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タイプスタンプ業者 (スコア:5, 参考になる)
今年4月施行の法律の中に,e文書法(略称)があります(個人情報保護法に隠れてあまり取り上げられませんが)が完全性を保証するための一技術としてタイムスタンプが注目を浴びています.タイムスタンプの技術背景はわからないけれど「NICTがやっててなんとなく安心できる」とユーザに思わせる作戦が取られているように思います.
”タイムビジネス”で検索してみてください.時刻認証という新しい市場を国が作ろうとしているのがわかると思います.e文書法においては各省庁が独自に決めるガイドラインを定めるようになっていますが,そのひとつに財務省が提出している財務省令があります.そこには日本データ通信協会が定める認定制度に認められた業者のみが参入できるようになっています.
予想としてはこの制度の技術基準として「NICTのものを使いなさい」的な要件が入ることが予想されます.これで誰がWinになるかを考えると... 裏側が見えてきませんか?
Re:タイプスタンプ業者 (スコア:0)
標準部が生き残りの策として、電子取引に関する基盤技術を開発したがっていましたね。時刻標準といえば、NICTですからね。
電波時計と違って、ビジネスになるのではないかと、そういうことですか。
Re:タイプスタンプ業者 (スコア:0)
する技術ですよね?
たしかに、正確な時刻が必要だと思いますが、それが例えば
1秒という精度でずれてたからって、「どっ」てことないと思うん
ですが。
Re:タイプスタンプ業者 (スコア:2, 参考になる)
> する技術ですよね?
残念.それはタイムスタンプとは異なり長期保存署名という別の概念です.
署名の正当性を保証する公開鍵インフラ(PKI)では公開鍵証明書が使われますが,証明書には有効期限が定められています.その有効期限が切れたら署名は本当にダメダメなのか?という議論があった末に,長期保存署名という概念が生まれました.技術的には単純で,有効期限が切れる前に別の公開鍵(有効期限がもっと先に定められている公開鍵証明書)を用いて1世代前の署名に再度署名するものです.
(狭義)タイムスタンプは,対象データがある時点で存在していたかどうかを保証するものです.今回NICTのような時刻の正しさを保証する機関を想定する場合,タイムスタンプとはこのような機能を指すことが多いです.
広義のタイプスタンプとしてはLinking schemeが挙げられると思います.時刻の正しさというよりも,事象やトランザクション(もちろんデータの存在性も含む)の前後関係を保証するものです.興味のある方は調べてみてください.
Re:タイプスタンプ業者 (スコア:0)
タイムスタンプの利用 [ipa.go.jp]ってことですね。
オンライントランザクションの正当性などの認証に
使われるのかな?
前後関係を保証するなら、「標準時」である意味は大きいですね。