アカウント名:
パスワード:
ここの編集部は,すでに「オープンソースマガジン」という誌名で,これまでの特集記事をまとめたムックを2号出してますよね。その売れ行きがそれなりに良くて,読者アンケートでも好感触だった,というのがあるんじゃないですかね。全くの憶測ですけど,さすがになんの勝算も無く誌名を変えたりはしないと思うんで。売れ行き激減で窮余の一策として誌名変更に至った,というなら話は別ですけど。
>「オープンソース」という言葉自体に惹かれる人なんて、もうそんなにはおらんはず。
私は「UNIX USER」より「オープンソースマガジン」の方が,ちょっとだけ間口が広がるんじゃないかと思っています。
この誌名なら,Windows 上で OpenOffice や Firefox などを「オープンソース」だと知りつつ使っていて,もうちょっと詳しいことを知りたいと思っている,あるいは,もっと多くの面白い/使えるオープンソースソフトウェアを知りたいが,ネットで検索するとなんだか難しいページが多くて困っている,なんて層が「ひょっとしたら……」と思って手に取るかもしれません(ホントかよ)。 # そのあとは,当然中身の勝負になるわけです。
つまり,言葉自体に惹かれるとか惹かれないという話ではなく,「オープンソース」という語を,たんに知りたいことが載っているかどうかを判断するキーワードとして使ってもらうという感じですかね。
オープンソースに詳しい人(なんだかマスコミのコメンテーターの肩書きみたいですが)は,たぶん読みたい記事があれば買うといった付き合い方をしているでしょうし,誌名が気に入らないから買わない,なんて行動は取らないでしょうから,そういう層にはあんまり影響はないんではないかと。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
誰にアピールする誌名なのか? (スコア:3, 興味深い)
オープンソースの世界 = Linuxとかやってる人たち
みたいな分かりやすいイメージがあった。
腕に覚えのある人たちがよりにもよってOS環境ひとつ作り上げてしまうという
なんだかすごそうな世界、というはっきりしたイメージがあった。
ところがLinuxバブルがはっきりと消えて以降、「オープンソース」という言葉には
具体的なイメージのようなものはまるっきり湧かない。
そういうものをこのタイミングで雑誌名に持ってきて
いったいどういう読者を呼び込もうとしてるのかが分からん。
UNIX文化に憧れてLinuxに流れたような層は自分環境での地味ハックに精を出し
相変わらずWMはtwmだったりするのだろうし
LinuxやナントカBSDが初心者でもとりあえず使えるようになってからのユーザーは
GNOMEやKDE、OOoなどに埋もれて暮らしていて、
この二つの層は俺が知る限りまったく重ならない。
企業ユースな記事なら個人ユースな読者は間違いなく読み飛ばすし
UU誌編集者にどうも大好きな人がいるっぽい思想めいた話などは見るだけでイヤ、という層も
確実に存在する。(俺がそうなだけ?)
オープンソースマガジンというのは、これらのうちどの層にアピールする誌名なのだろうか?
単にUNIX USERでは定義に合わないから変えた、とか
オープンソースというひとくくりで総合的な誌面を目指すというなら
どうも失敗する気がしてならんのよね。
「オープンソース」という言葉自体に惹かれる人なんて、もうそんなにはおらんはず。
Re:誰にアピールする誌名なのか? (スコア:3, すばらしい洞察)
OpenOfficeの役割ってのはすごいシンプルで、極論すると、「PC-Unixにオフィス環境を提供して、linuxやBSD(もちろんSolarisも)がWindowsと戦えるようにする」に尽きると思う。一応Windows版もリリースされているんだけど、あまり話題にならない。母体がSunだったってのが関係あるかもしれない。
これに対してもう一方の雄、Mozillaの成功はWindows版を抜きにしては語れない。実際に、拡張やパッチを書いている人の大多数はWindowsユーザーだ。まあ、unix系を使ったこともない、って人は逆に少数派かもしれないが。とにかく、Windowsユーザーの中からマンパワーを供給されつつ成り立ってるコミュニティだと言える。そして、利用しているユーザーの数もWindowsユーザーが圧倒的に多い。デスクトップOSのシェアを考えれば当然だ。
雑誌の購買層もまた然り。
http://www.unixuser.jp/magazine/2004/200409.html
に載ってる『第2特集:Firefoxでオリジナルアプリに挑戦!』なんかは、アプリオリにWindowsユーザーを弾いてしまうと、とっても不利な気がする。
Re:誰にアピールする誌名なのか? (スコア:2)
MS Officeクローンを、本物が動く環境でわざわざ使う必然を感じない、じゃなくて?
Re:誰にアピールする誌名なのか? (スコア:0)
Officeソフトを使う機会がないから、そんなものに
5万はおろか、5千円でも出すのはもったいない。
で、一番使うソフトはFirefoxとMeadowだったりする。
結局、Officeを使う人はオープンソースソフトを使う技術を
持っている人は少なく、使う技術を持っている人はOfficeに
魅力を感じない。それだけのことだと思いますよ。
Re:誰にアピールする誌名なのか? (スコア:2, 興味深い)
ここの編集部は,すでに「オープンソースマガジン」という誌名で,これまでの特集記事をまとめたムックを2号出してますよね。その売れ行きがそれなりに良くて,読者アンケートでも好感触だった,というのがあるんじゃないですかね。全くの憶測ですけど,さすがになんの勝算も無く誌名を変えたりはしないと思うんで。売れ行き激減で窮余の一策として誌名変更に至った,というなら話は別ですけど。
私は「UNIX USER」より「オープンソースマガジン」の方が,ちょっとだけ間口が広がるんじゃないかと思っています。
この誌名なら,Windows 上で OpenOffice や Firefox などを「オープンソース」だと知りつつ使っていて,もうちょっと詳しいことを知りたいと思っている,あるいは,もっと多くの面白い/使えるオープンソースソフトウェアを知りたいが,ネットで検索するとなんだか難しいページが多くて困っている,なんて層が「ひょっとしたら……」と思って手に取るかもしれません(ホントかよ)。
# そのあとは,当然中身の勝負になるわけです。
つまり,言葉自体に惹かれるとか惹かれないという話ではなく,「オープンソース」という語を,たんに知りたいことが載っているかどうかを判断するキーワードとして使ってもらうという感じですかね。
オープンソースに詳しい人(なんだかマスコミのコメンテーターの肩書きみたいですが)は,たぶん読みたい記事があれば買うといった付き合い方をしているでしょうし,誌名が気に入らないから買わない,なんて行動は取らないでしょうから,そういう層にはあんまり影響はないんではないかと。
Re:誰にアピールする誌名なのか? (スコア:2, 興味深い)
親コメントでだらだら挙げられている層というのは
「みんな仲間」というより「相克」の関係だから微妙なんだよな。
MLでキツいこと言う古参を新しい人たちはもはや先輩とは思っていないようだし
企業でのオープンソースに励む口の多い人たちは
アマチュアイズムを公然とけなすご時世。
掲示板で叱ったらいきなりキレちゃった「新世代のユーザー」向けの雑誌になるなら
少なくともオレにとってはレジに持っていくのが恥ずかしいタイプの雑誌になったということ。
オープンソースというのは一枚岩じゃなくって
「あいつらといっしょにされちゃたまらん」が渦巻くさまざまな層の集合体なんだよなあ。
かつ、雑誌というのはムーブメントをくくるかぎ括弧のような力があって
「これは俺たちのための雑誌だ」みたいな雑誌があるムーブメントは栄えるし
逆にそうなれない雑誌は専門誌なら特に厳しい戦いを強いられる。
「オープンソース」という言葉、かぎ括弧としては大き過ぎる気がするよ。
つか、ぐだぐだ書いてきてなんだけど、
そういう人たちが持つ共通の象徴として「UNIX」はもう使えないものになっている、
というのが単にさびしいよ。おいらは。
なにやら時節柄 (スコア:0)
無党派層(一般ユーザー)を取り込めず
一枚岩じゃない支持基盤
資金力(集金力)のなさ
新しさにも積極的に選ぶ魅力にも欠ける政策
etc.
与党や有権者を批判するよりも、自らを省みて足元を固めなければ衰退の坂を転がっていくのみですよ。
「反○○」の旗印だけではね。
Re:誰にアピールする誌名なのか? (スコア:1, すばらしい洞察)
> オープンソースというひとくくりで総合的な誌面を目指すというなら
> どうも失敗する気がしてならんのよね。
単純に、間口をひろげて広告出稿を集めたいというのが大きな部分じゃないかと。
どの層をターゲットにしているのかは、すでに広告主向けの媒体資料が存在するだろうから
それを見たら判明しそうだけど...。
Re:誰にアピールする誌名なのか? (スコア:0)
んなこたーない。ちょっと世間が狭くね?