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>人間、科学者といえども長年使った用語に思考まで支配されてしまいがちです。といっておきながら、>それくらいなら、正式な科学的分類はないことにしておけばよかったと思います。結局使い続けましょうじゃ、意味ないじゃん。
問題があるならキチンと問題として認識し、どう特徴付けるのか、が科学的な態度じゃないのか?
分けること自体に意味がないのか、分ける基準が定まらないから問題なのか、はたまた、俺には必要ないからやらなくていいジャンなのか、なんか明確に理解できないんですが。
既に銀河中心の周りを回っているらしいことは分かっていますが。
ただ、今回の定義では「太陽系の惑星」しか定義していないので、「恒星でないもの」という条件がついていないってことで。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
太陽系の絵を見ていると (スコア:4, すばらしい洞察)
大きさ以外にも、「惑星」には性質の上での例外はたくさんある。例えば
金星:一日が一年より長い
木星:受けるエネルギーより放出するエネルギーのほうが多い
土星:受けるエネルギーより放出するエネルギーのほうが多い。水より密度が低い
今回の騒ぎで面白いのは、天文学者たちがこの惑星の定義を、さも重要な科学的問題であるかのように議論していること。この定義を変えたって、科学の進歩には全く何の影響もしないのだが。「水金地火木土天海冥が惑星である」と定義したって、一向に差し支えないのだ。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:1, 参考になる)
太陽系のことだけなら歴史的経緯だけで決めてもいいでしょうが。
これから他の恒星系が発見されたり、移住しようというときに明確な定義が無いと、
今回と同じようなゴタゴタが繰り返されると思います。
今回、どのような形であれ、「他の恒星系にも簡単に適用できる」惑星の定義が作られることは
十分に科学的意義があるように思われます。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:0)
名前は名前。人間のつけたものに過ぎない。科学的知識とは、他の恒星系の天体がどのような性質を持つのかということであって、どう分類するかなんてどうでもいい。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:3, すばらしい洞察)
概念の発見→名前を付けて定義→議論しやすくなる→研究も進む
これは一般論で、今回の惑星が当てはまるかは分からないけど。
今回のように (スコア:0)
おっしゃるように、概念として「発見」されるほどまとまっていれば、それを表す名前をつけることに意味がありますが、ある概念の定義を無理に発明しなければならないようなときには、その概念で括ろうとするのをやめたほうがいいのではないでしょうか。
つまり、惑星という概念は古典的、歴史的な概念であって、無理に厳密な定義をするほど真の物理的状況を表している概念ではなかったということです。
科学の概念的進歩というのは、えてして言語から離れるところから起こるような気がします。人間、科学者といえども長年使った用語に思考まで支配されてしまいがちです。今は新しい惑星の定義が多くの異論で錯綜した末に決まった深い意味のないものであることを皆が覚えていても、50年もたてばそれが金科玉条のようになって、そのために科学者の思考が制限されるようなことがなければいいですが。それくらいなら、正式な科学的分類はないことにしておけばよかったと思います。
Re:今回のように (スコア:0)
といっておきながら、
>それくらいなら、正式な科学的分類はないことにしておけばよかったと思います。
結局使い続けましょうじゃ、意味ないじゃん。
問題があるならキチンと問題として認識し、どう特徴付けるのか、が科学的な態度じゃないのか?
#分類の尺度・粒度は利用目的しだいとは思うけどね。
Re:今回のように (スコア:0)
科学をする上で惑星・非惑星に分類することに大した意味がないならば、科学的分類はしないことにする、つまり今までの分類は科学的なものとしての使用をやめ、歴史的・文化的ということにするという意味です。
明確な境界のないところに無理やり境界をつけるのが科学的な態度だとは思えません。
Re:今回のように (スコア:0)
分けること自体に意味がないのか、分ける基準が定まらないから問題なのか、はたまた、俺には必要ないからやらなくていいジャンなのか、なんか明確に理解できないんですが。
それとも、用語を再定義しなきゃ問題なしというだけの意見?
今回の基準で「惑星2.0」って名前だったらオッケー?
Re:今回のように (スコア:1, すばらしい洞察)
新しい科学的知識に照らして、科学者の間でもめるほど分ける基準が定まらないのであれば、分けること自体に意味がないのではないかということです。私に必要であるかないかは当然ながら関係ありません。
Re:今回のように (スコア:0)
>科学的に意味のあるカテゴリーを表している概念
いわゆる「惑星」というカテゴリーは非科学的な分類だ、と宣言すべき、ってことなんですかね。
そっちのほうがニュース性は高いかもしれないけど。
Re:今回のように (スコア:0)
そうであるならば、「惑星」というカテゴリーは非科学的な分類だ、と宣言すべきであって、あんなに二転三転した上で無理に投票で決めるのはどうもなあと思います。
Re:今回のように (スコア:1, 参考になる)
うんにゃ。
冥王星を惑星から外そうなんて動きは、遥か昔からあったよ。
IAUにだって声はずっと届いてた。
> そのようにもめる〜
> そうであるならば〜
だから、この文章は前提が明確に間違ってる。
Re:今回のように (スコア:0)
Re:今回のように (スコア:2)
もめる根本的な理由は、政治的理由もあるだろうが、そういう政治的ゴタゴタが可能なのは結局、科学的妥当性が不十分だからだろ?
本当に科学的に妥当な定義であれば、プロの科学者が300人も意義を唱えたりは普通しない。
だいたい惑星の科学定義なんて今まではなかったし、太陽系だけの惑星の定義を決めるなんて明らかに非科学的だ。
Re:今回のように (スコア:1)
(フレーミングになってないけど)
つまり「定義を設けるために科学を利用した」という理解で良いのだろう。
曖昧なものだからこそ境界を定義する必要があるが、特に社会的に極力
適合するよう、抽象的な境界を具体的にブレイクダウンするためには
科学的アプローチが不可欠だと思う。
Å肉Å / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(∑´w`) < 例えば「サルはヒトに分類すべきだ」などの理屈は排除
(~[/.]~ つ~'~フ \ されるべきであり、そのために科学的アプローチが必要、
(⌒,__ノ ( \ という理屈だ。
し'ヽ ) ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し' ~'
(∑´w`)キョウモ マジレス
分類に意味はあります。 (スコア:1)
> 科学者の間でもめるほど分ける基準が定まらないのであれば、分けること自体に意味がない
基準でもめるのは分類をやめる根拠になりえません。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:0)
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:0)
当初は、もう200個も見つかっている太陽系外惑星にも適用できるものを目指したようです(同じく国立天文台の解説ページ [nao.ac.jp]参照)。こちらは惑星の定義の中に「太陽系の」という言葉が入っていません。
決まった定義を太陽系外惑星にまで適用するときにもっとも難しいのは、「丸い」ということをどう確認するかですね。今のところ見つかっているのは地球よりデカいんだから多分丸いんでしょうけど。まだ太陽系外惑星の姿を直接撮影することすら満足にできていない段階ですから、まぁもうしばらくの間モラトリアムでも良いのかも。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:0)
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:1)
既に銀河中心の周りを回っているらしいことは分かっていますが。
ただ、今回の定義では「太陽系の惑星」しか定義していないので、「恒星でないもの」という条件がついていないってことで。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:1)
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:0)
内側にある質量の中ではたいした割合ではないですよ。
中心核ブラックホールの質量は太陽質量の数百万倍のオーダーなのに対し、
銀河系全体の質量は数千億~数兆倍のオーダーですから、
太陽の周回軌道内分だけを見ても、中心核ブラックホールの質量は
1%にも満たないですね。
急にブラックホールをとっぱらっても太陽の銀河系周回軌道はほとんど変わらないでしょう。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:0)
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:1)
今回は太陽系の話なので太陽自身については言わずもがなです。
一般化するなら、「恒星の周囲を公転する天体について、その中で惑星を定義する」ものでしょう。
まあ、恒星は恒星ですからね。
大きな恒星の周りを小さな恒星がまわっていたって、それは連星で、その小さな方が惑星になるわけじゃないですから。
Re:太陽系の絵を見ていると (スコア:0)
議決に参加したのは「約9000人いるIAU会員の5%未満」な訳で,分野の違う研究者にとっては実際のところどちらに転んでもいい話なんでしょうね。