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もともとは音楽データのデジタル化によってオリジナルと全く変わらないコピーが作れてしまうことに対し、制作者のもつ権利の保護の補償として徴収されるものです。 しかし、MDはオリジナルよりも劣化した圧縮データですし、iPodの類はなおさらオリジナルより悪い音質のはずです。
JASRACによる私的録音録画補償金 [jasrac.or.jp]の説明を読むと興味深いところがあります。 文化庁の指定した団体しかこの補償金を受け取ることができませんし、実際の権利者に渡るまで最低でも二つの団体を通されるので、権利者に渡すべき補償金が掠め取られている可能性が否定できません。 きちんと権利者に補償金が支払われているか、そのような情報開示は無いものと思われます。
また、もうひとつ疑問があります。 近年、インディーズのCDが数百万枚売ることもあるご時勢ですが、当然インディーズCDをMDに録音することも非常に多いと思われ、それによって徴収される補償金は馬鹿に出来ないほど多額であると想像できます。 しかし、インディーズのアーティストへ補償金が渡ることがどれだけあるのか、これも不透明でわかりません。
この制度のままだと、権利団体と文化庁が癒着して消費者から一方的にお金を徴収し、懐に入れている。そして本来補償金を貰うべき権利者にはほとんど渡ってないのではないか、と思われてしまうかもしれませんね。
この補償金の制度の当初の言い訳は、CDからデジタルデータとして劣化しないコピーをいくらでも作成できるから、それに対する補償として、コピーを入れるメディアの価格に上乗せして徴収するということです。 そのため、著作権管理機構が施されているような、楽曲ダウンロード販売によるデータを入れるメディアから補償金を取れるような根拠は全くありません。
あの組織の中の人は、もはやそんな当初の理由なんてどうでも良いかのように拡大解釈しているようですが。
CDの価格や、レンタル料に含まれる権利者の取り分は、レコード会社がCDに楽曲を複製して販売したり、レンタル屋がそれを貸したりするのに必要な権利者の許諾の対価として、彼らが支払ったものです。
あなたには何も許諾されていませんし、その対価を払っているわけでもありません。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
補償・・・ (スコア:3, 興味深い)
対する補償なんでしょうね。正当に金銭を払って購入しているわけだし、複
数のメディアに録音したところで、普通一度に一曲しか聴かないわけだし。
気に入ったら同じ曲でも複数のメディアで買えということ?ならばマキシシ
ングル相当の iPod を売ってみせろ、と思ったり。
他人に譲渡される可能性を考慮して、ならば、著作権保護機能を持つ機材は
除外でしょう。
そもそも「音楽を買う」ってどういう意味で使っているんでしょうか。制作
者への対価、と言う意味なら、CD なりを購入した瞬間に完了しているはず
だし。それともそうじゃないと言うことなのだろうか。
そもそも iPod なんかに音楽を転送するのって、いわゆるデュプリケイトと
しての意味とは違うから、さらに難解で。この場合の補償って、一体なにに
対しての補償なんだろう。
と、とりあえずぼやいてみる。
--- By Hydrogen % 迷廊館のチャナ単行本化希望
Re:補償・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
もともとは音楽データのデジタル化によってオリジナルと全く変わらないコピーが作れてしまうことに対し、制作者のもつ権利の保護の補償として徴収されるものです。
しかし、MDはオリジナルよりも劣化した圧縮データですし、iPodの類はなおさらオリジナルより悪い音質のはずです。
JASRACによる私的録音録画補償金 [jasrac.or.jp]の説明を読むと興味深いところがあります。
文化庁の指定した団体しかこの補償金を受け取ることができませんし、実際の権利者に渡るまで最低でも二つの団体を通されるので、権利者に渡すべき補償金が掠め取られている可能性が否定できません。
きちんと権利者に補償金が支払われているか、そのような情報開示は無いものと思われます。
また、もうひとつ疑問があります。
近年、インディーズのCDが数百万枚売ることもあるご時勢ですが、当然インディーズCDをMDに録音することも非常に多いと思われ、それによって徴収される補償金は馬鹿に出来ないほど多額であると想像できます。
しかし、インディーズのアーティストへ補償金が渡ることがどれだけあるのか、これも不透明でわかりません。
この制度のままだと、権利団体と文化庁が癒着して消費者から一方的にお金を徴収し、懐に入れている。そして本来補償金を貰うべき権利者にはほとんど渡ってないのではないか、と思われてしまうかもしれませんね。
ちゃちゃです(Re:補償・・・) (スコア:2, 参考になる)
iPodの類はなおさらオリジナルより悪い音質のはずです。
MD は必ず音質が劣化しますが,iPod など,最近のシリコン
プレーヤーは 非圧縮 WAV ファイルや可逆圧縮ファイルなど
にも対応していますので,そういった点では MD よりはたちが
悪いかもしれません..
Re:補償・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
いずれにせよ、著作権管理機構が未発達だった時代の遺物にしか見えないのですけど、何とかならんものでしょうか? 今となっては、細かいデータも収集できてしまう時代なのだから、まとめてがっぽりというのは時代遅れの気がする。
Re:補償・・・ (スコア:1)
この補償金の制度の当初の言い訳は、CDからデジタルデータとして劣化しないコピーをいくらでも作成できるから、それに対する補償として、コピーを入れるメディアの価格に上乗せして徴収するということです。
そのため、著作権管理機構が施されているような、楽曲ダウンロード販売によるデータを入れるメディアから補償金を取れるような根拠は全くありません。
あの組織の中の人は、もはやそんな当初の理由なんてどうでも良いかのように拡大解釈しているようですが。
Re:補償・・・ (スコア:2, 参考になる)
CDの価格や、レンタル料に含まれる権利者の取り分は、レコード会社がCDに楽曲を複製して販売したり、レンタル屋がそれを貸したりするのに必要な権利者の許諾の対価として、彼らが支払ったものです。
あなたには何も許諾されていませんし、その対価を払っているわけでもありません。
Re:補償・・・ (スコア:2, 参考になる)
自分で購入したCDについては、購入した時点で当然対価を払っています。
それを自分で利用するためにコピーするのは、本来なら私的複製の範囲として全く正当と思われるのですが、現状そうは扱われていません。
著作権法で認められている「私的複製」と、何某かの料金を徴収するべき複製を権利者が区別するのが困難なため、一緒くたに「補償金」を徴収されているわけですが、その状況をほったらかしにして、適用範囲拡大ばかりを叫ぶから理解を得られないのだと思います。
#それ以前に、著作権で保護されるべきは「文化」であり、
#そのために「著作権者」が保護されているのだが、
#著作権者、あまつさえ流通業者の保護が最優先になっている
#ようにしか見えないのだが・・
Re:補償・・・ (スコア:1)
著作権が音楽文化をマイナスにしてはいけないし、消費者が安心して音楽鑑賞に打ち込める環境をつくって欲しい
Re:補償・・・ (スコア:0)
Re:補償・・・ (スコア:1)
人の言葉のコピペでしょ。
こうやってこの部分だけ抜き出すと、連中がどんなに逆説的なことを
いってるかよく分かるなあ。
オフトピだけど (スコア:1)
他に一切何もしないで音楽鑑賞に打ち込みたくなりますやね。
最近はCD買ったら即エンコですが……。
#昔々、泉谷しげるだったかが、
#「俺の出したレコードをファンが買って、
# 最初の1回目に正座して聞いてくれれば俺の勝ち。
# なんかのBGMにされたら俺の負け」
#みたいなコトを、雑誌のインタビューで言ってた記憶が。あやふやだけど。
--
「なんとかインチキできんのか?」
Re:補償・・・ (スコア:1)
音楽を再生する事を許諾されているという訳ではないのですね
もしかしたら所有する権利も…
#みなさんも買ったCDの扱いには気をつけましょう
確かに (スコア:1)
少なくとも私はHydrgenさんと同じく理解できません。
人から金を取るんなら、まず「何に対する対価か」を明確にしないとおかしいですわな。
Re:補償・・・ (スコア:1)
CDの金額には、私的録音補償金は含まれていないようですが、ネット経由で購入するコンテンツには私的録音録画補償金が含まれているようで、この為、レコーダー等まで広げると2重徴収になるから認められない!と言う声がありますね。
Re:補償・・・ (スコア:0)
だね。著作権保護機能の無いMP3プレイヤーが利便性ゆえに
売れてるわけで、マトモにやってるところがバカを見て
Re:補償・・・ (スコア:1)
>>レンタル代金に補償金とやらを上積みすれば良いと思うのだが。
レンタル業界が買う枚数もまた馬鹿にならないわけで…
特に、今のような只でさえCDが売れない時代には特に。
そんな中でレンタル業界を更に締め付けるような真似しても、
結局困るのは、個人にあわせて大口顧客をも失うメーカー側でしょ。
Re:補償・・・ (スコア:1)
といいますが、不公平正せますか?
結局、音楽関係の団体はiPodに課金したところで
「金払ってるんだからwinnyでもなんでもしていいよ」とは
決して言わないだろうし、そうしたら結局、
マトモにやってる人が払い損になってバカを見るだけかと。
んで、マトモにやってなかった人も得してないし、
マトモにやってる人も得してないし、
結局だれが得をするかというと、音楽関係の団体だけでは?
1を聞いて0を知れ!
Re:補償・・・ (スコア:0)
ぶっちゃけそういうことですけど。
許諾のない他人への譲渡はそもそも違法です。
そうではなくて「私的な録音」でコピーされると、
例えば「家でとっとく用」と「カーステで聴く用」と
本来なら2本買ってもらえるはず(笑)が1本だけになるから、
その「減った」(笑)売り
Re:補償・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
>例えば「家でとっとく用」と「カーステで聴く用」と
>本来なら2本買ってもらえるはず(笑)が1本だけになるから、
>その「減った」(笑)売り上げを補償しろ、とそういうお金です。
逸失利益に対する補償ということですかね。
であれば、絶版ものに関しては逸失する利益がそもそもないという解釈で、補償金もなし、コピーも自由、ってことにならないかな~と妄想してみたりして。
Re:それはいけません (スコア:0)
>であれば、絶版ものに関しては逸失する利益がそもそもないという解釈で、補償金もなし、コピーも自由、ってことにならないかな~と妄想してみたりして。
Re:補償・・・ (スコア:2, 参考になる)
MDやCD-Rは安価な複製媒体ですから、その違法行為が簡単にできてしまうから、
これをなんとかしないといけない。ってのが、補償金の論拠なんじゃなかっ
たでしょうか?
#つまり、配布媒体になりかねない媒体だから補償金を取る。
しかし、iPodやHDDオーディオを「これいいからさ、あげるよ」って、バラまく
人はいないでしょ?だから、シリコンオーディオやHDDオーディオの場合は、補
償金を取る理由がないように思えます。
#媒体変換は私的コピーに暗黙のうちに含まれる一要素じゃないんですかね?
#CDはCDにしか(CD-R/CD-RWなどでなく)コピーできないとはいいませんよね?
#個人でCDをプレスする設備を持つ人はいないんだから。
Re:補償・・・ (スコア:1)
よっしゃ!それなら2枚買いたくなるような曲作っちゃおうかな!
という気概のあるモノは不在なのか?
Re:補償・・・ (スコア:0)
補償金は
「便利な複製手段があると著作権違反にも使われるから、
その複製手段のユーザー全員に連帯責任で課金する」
制度だったらしいです。
複製回数の制限もこの連帯責任説で説明できちゃうのかな…
集めた補償金の分配に関しても、ちゃんとやってるらしい