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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
最近の、非光学式手振れ補正みたいに (スコア:1, 興味深い)
あとからその像を補正をしつつ重ね合わせる、という手法はだめなのだろうか?
大気の擾乱は1000Hzぐらいらしいから、それより早く撮影すれば時間軸方向の擾乱には影響されないんだよね?
画面内でのゆがみはガイド星のゆがみを元に補正すればOKだろうし、これもデジタルで出来る。
デジタルで処理したほうが、物理的な制約を受けないし(鏡の数や重さ、サーボの反応速度など)、
機構もシンプルでトラブルもなく、188個の鏡よりももっと細かな補正が出来る。
おまけに安上がりだと思うのだが。
と素人考えで思ってみたのだが、どこが間違ってるのか、その道の方、指導求む。
Re:最近の、非光学式手振れ補正みたいに (スコア:5, 参考になる)
(1)1つは、すばるの主鏡(直径8.2mの円)に入ってくる光がそもそも、大気の乱流で
すでに平行光ではなくなっているので、いくら露出時間を短くしても解像度はあがりません。
補償光学では、主鏡の瞳面をこの乱流のサイズくらいに分割(すばるの新AOシステムだと188個)
して、それぞれの像が一点に結像するように(可変形鏡で)調整することになります。
(2)もう1つは、こんなに露出時間を短くしてしまうと、入射光子数の量子的ゆらぎよりも
検出器の読みだしノイズが圧倒的に効いて来て、暗い天体はほとんど写らないと思われます。
アマチュア用に売られている「補償光学」というのは、スレ主が提案されておられる
方法をハードウェア的に実現しているものです。要するに鏡を一枚高速で動かして、星の大気による
動きを相殺するもので、こうすれば先の(2)の問題は回避できます。
これは(光赤外)天文業界ではTip-Tiltと呼ばれている方法で、多くの望遠鏡で副鏡を振ることによって
実現されています。(すばるでもやることはできる)
Re:最近の、非光学式手振れ補正みたいに (スコア:2, 興味深い)