by
Anonymous Coward
on 2005年11月21日 10時19分
(#835544)
>他のOSだとIMEと似たような機能はFEPとかIMって呼ばれてたと思うけど?
FEP はあくまで front end processor であって、日本語入力とは関係ない。 日本語処理とは無関係な FEP だって存在する。「日本語 FEP」としてはじめて意味をなす。
DOS はシングルタスクなので、アプリと日本語入力ツールを同時に動かせない。 そこでアプリにキー入力を渡す前段階で動くデバイスドライバとして実装された。 マルチタスクな OS ではそんな制限はないから、IM はバックグラウンドで動く ただのアプリケーションとして実装される。FEP と呼ぶのは大きな間違い。
IMEを売ってどうする (スコア:1, 興味深い)
これからもOS標準のIMEはどんどん進化するでしょう。ライバルなんていなくてもね。
それはIMEは元々OSの機能だからです。
わざわざ別ソフトを導入してそろえるものではありません。
必ずすぐにこの手の他の販売ソフトは廃れると思いますよ。
入力するだけで金取るなんてありえませんから。
Re:IMEを売ってどうする (スコア:2, 参考になる)
> それはIMEは元々OSの機能だからです。
IMEという言葉はIT用語辞典 [e-words.jp]によれば
Windowsシステム上で日本語や中国語など、文字の多い言語で入力を行なうために必要な変換ソフト。
という事なのでOSの機能というのは誇張しすぎ。
他のOSだとIMEと似たような機能はFEPとかIMって呼ばれてたと思うけど?
せいぜい「元々Windowsの持っている機能だからです」位の表現ですね。
ではWindowsが元々そんな機能を持ってたかというと、さてどうだろう?
そもそも英語圏では英語でそのまま入力できるのでMS-DOS時代にFEPなんぞ不要でした。
そして
Re:IMEを売ってどうする (スコア:1, 参考になる)
FEP はあくまで front end processor であって、日本語入力とは関係ない。
日本語処理とは無関係な FEP だって存在する。「日本語 FEP」としてはじめて意味をなす。
DOS はシングルタスクなので、アプリと日本語入力ツールを同時に動かせない。
そこでアプリにキー入力を渡す前段階で動くデバイスドライバとして実装された。
マルチタスクな OS ではそんな制限はないから、IM はバックグラウンドで動く
ただのアプリケーションとして実装される。FEP と呼ぶのは大きな間違い。
Re:IMEを売ってどうする (スコア:2, 興味深い)
>マルチタスクな OS ではそんな制限はないから、IM はバックグラウンドで動く
> ただのアプリケーションとして実装される。
には、
シングルタスクかマルチタスクか、の問題ではないと、
異論を唱えておきます。
OS の仕事は「資源」を管理することです。
まあ、よく言われるのはメモリとディスクですが、
それ以外の、キーボード、マウス、ディスプレイ、シリアル、…なんてデバイスを管理するのもOSの仕事でしょう。
で、DOS の時代は、そういったデバイスの管理をOSがちゃんとやってなかったから、
キーボード入力をジャックしたり、画面表示をジャックすることで、
FEPという形で日本語入力機能を提供していた。
Windowsの世界でもいわゆる日本語入力FEPは実現できないこともないですよね。
キーボードのフリをするデバドラと
ビデオカードのフリをするデバドラを提供し、
本物のキーボードとディスプレイはFEPが管理すればいい。
PS/2・USB・Bluetoothといったキーボードの種類の違いや
GeForce・RADEONといったビデオチップの違いを、
全て日本語入力FEPが対応しなきゃいけないので、現実的じゃないですが…
そのかわりに、FEPと同等の処理をWindows内部に用意し、APIとして外に開放してる。
で、それを利用し、OSの管理下で変換エンジンだけを動かすことで、
実際のキーボードやディスプレイの管理は気にせずに日本語入力機能を提供できるようになった、と。
それがIMEですね。
Re:IMEを売ってどうする (スコア:0)
Re:IMEを売ってどうする (スコア:0)