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軍事的なインパクトは? (スコア:3, 興味深い)
先進国の最新装備はかなり衛星インフラに依存しているような気がします。
中国が(...に限らないかもしれませんが)これらのインフラに対してダメージを与える手段を
確保したってことは、軍事バランス的にもかなりな影響が出るんじゃないかな、という気が
していますが、どうなんでしょうね。
SDI構想再び... なんてことになりそうな予感。
Re:軍事的なインパクトは? (スコア:2, すばらしい洞察)
MD計画とは言っても、DSP衛星や偵察衛星などによるICBM/IRBMなどの長距離弾道弾の発射の監視や、軌道上からの迎撃(公式にはキラー衛星は開発中止になっていますが、実際はどうなのやら…)など、衛星を用いた「ミサイル防衛」にかんして、自国は対抗手段を技術的に確保した。MDは無力化されつつある。と言う中国の政治的なプロパガンダの一貫で出された話でしょうね。
まぁ、ロシアも既に新型IRBM(SS-21 トポルMでよかったかな?NATOコードネームは自信なし(^^;)に、MDシステムの弾道予測や迎撃軌道から弾体が外れて機動するようなシステムを採り入れ始めていると言いますし、それと同等の目的でやってることでしょう。
とはいえ、大国間での全面戦争が始まれば、通信衛星やらナビゲーション衛星やらと言った、民生利用の部分が大きい衛星も巻き添えを食らって、相互の軍事インフラに関係する衛星の潰しあいになるのは必須でしょうから…┐(´ー`)┌
# まー、この手の(MDの、宇宙空間上でミサイルを破壊する部分も含めて)
# 軍事利用ってのは、どこの国が云々以前に本当にはた迷惑なような(;´Д`)
Re:軍事的なインパクトは? (スコア:0)
日米の弾道ミサイル防衛で開発が進められているキネティック弾頭そのものです.
つまり,近接信管を使って衛星の近くで弾頭(爆薬)を炸裂させたのではなく,弾頭を衛星に直撃して運動
エネルギーで粉砕したということです.
Re:軍事的なインパクトは? (スコア:1)
>弾頭を衛星に直撃して運動エネルギーで粉砕したということです.
確かにそうなると、中国が技術レベルの蓄積の度合はともかく、MD(と言うかSDI計画での基礎研究の成果)と同等のものを自力で?(ロシアは協力しているのか?)獲得しつつあるということ自体が、アメリカにとっては非常な脅威でしょうね。
今回の中国の実験を計算に織り込んでいたのか・突然の成功で慌てているのかはともかく、タイムリーに米議会に中国の宇宙軍事戦略に関する報告書 [yomiuri.co.jp]が出たようですし。
但し、ソ連相手にアメリカがSDI計画をやっていた当時のソ連とアメリカの経済的な力関係と現在の中国とアメリカのそれ全く正反対ですからね…件の報告書の趣旨が本当ならば、米中間での「冷戦」が激化するかどうかというよりも、中国が早晩米国国債の放出に動き(それは、世界一米国国債を買っている中国がドルを見放すという事に繋がりますから、その時点でアメリカ経済に死亡フラグが何本も立つことを意味する訳で)、そのためにアメリカから軍事的な報復を受ける事を抑止する目的がありそうですね。
# イラク戦争の開戦の決定的な理由の一つとして、「原油をユーロ建てで売り出し、ドル建てで売るのを一気に
# 減らしてきた」と言う末期フセイン政権の政策転換が挙げられていますからね。
アメリカという国はドルの覇権=経済的覇権に対しては、軍事的覇権よりもナーバスですぐにでも軍事的手段で報復に出る。そのためには核の使用も厭わないで来るだろう。と言う中国側の軍・政の悲観的予測から来る物が、件の報告書にある「奇襲戦略」に反映されているのかも。
Re:軍事的なインパクトは? (スコア:0)