に見えてないのかわからないけど。
# ネット売りは原盤権の問題があるから一概にはいえんとしても
確実にレコード会社の存在意義が薄れてきてる現状で、なんとか立場を維持しようとあがいてる姿にしか見えません。そういった現状の上でさらに法律によって保護を受けようとするのは意味のあることのようには思えませんね。意義が薄れたのなら意義が薄れたなりの振る舞い方があるでしょうに。
Re:逆輸入を規制するよりも (スコア:1)
Re:逆輸入を規制するよりも (スコア:2, すばらしい洞察)
「文化を創る」人間と「文化を享受する」人間が途方に暮れるだけで、「流通業界」の人間は、新たなタカり先を探し求めるだけのことでしょう。
既存の文化を消費するだけ消費し、やせ衰えたら無理矢理延命。
それでダメならとっとと切り捨て。
正直「文化」を破壊しているのは誰なんだか……。
#音楽をしゃぶり終えたらアニメに取り付いてしゃぶり出すSME等、まぁ解りやすいというかなんと言うか。
Re:逆輸入を規制するよりも (スコア:1)
Re:逆輸入を規制するよりも (スコア:0)
んだけど、企業側はそういう契約を望むかっていうと?
アーティスト側から働きかければ出来ない事は無いけど、条独占契約に比べて件が悪くなるのは見えている。
#って事で開き直って自前のレーベルをってのはままある考え。