「mremap()にローカルセキュリティホール: 2.4.24と2.6.1-rc2緊急リリース」記事へのコメント

どういった対策がなされたか

[Marlboro (18674)]

Windowsがどうとか
Linuxはどうだとかいう話で白熱してるようですけど
どういった変更が加えられたか追ってみようと人はいないのかな

2.6の場合はmremap.cにこれを加えただけです

              /* Don't allow the degenerate cases */
              if (!(old_len | new_len))
                              goto out;


2.4の場合はこちら

  /*
  * Allow new_len == 0 only if new_addr == addr
  * to preserve truncation in place (that was working
  * safe and some app may depend on it).
  */
  if (unlikely(!new_len && new_addr != addr))
  goto out;

Re:どういった対策がなされたか

[gentoo_penguin (19550)]

2.6の修正は誤っているみたい [theaimsgroup.com]です。

- if (!(old_len | new_len))
+ if (!old_len || !new_len)

修正したLinus自身が誤りを認めています [theaimsgroup.com]。

Re:どういった対策がなされたか

[gentoo_penguin (19550)]

早速、2.6.1-rc3がリリース [theaimsgroup.com]されました。
Change Log [kernel.org]には以下の洒落た文章が記述されています ;-)

Fix silly mremap test.

Get off the drugs, Linus.

Re:どういった対策がなされたか

[Anonymous Coward]

>> /* Don't allow the degenerate cases */
>> if (!(old_len | new_len))
>> goto out;

gentoo の gs-source の最新版(2.4.23_pre8-r2)は上記のように
なっていますが、間違ったままと考えていいんでしょうか？

Re:どういった対策がなされたか

[Anonymous Coward]

ひっどいコードだね、それ。

if (old_len == 0 && new_len == 0)

goto out;

と書いて欲しいぞ。

Re:どういった対策がなされたか

[TxG (7966)]

釣りでしょうか。素でしょうか。

まー最適化されれば同じなのかもしれませんね。

Re:どういった対策がなされたか

[tt (2867)]

こいつを最適化するコードはまだgccだとかなり先頭のほうの奴だけだったかと。

# ごくごく普通の書き方だと思ったりする自分は終わってるんだろうな、などと釣られてみる

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-- Takehiro TOMINAGA // may the source be with you!

Re:どういった対策がなされたか

[Anonymous Coward]

if (!(old_len | new_len))を
if (old_len == 0 && new_len == 0)に
した所で体感出来るほどは遅くはならないだろうし
意味が分かりやすいように書いた方が後で読みやすいと思う。
＃近い将来にコンパイラが解決出来る問題なら尚更。

Re:どういった対策がなされたか

[tt (2867)]

まあ、i386しか使わないとかカーネルのシステムコールの処理部分だったりしたらそうでしょうね。ただ私がメインに関係しているようなソフト(信号処理とかデータ圧縮・展開とか)だと一個こういうif文に変更を加えると0.1%ぐらいはかわるんだよね。でもってこういうif文が数十オーダーで存在するので、十分体感できたりする。

あと結構古いgccしか使えないという人も意外と多かったりする。gccのサポートが切れてしまったアーキテクチャとかいった本質的なのとかどうでもいいような理由とかで。

今回みたいな場面でこういう書き方がアレだというのはまったくもってその通りなんですが。ええ。

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