アカウント名:
パスワード:
すばらしい洞察と思います。ただ一点、「事実上処分を促す文書を出した」は記事を書いた人の判断ですから、問題がどこにあるかは、それがどの程度真実かどうか、次第でしょうね。
記事の通りなら、経産省による政策提言の恣意的な封殺を疑わざるを得ないでしょう。今後国会で取り上げられることもあるかもしれません。あくまで研究所の判断なら、改正後の制度による遡及処分は研究機関としてあまりに弱腰です。両者の中間状態だったとすれば、双方に問題ありと思います。
「恣意的」という言葉の意味を間違って使っている(ように見える)のが問題なのではないかと。
goo 辞書 [goo.ne.jp]より引用。
しいてき【恣意的】 (形動) その時々の思いつきで物事を判断するさま。 「―な解釈」
「池田氏の活動+その時点で処分がなされていない」というコンテクストを 前提とすれば、非常に多くの日本人が、これは「事実上」処分を 迫る腹芸的お達しであろうと考えるんじゃぁないですか。
腹芸であることを察したならなおさら、遡及処分をしない、という大原則を毅然として守っていただかないと、独立行政法人たる研究所の中立性が保てないはずですし、それは組織の主旨に反すると思います。朝日の記事が最低限、妥当なものであるとすれば、「今後はこのようなことのないように」などという優しめの注意で済んだとは考えられませんが、それは遡及処分という禁じ手を使ってまで官庁の意を汲んでやる言い訳にはなりません。同時に、腹芸以上の具体的な圧力があったことをも疑わざるを得ないでしょう。
「恣意的」については、「便宜主義的」という意味に誤解して今まで使っていました。勉強になりました。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
どう言ったらいいものか (スコア:3, 興味深い)
かといって、彼が今回言っていることは、真っ当なことだと思う。さらに「署名を集めることは政治活動」であり、「それは産総研の職員として適切ではない(公務員は政治活動をするな)」、という脅しともとれるこの動きは、昔からある「公務員の政治発言や組合は認めない」という言い方の延長上で見ることができる。国際的にこんなことは認められていないのだけれども。
結果、研究所である以上
Re:どう言ったらいいものか (スコア:3, すばらしい洞察)
職員は公務員ではないし、公務員の政治活動制限規定も適用されないはずだが。
それに仮に国家公務員であったとしても、
このアピールを出すことが政治活動に当たるといえるのだろうか。
人事院規則 [hiroshima.jp]が定める政治的行為 [dti.ne.jp]とは、主には特定の政党を支持したり、特定の候補者を支持したりすることだし、政治に影響を与える意図というのも日本国憲法の定める民主主義体制を変更しようとする意思だし、内閣の政策を批判する程度では、国の機関が決定した政策の実施妨害には当たらないし、署名活動も地方自治法の直接請求の署名に限られている。
今回のアピールが人事院規則で定める政治活動にあたるとは思えない。
朝日新聞によると(以下、「 」は朝日新聞記事から)、
「経済産業省政策企画室の話 池田研究員の署名集めは行き過ぎた政治的活動だ。」ということだが、どういう意味で行きすぎたのか全く不明。
この点、研究所の処分理由は「研究所の施設やウェブサイトなどを使って署名を集めるのは業務の範囲を逸脱する」ということだから、政治的行為を理由とするものではない。
といっても、6月に解釈規定をつくり、遡って処分するのがいいかどうかは別問題だし、解釈規定が合理的なものかどうかも検討すべきだろう。
それもさることながら、同省は研究所に「是正措置や関係者の処分方針」の報告を求め、事実上処分を促す文書を出した。」とかしていながら、「研究所に処分を求めたわけではなく、あくまで研究所の判断だ。」というのは、官僚の無責任を絵に描いたようで、ホント頭にくる。
処分を要請したんならそのようにいえばいいじゃない。
ウチの子どもがこのレベルの言い訳したら、「人のせいにするな」と一喝するね。
Re:どう言ったらいいものか (スコア:1)
すばらしい洞察と思います。ただ一点、「事実上処分を促す文書を出した」は記事を書いた人の判断ですから、問題がどこにあるかは、それがどの程度真実かどうか、次第でしょうね。
記事の通りなら、経産省による政策提言の恣意的な封殺を疑わざるを得ないでしょう。今後国会で取り上げられることもあるかもしれません。あくまで研究所の判断なら、改正後の制度による遡及処分は研究機関としてあまりに弱腰です。両者の中間状態だったとすれば、双方に問題ありと思います。
Re:どう言ったらいいものか (スコア:0)
恣意的じゃない封殺ってなにさ?
恣意的という語の雰囲気を利用しようとして、おかしな日本語をこしらえた結果、
コメントのレベルまで下げてしまうこともあるまいに……
Re:どう言ったらいいものか (スコア:0)
日本語議論はすべきではないけど、こういう突っ込みによって元コメントの主旨を曲げるような作為は好きになれないので。
Re:どう言ったらいいものか (スコア:0)
「恣意的」という言葉の意味を間違って使っている(ように見える)のが問題なのではないかと。
goo 辞書 [goo.ne.jp]より引用。
Re:どう言ったらいいものか (スコア:0)
> 判断ですから、問題がどこにあるかは、それがどの程度真実か
> どうか、次第でしょうね。
「『是正措置や関係者の処分方針』の報告を求め」とあるのは、
事実ですよね(もちろん朝日を信じるとしての話ですが)。
「池田氏の活動+その時点で処分がなされていない」というコンテ
Re:どう言ったらいいものか (スコア:1)
腹芸であることを察したならなおさら、遡及処分をしない、という大原則を毅然として守っていただかないと、独立行政法人たる研究所の中立性が保てないはずですし、それは組織の主旨に反すると思います。朝日の記事が最低限、妥当なものであるとすれば、「今後はこのようなことのないように」などという優しめの注意で済んだとは考えられませんが、それは遡及処分という禁じ手を使ってまで官庁の意を汲んでやる言い訳にはなりません。同時に、腹芸以上の具体的な圧力があったことをも疑わざるを得ないでしょう。
「恣意的」については、「便宜主義的」という意味に誤解して今まで使っていました。勉強になりました。
Re:どう言ったらいいものか (スコア:1)
逆に独立行政法人であるにも関わらず、中立を謳うこと(実現すること)は可能なのでしょうか?
制度的には、所管大臣や国の関与を必要最低限に制限するだけであるようにしか読めないのですが。
よーく読むと (スコア:0)
でも、/.Jは技術者とか研究者とかの、特に細部にこだわる仕事をしている人が多いので、枠組み、方向性みたいなところを中心に文章が書かれていても、細部が違う、という否定の方法を採る人が多いのは、
Re:よーく読むと (スコア:1)
> 全体として詳細はそんなに特定した書き方をしていないから、
> 詳細が違う、っていう「反論」の方法はあまり有効じゃないだろう。
ごめんなさい。私のコメントに対する批判でしたら、よく趣旨が分からないのですが……。
私は、人事院規則やその通達から見て、件の緊急アピールが行きすぎた政治活動になるとは思えないという立場でコメントを書きました。それは理解して貰えると思います。
従って、私のコメントは、経済産業省政策企画室の方が「署名集めは行き過ぎた政治的活動だ。」と言ったことに対して、それはおかしいのではないかという私の立場からの批判を含んでいます。
でも、経済産業省の結論に対し同意できないときに、「なぜ政治活動になるのか、その意味が全く不明。」という形で批判することは、通常ありうることだと思います。
なお、私は「詳細が違う」という批判はしていません。
たしかに、朝日新聞の記事が詳細でないことも確かです。そのため、経済産業省の方が、「行きすぎた政治的行為」に当たると判断した理由を詳細に説明していたかどうかは分かりません。
そのため、その理由が分かったら、それに応じてあらためて私なりに検討することになるでしょう。
また朝日新聞の記事が正しいかどうかも検証されていません。しかし通常は朝日新聞クラスの新聞報道を前提にコメントすることは、我が国では真実であると信じるに足りる理由があったとして、許されるのではないかと思います。
もし、記事が誤っていて、私がそれを鵜呑みにしたコメントをしているとすれば、批判者としての責任はまぬがれないでしょうね。 その場合は、このスレで、「朝日を鵜呑みにして、申し訳ありませんでした。」と読者諸氏に誤ります。そして朝日の読者として朝日に抗議します。
でも、真実であると信じたことに合理的理由はあると思いますので、国に対する損害賠償責任はとりません。
> しかし、反論にしろなんにしろ、けっこう多くの人が後にコメントつけてますね。
これは、我が国での言論や表現の自由、政治を批判する自由、研究活動の自由という、
非常に重要な問題に関わっていると多くの人が思ったからじゃないでしょうか。
Re:よーく読むと (スコア:1)
謝ります。
Re:よーく読むと (スコア:0)
新聞の報道には、記者の主観や立場が入ります。
よって、必ずしも真実を伝えているわけではないですよ。
「朝日新聞が伝えた情報から判断して」程度に留めた方がいいと思われます。