アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
この場合大統領も議会も (スコア:3, すばらしい洞察)
三権分立の大原則がありますから。
司法の判断に対して他の二者は異論があればそれを唱えることが
できます。
というかその支持基盤(国民)が異を唱えることを望んでいる場合、
それを行うのは義務というわけです。
従って大統領はその権限に基づき声明を発表。
議会は判決に抗議する決議。
全くもって正常です、裁判官を暗殺して息のかかった人間を送り
込んだわけでも無ければ、裁判所の職掌を侵して勝手に処理して
しまったわけでもない。
そして裁判所は「世論の圧倒的不支持」に対して一時的に判決を
留保、再検討にかかる。
司法の暴走を抑えるシステムがこの場合正常に機能したと言うべ
きでしょう。
問題はアメリカという国自体が今きわめて異常な状態にある中で
傍目からは正常に思える判決がアメリカ国内では「異常」とされ
ている、という点に今回の件の厄介さがある、ということですか
ね。
国が国だけにおかしなことになった場合に影響がでかいのでさっ
さと頭を冷やしてほしいものです…
Re:この場合大統領も議会も (スコア:1)
・裁判所が違憲判決を出した → OK
・立法議員・行政官・世論がそれに異議を唱えた → OK
・裁判所が自身の判決を留保した → OK
司法は俗世の民意から解脱しているように考えがちですが、民意の上に機能してるので。議会とそう変わるものじゃない。
そして民主主義ってのは文字通り、民意の暴走に抗う術の無い制度なので、民意が全力で判決を覆そうとしたら民主主義の枠内では抵抗できません。これがファッショというのもまたその通りの指摘で、ファシズムは民主主義の果てにあるのです。
というわけで、古来より民主主義制度にはストッパー役として民主主義の原理を超越した権威が存在しています。
貴族院とか皇室とかですね。しっかり制度化されていない慣習的なものならそれこそ無数に。
と、このくらいの知識を前提にした上で、近代国家システムの司法制度に、立法・行政の貴族院に当たるところって存在しないのか疑問覚えました。ちょっと思いいたらないや。何かあったっけ?
-- wanna be the biggest dreamer
Re:この場合大統領も議会も (スコア:1)
ひとつ思い至りました。恩赦がそうですね。
やっぱりというか、法哲学者たちの関心を惹きつけてはなさないテーマなんだなぁ。
-- wanna be the biggest dreamer
まさに名言! (スコア:0)
>民意が全力で判決を覆そうとしたら民主主義の枠内では抵抗できません。
>これがファッショというのもまたその通りの指摘で、
>ファシズムは民主主義の果てにあるので
Re:この場合大統領も議会も (スコア:0)
>三権分立の大原則がありますから。
>司法の判断に対して他の二者は異論があればそれを唱えることが
できます。
三権分立の原則の理念としては合っているだろうし、批判すること
そのものは保証されるべきだと思う。
問題があるのは、(すくなくともタレコミと元記事からは)その
批判に圧されて判決を引っ込めたこと。
微妙な問題だから、当然裁判官だって根拠をもって判決を出しただろうに、
そこをすっ飛ばし
Re:この場合大統領も議会も (スコア:2, 興味深い)
つまり「異常な判決に対して国民が疑問の声を上げ、判決が一時
留保され他の裁判所または上級審の審理を仰ぐ」というこれまた
正常なシステム。
見方を変えてみましょう。
ある人物が犯してもない罪で捕まり、無罪なのは明白なのに単に
お役所仕事のシステムに乗っかって死刑判決まで出てしまった。
マスコミは大騒ぎ、国民は反対の大合唱、大統領や議会はその意
を汲んで反対声明や抗議決議。
裁判所はさすがに青くなってとりあえず判決を保留、再審を行う
かを検討…
何もおかしくはないですよね?
司法、立法、行政がお互いに暴走を防ぐ三権分立のシステムがわ
かりやすい形で働いた例です。
三者のどれであっても国民の意に反した行動を勝手にとることは
できないというシステムです。
「国民の意に反した」というのがキモで、今回のように世論その
ものが集団ヒステリー状態にある場合、システムの正常な働きは
必ずしも事態そのものの正常化には役に立たない、ってことです
か…
唐突ですが「レミングス」をまた遊びたくなってきました(謎笑
Re:この場合大統領も議会も (スコア:0)
思想信条や宗教の話と一般犯罪を並べてみたところで問題点は炙り出せません。
Re:この場合大統領も議会も (スコア:0)
いや、明らかになってるよ。
>裁判所はさすがに青くなってとりあえず判決を保留、再審を行う
>かを検討…
法的根拠の上に出した判決なら、堂
Re:この場合大統領も議会も (スコア:1)
であるように「~とStahlは主張してるのが明らかでしょ? 」と
いう書き方はきわめて(悪い意味での)AC的、というか2ちゃんね
らー的、と書くとフレームの元になりますかね(笑
誰もそんなことは書いてません。
最初から
「政府が司法の判断にケチをつけるのは異常じゃない」
「裁判所がそれに対して配慮し検討を行うことも異常じゃない」
と言い続けてるだけです。
そこに「強制」という要素が加わらない限りお互いにケチをつけ
ることも許されるのが三権分立なのですから。
その検討の結果として留保という判断に至ったこと自体の是非は
まったくの別問題である、ということです。
裁判所の判断自体の是非はともかく、そこに至るまでの大統領や
議会の動きは世論を政治に反映させるという本来の意味からいっ
てきわめて「正常だ」と書いただけ。
Re:この場合大統領も議会も (スコア:0)
世論だどうだという前に、個人的感情で文句言ったのでないというのはどこから導き出されたのでしょうか?
結果的に(ほんとにそうかどうかしらんが)世論と同じになっただけなのでは?
Re:この場合大統領も議会も (スコア:1)
>結果的に(ほんとにそうかどうかしらんが)世論と同じになっただけなのでは?
個人的な感情は確かにあるように思いますが、世論が支持してくれることも計算に入れなければあそこまで露骨な非難はしないのでは?
うじゃうじゃ
正当な権利ですかね? (スコア:0)
の「積極的」なものではなく、単に三つぐらいに分ければ、そんなに酷
いことにはならんでしょ?程度の「消極的」なシステムですからね。
だもんで、三権分立が正常に機能したからってどうということもない
んですが(おまけに完全な三権分立なんて聞いたこともない)