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もう、「どこかの中古業者」は、経産省に問い合わせず、涼しい顔でPSEマークなしの中古販売してればよかったのに:-)
似たような、「寝た子を起こすな」という意見はネットに散見されますが、裏を読むと経産省の希望が込められているように思います。(親コメントの人がどういうつもりで書いたのかは知りませんが)
つまり、「ほっとけばそれほど痛い目にあわずに中古の販売を続けられるよ。そうすれば、我々もハッピー、君達もハッピーでしょ」と。
だとしたら、馬鹿にしているとしか言いようがないですね。最初に無茶苦茶なことを言いだしたのはどこでしょう。ここまで、消費者と中古業者の感情を逆撫でしておいて、失敗のツケは他人に押し付け、自分達だけトンズラここうとは。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
省庁の暴走を止めるのは誰の責任か (スコア:2, すばらしい洞察)
こんなときにチェック機構として機能するはずの野党が機能不全に陥っているのが痛い気がします。
単に思慮がなかっただけ (スコア:4, 興味深い)
利権の絡みというより、単に思慮が足りなかったように思います。電取法の時代から、この法律は新品の製造・販売しか前提にない法律で、中古の販売は眼中になかったのです。経産省も、中古の販売は黙認する予定だったと思われます (中古店を監視する余裕がないはず)。
しかし、どこかの中古業者が「中古はどうなるのか」と経産省に問い合わせてしまったらしく、そうなると黙認するわけにいかず「中古も対象です」と答えざるを得ないので混乱してしまったのでしょう。中古を対象外とすると新品販売の抜け穴になる (粗悪な新品を中古として市場に流す etc) から、規制しようと考えたのは、それなりにスジは通っています。
しかし、その結果、ビンテージ商品などが「買えなくなる」ことを予想できなかったのは、思慮がないとしかいいようがありません。電取法・電安法は消費者保護のための法律なので「買えないという過保護」はやりすぎなので、あわてて緩和・撤回したのです。
もう、「どこかの中古業者」は、経産省に問い合わせず、涼しい顔でPSEマークなしの中古販売してればよかったのに:-) 猶予期間が終わってから経産省が気付いても、トラブルが起きてないなら「対象外でいいや」となったかもしれません。電安法は、経産省に問い合わせたら薮蛇になることが多いから、業者が自主判断してしまうのが吉なのです:-):-)
Re:単に思慮がなかっただけ (スコア:2, すばらしい洞察)
曖昧にしておけばいいなんてことはない。
日本人のメンタリティーとして、といった言い方はしたくは無いが、
はじめから法律を曖昧にして、運用で逃げるというのは官僚の常套句。
LD事件を引っ張り出すまでも無く、穴があれば最初から議論して
対処しておくのが当然だろう。
また、新品粗悪品を中古で流すからといった理由なら
法律施行前製造適用外ということで問題は無いはずだ。
Re:単に思慮がなかっただけ (スコア:3, 興味深い)
20世紀は、法律を厳密に適用する必要はなかった。事業をするにも、関係者との間での暗黙の了解、流儀に沿わない人は、自動的に排除されていました。だから、ルールをはみ出した者への厳密な取締りをしなくてもよかった。しかし最近は、関係者へのおうかがいを立てるといった、共同体への気づかいは必要なしに、ルールさえ守れば何をやってもよい、という社会になりつつあるようです。
「ルール主義」か「リレーション主義」か、という対立軸で説明できます。ある社会学者はわかりやすく前者をアメリカ的、後者をヨーロッパ的、日本的、なんていってましたが。自由にやってよい、となると、つまり、参入離脱可能なものになって、それはたしかに競争できるようになって、共同体に縛られることなしに、よいことだと思うんですけど、同時に失われたものもあるんですね。
ビンテージなんて、ルール主義ではどうしたって解決できないじゃないですか。そのビンテージに詳しい人が、いろんな解決策を持っていて、ちょっとリスキーだけど、アレコレすれば安全ですよ、みたいな個別のソリューション・ノウハウを持ってたりするんじゃないかという気がします。そういう、中古品扱うノウハウを持った人との関係の間で解決すればいいと思うんですけどね。逆に、ルールを守れば何やってもOKとなると、そういう細かいノウハウが失われ、また「言われたとおり対策したが火がでた。国の責任だ」なんて吹き出る人が出てくる。これは明らかにルール主義の行き過ぎなんだと思いますよ。
Re:単に思慮がなかっただけ (スコア:2, すばらしい洞察)
古き良き時代の流儀にのっとって、政府にお伺いを立てたから薮蛇になっちゃったという話の流れかと思ったのですが。関係者ってのは同業者のことですかね。だとしたら、同業者には通達して都合が悪い人間には連絡しないってのは、どう考えても健全とは思えませんし、だったらルールを厳密に決めてそれをきっちり運用する方がよりマシじゃないかと。
そもそも、共同体に入りたくない人、不当に排除された人のことを考慮しないと結局そこが穴になるだけだし(特に後者は共同体の方にも非がありますからね)、ルールを作る以外に具体的な解決策ってあるんでしょうか。
>また「言われたとおり対策したが火がでた。国の責任だ」なんて吹き出る人が出てくる。
それで良いはずですよ。火が出るのは困りますからね。どうすれば火が出ないようになるのか、きちんと誰でもわかるようなルールを追加で決めていけば良いのです。大体、どこに責任があるかの判断はルールがない場合どうやって決めれば良いんでしょうか。何にしろ、制度に不備があることを指摘する人は排除しない方が良いですよ。
Re:単に思慮がなかっただけ (スコア:1)
それは、評判とコネクション、ってことでいいと思うんですよ。どこそこの中古屋の整備はいい。ながく使えてる、みたいな話で。
本当にPSE法の是非を論じようとすると、細かいところまでウォッチしないといけないと思うんで、正直、わたしは断言できないんですけど。PSEマークのチェックはどうやら(ネットで軽く調べた限りは)わりと厳密らしく、たしかにこのチェックをくぐれば安全っぽくなるような気がします。ただ、その分、高くつくらしい。
ルールを作ることが直接、評判システムの崩壊につながるとまでは思わないですけど、いい仕事をする(安くて、しかも整備がうまいという)中古屋さんもありうるのに、それをルールの押し付けで、無くしてしまうことは、ちょっともったいないなと思うんですよ。
Re:単に思慮がなかっただけ (スコア:0)
似たような、「寝た子を起こすな」という意見はネットに散見されますが、裏を読むと経産省の希望が込められているように思います。(親コメントの人がどういうつもりで書いたのかは知りませんが)
つまり、「ほっとけばそれほど痛い目にあわずに中古の販売を続けられるよ。そうすれば、我々もハッピー、君達もハッピーでしょ」と。
だとしたら、馬鹿にしているとしか言いようがないですね。最初に無茶苦茶なことを言いだしたのはどこでしょう。ここまで、消費者と中古業者の感情を逆撫でしておいて、失敗のツケは他人に押し付け、自分達だけトンズラここうとは。
Re:単に思慮がなかっただけ (スコア:0)
Re:単に思慮がなかっただけ (スコア:0)