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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
節水効果 (スコア:1)
Re:節水効果 (スコア:2, すばらしい洞察)
一時期、大腸菌騒ぎがあったような気がしますので、ぴったりかと。
レジオネラ(Re:節水効果) (スコア:2, 参考になる)
あれは大腸菌ではなくレジオネラです。昨今、温泉などでの感染例が報告されているのも同じ。
24時間風呂や温泉などの水中で増殖したレジオネラが、その水をシャワーなどに用いたりして生じる微小な水滴を介してヒトの肺に感染し、肺炎の原因になります。これで死者まで出したので24時間風呂は販売停止になりました。
実はレジオネラ自体は、そんなに耐熱性なんかが強い細菌ではなくて、それ単独ならば24時間風呂にあった加熱装置で十分殺菌が可能なんです。
それなのになんで感染が起きたかというと、2つほどの原因があって
で、今回のヤツについてですが、いちばん問題になるのはバイオフィルムや湯垢などの不純物が混じった状態やアメーバ嚢子内でもちゃんとした殺菌作用が発揮できるのか、というのがいちばんのポイントになります。
バイオフィルムについては、有機物ということもあり分解は可能でしょうけど、実際問題として、大量の菌が付着した場合に、その分解がレジオネラの増殖に追いつくほど十分高いものなのか。そして、他のところにも出ていますが、無機物系の湯垢は分解できないでしょうし、これらが表面に付着すると分解能力が低下すると予想されますが、それでもなお十分な効果が発揮できるのか。またアメーバ嚢子などの非常に耐久性の高い状態に対しても、十分な殺菌作用を発揮できるのか。
こういうのは、たとえ「原理的には」可能であるとしても、やはり実際に(できるだけ汚い環境を想定して)細菌学的試験をやってみないと十分とは言えませんし、万一の場合には、使用者の健康や生命にまで関わることになります。そう考えると、少なくとも今の確認試験だけでは「安全かどうか」の判断はつきかねます。
現時点では、少なくとも「普通の浴室」に比べると、「抗菌的」だということは可能ですし、またそこらへんに出回ってる、いわゆる「抗菌グッズ」に比べてもきちんとした効果に基づいたものだという点で評価できると思います。しかし24時間風呂とかになると、特に万一の場合には使用者の生命に関わることなので、まともな企業であれば、そのような場合のリスクを考えて、慎重に事を進めると思います。
Re:レジオネラ(Re:節水効果) (スコア:1)
知っている人は知っているでしょうが、誤解があるとイケナイので。24時間風呂はレジオネラが問題になった時に広告自粛・一時販売停止などをしてはいますが、現在でも販売されています。因みに家庭用の機器で発症した例は殆どなく、多くは医療機関や入浴施設でおきていました。
bobsaqu