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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
次の目標はサイコフレームか? (スコア:1)
人間に使用する際には,
イタくない方法で何とか・・・
脳に電極を差すことなく,頭皮から間接的にでも電気信号を取り出せないかな?
無理っぽいが.
# ファンネルの実用化も遠くないかな?
Re:次の目標はサイコフレームか? (スコア:3, 参考になる)
サルによる実験の場合は,電極埋め込み式のほか,パイプを固定しておいて毎日電極(針)を抜き差しする方法 [moriyama.com]がとられる事もあるとか。ちょっと「攻殻機動隊」ちっくかも。
神経細胞の電気信号はレベルが小さいので,ちゃんと測定しようとするとどうしても直接電極を接触させないと駄目なんでしょうね。この辺,脳神経外科あたりでは,何か新しい方法が開発されてたりするのでしょうか?
# 脳波じゃないですが,昔ファミコンで,念力でカーソルを動かす,てなのがありませんでしたっけ。
念力でカーソルを動かす (スコア:1)
詳細についてはもうすっかり忘却の彼方ですが。
監修のあのカレは今どこに・・・
Re:念力でカーソルを動かす (スコア:0)
Re:次の目標はサイコフレームか? (スコア:1)
なんか、鉄球みたいなのが表面についてあった。
アニメだと簡単そうですよね (スコア:2, 参考になる)
脳は頭蓋骨の中のさらにビニール袋に、塩水で浮いています。この中に少なくとも数十億のアナログ加算機が数千億のバスで接続されています。これが計測対象。
いま私ら研究者が使っている針電極は、1Mオームの高インピーダンスのプローブです。で数キロHzの信号を拾う必要があります。
細胞の0.1mm以内にプローブを近づけても数十-数百マイクロボルト程度の電位しか拾えません。
それを塩水と骨の上から拾って分離するのですか、、。
たぶんpentiumの中を走るデータをCPUファンの上から解析する方がダントツで楽かと。
大きい機械というとMRIとかMEGとかではないかと思いますが
MRIはCPUでいえば、「熱くなっているところに演算器があるにちがいない」という程度の機械です。当然時間分解能は1秒をきりませんし、位置分解能も1ミリ程度が限度です。
MEGは時間分解能はありますが、前提として「脳を流れる電流は一つか二つ」に単純化しています。
「てんかん」の解析には役立つでしょうけれどね。
ちなみに分子生物学だけで神経を解明するというのは「CMOSの動作原理がわかればpentiumのアーキテクチャもわかる」というようなものです。
学者はたいてい自分の手法を誇大広告するのですが、現実はこのような制限下でチビチビと解析しているのです。不均一な数十億個を。(最近は数百億といいますが)
同じ億の世界でも、脳にくらべるとDNAは個体差も少なく再現性があり情報のencode方法もある程度クリアです。
脳ですか、、PDMだと仮定しているという程度です。
才能ある人が脳科学で新しい測定方法を開拓するのを切に願う次第です。
Re:アニメだと簡単そうですよね (スコア:1)
「筋肉一つ一つのレベルまで分離された信号の配線」が切断面のすぐそばまで来てますからわざわざ脳から拾わなくてもいいんでは…。
わしもそう思う (スコア:0)
末梢の切断だけであれば神経再生型電極とリハビリの組み合わせの研究みたいなのを推進した方がいいと思います。
なにより脳の手術より末梢手術の方が気軽ですし。
Re:わしもそう思う (スコア:1, 興味深い)
私の右腕に行くはずの神経は引き抜かれた際、
背骨の中で切断されてしまい、外科的につなげることができませんでした。
ただ、この場合胸の部分の神経(肋間神経)を腕の神経に移行するという
手段が残ってましてある程度までの機能回復はできます。
私の場合、手先などの遠い部分の神経にはつなぐことができませんでしたが
つないだ場合であったならある程度は回復したでしょう。
# 100%の回復は難しいでしょうが。
ですから、今回の脳電位からの信号を腕に伝えるといった
手法に対して応用するとしても現存手法(肋間神経移行術)の
効果をしのぐというのはまだまだ時間がかかるでしょうね。
# 部位は違えど、神経線維直結と一旦外のデバイスを
# 経由したのでは信号精度がかなり違うでしょうから
たださらに限られた場合、-胸やその他近隣の神経もダメージを受けている場合-
には利用できるかもしれませんね。
Re:アニメだと簡単そうですよね (スコア:0)
磁気でも非常に微弱で難しいそうですが、いろいろ
研究は進んでるようですよ。
http://www.bekkoame.ne.jp/~jh6bha/higa0005.html#000527
それはMEG (スコア:1, 参考になる)
magnetoencephalographyで脳磁計。磁気変動を超伝導コイルで捕まえた誘導電流をジョセフソン接合で測定します(原理はこちら)横河のMEG [yokogawa.co.jp]にあります。MEGによく使われる磁気センサーがSQUIDで超伝導量子干渉素子の略です。
どれぐらい感度がいいかって お化粧が切符の裏の磁気コート [crl.go.jp]なみに感知できるぐらいです。
こういう超低温のコイルを頭の回りに何百か配置して脳内の電流のベクトルを算出する逆問題を解くわけです。
で、今のところ 「今日の必ずトクする一言」の作者の仕事場 [kyushu-u.ac.jp]にもありますが、現状MEGの出してくるデータはこの図Bの天気図みたいなモノ程度です。
一つか二つの巨大双極子を想定して逆問題を解いているのですから当然ですが。
私の知る限り、電流の流れを3つ以上仮定してまともに解けたという話はないです。
で、脳の中にカラムがある事を受け入れると、少なくとも0.3mm程度間隔に円柱状の処理単位(さらに神経細胞は一つのカラムににたくさんいますよ)がならんでいます。
これが一斉に並列動作するのが脳です。
それを一つか二つの大きな電流ベクトルで近似してみました、といわれても、、、
わたし家から書いてパスワード忘れたのでACですが上で書いているPoohです。
Re:次の目標はサイコフレームか? (スコア:1, 参考になる)
>イタくない方法で何とか…
人間の脳には痛覚神経がないのでイタくないです。
いったん頭蓋骨を開いてしまえば、脳の外科手術を受けながら執刀医と会話できます。
頭蓋骨を開くのがイタいですか?
我慢しなさい。
Re:次の目標はサイコフレームか? (スコア:1)
脳を傷つけるようなリスクの高い方法ではなく
もっと安全にできないか、ということだと思いますよ。
でも非接触式で高分解能の測定機器を使うとすると、でかくなりそうですね。
今後の小型化に期待といったところでしょうか。
脳外科手術しながら会話 (スコア:1)
6/3に放映されたER VII [nhk.or.jp]で、グリーン先生が受けた脳腫瘍の摘出手術がまさにそうでしたね。
針のようなもので脳をつつきながら質問して、逡巡するかどうかで患部を探っていた(んだよな?ツッコミ希望)様子がなんともいえず薄気味悪かったです。
Re:脳外科手術しながら会話 (スコア:0)