de facto か de jure かは,明文化されているかどうかではなく,
公的な標準化団体で規定されたかどうかで決まります.
ISO のような国際標準や,JIS のような国家標準は de jure standard で,
それ以外は,
たとえ W3C が決めようが de facto standard です.
de jure は「法律上の」という意味で,
de facto は「実質上の」という意味です.
de jure standard には法的に意味をもつものですから,
その辺の民間団体が決めたものとは格が違うということになっているのです.
たとえば,人命や安全に関わる規定は,de jure のものを決めて
法律で強制します.こんなところに de facto は使いません.
まあ,最近は ISO も PAS (Publicly Available Specification) とか言って,
既存の de facto standard をそのまま国際標準 (= de jure standard) にしてしまう,
なんてことをやっていますけどね.
デ・ジャヴ (スコア:1)
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Re:デ・ジャヴ (スコア:2, 興味深い)
セントロニクス準拠を持ち出す意図が分からないのですが・・・。
現在の「IE準拠」の方がそれに近いですよね。
それを是正するために、W3C標準を採用するのだと考えています。
#「W3C準拠の全てのブラウザ」には今存在しない将来のブラウザも含まれますよね?
W3C仕様は曖昧だという意図なのでしたら、それには同意しますけれど。
Re:デ・ジャヴ (スコア:1)
ところで、これ、私は一般的な読み方を知らないのですが、「デジュレ」か「デジュール」か、どっちなのですか?
Re:デ・ジャヴ (スコア:2, 参考になる)
"Quidquid latine dictum sit, altum videtur."
Re:デ・ジャヴ (スコア:2, 参考になる)
de facto か de jure かは,明文化されているかどうかではなく, 公的な標準化団体で規定されたかどうかで決まります. ISO のような国際標準や,JIS のような国家標準は de jure standard で, それ以外は, たとえ W3C が決めようが de facto standard です.
de jure は「法律上の」という意味で, de facto は「実質上の」という意味です. de jure standard には法的に意味をもつものですから, その辺の民間団体が決めたものとは格が違うということになっているのです. たとえば,人命や安全に関わる規定は,de jure のものを決めて 法律で強制します.こんなところに de facto は使いません.
まあ,最近は ISO も PAS (Publicly Available Specification) とか言って, 既存の de facto standard をそのまま国際標準 (= de jure standard) にしてしまう, なんてことをやっていますけどね.
Re:デ・ジャヴ (スコア:1)
ISO [cs.tcd.ie]とか JIS [y-adagio.com]とかもありますよ。
Re:デ・ジャヴ (スコア:2, 興味深い)
辞書ひいてみると、意外に思うかも。
その昔、とあるマニュアルに記述されている「準拠」についてメーカーサポートに指摘したら、業界では準拠というと、セントロニクス準拠のような使い方が一般的だと言い返されてしまいました。
できれば正しい言葉の意味で、準拠してもらいたいものです。
masashi
Re:デ・ジャヴ (スコア:2, 参考になる)
標準の用語では,ある規格の規定を満足していることを「適合する」と呼ぶのです. 最近のまともな規格では「適合性」(英語だと Conformance) という章があり, そこに,「その規格に適合するとはどういうことか」という条件を規定しています.
それに対して,「準拠する」という用語は (標準の用語としては) 未定義なので,メーカーにとって都合よく 解釈され,都合のいい意味で使われるのです.
Re:デ・ジャヴ (スコア:1)
Re:デ・ジャヴ (スコア:0)
Re:デ・ジャヴ (スコア:0)
deja vu = フランス語で already seen