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バイオ燃料といっても、今回ネタに上がってるBDFの他にもバイオメタノールとかあるんですけど、いったいどのバイオ燃料の話をしてます?それぞれ特性も違うので、ひとまとめにしていいとは思えません。
ちなみにさっきぐぐってたら、揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令について(PDF) [meti.go.jp]なんて資料が引っかかりました。法律上は軽油へのBDFの混入が3月以降認められるようです。
コストはかかる、熱量も確保できないので燃費が悪くなったりノッキングしたり、対応が不十分な車では故障の原因にもなりかねません。あと、タンクやエンジンの材質等によっては、腐食したりする可能性もあるそうで。将来的には廃棄物を原料として作るといってますが、当面は穀物とかから作るしかないので、それらの穀物の値段が上がり、食生活にも影響が及ぶ
▼穀物原料のエタノールを自動車燃料にするのは無駄だと思う。単にエタノール製造の原料を燃やして発電して、その分だけ石油を使う発電所を廃止すれば、より多くのガソリンがネットのゲインになる。(発電用の重油をガソリンに改質する。) しかしそれ以前の問題として、そもそも可食部分を燃料に使うのは無駄だし環境破壊だ。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
バイオ燃料の問題 (スコア:5, 参考になる)
コストはかかる、熱量も確保できないので燃費が悪くなったりノッキングしたりして、対応が不十分な車では故障の原因にもなりかねません。
あと、タンクやエンジンの材質等によっては、腐食したりする可能性もあるそうで。
将来的には廃棄物を原料として作るといってますが、当面は穀物とかから作るしかないので、それらの穀物の値段が上がり、食生活にも影響が及ぶでしょうね。
マスコミパワーなのかは知りませんが、利点ばかり強調されることが多いですよね。
最近バイオ燃料は夢の燃料みたいな勘違いをしてる人が増えてきてるのが一番問題だなと。
全てのガソリン・軽油を切り替えるとしたら、かなりの車が走れなくなるでしょうね。
買い替え需要もあって車業界は喜ぶのかもしれませんが、その車を作るための原料やエネルギーはどこから?という疑問も生まれます。
併売する方向だとしたら、小売店に両方のタンクや給油機を置く余裕もないでしょうし(改装コストもかかる、当然その間店も閉じないといけない)、扱ってすらもらえないでしょうね。
ただでさえ、ハイオク車にレギュラー入れるとかケチってる人の多い世の中、単価がさらに上がるバイオ燃料を入れたがるとは思えませんね。
ガソリン税とかで優遇すれば、いつぞやのガイアックスのように新しいもの好きの人は入れるかもしれませんけど・・・。
#と、ガソリンスタンドでバイトしてるので思った。ガソリンって利益ほとんどないんですよ?
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:2, 参考になる)
バイオ燃料といっても、今回ネタに上がってるBDFの他にもバイオメタノールとかあるんですけど、いったいどのバイオ燃料の話をしてます?それぞれ特性も違うので、ひとまとめにしていいとは思えません。
ちなみにさっきぐぐってたら、揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令について(PDF) [meti.go.jp]なんて資料が引っかかりました。法律上は軽油へのBDFの混入が3月以降認められるようです。
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:3, 参考になる)
ガソリン車向けならバイオエタノール燃料なんでしょうから、まずそこから。
エタノールは水を吸収しやすいので腐食の原因になる可能性(なら水抜き剤って何よ?と思うのだが、気にしてはいけないのかな?)。
で、ETBE(Ethyl Tertiary Butyl Ether)とかいうのに変えてから突っ込むそうです。
そのままエタノール突っ込むと古い車はアウトだろうと思われますが、これなら大丈夫・・・らしいです。
燃費は悪くなるでしょうしコストもかかるでしょうけど。
バイオエタノールを直接ガソリンに混合したE3(混合比率3%)とかE10(混合比率10%)もすでにあるそうですが、NOxがガソリンより増えてしまうそうで(CO2は減るけど)・・・この辺はガイアックスでも同様だったようで問題になったようです。
もともとMTBE(Methyl Tertiary Butyl Ether)使うとかだったけど、発がん性が疑われてたりしてて地下タンクから漏れて地下水に溶けたとかでアメリカでは禁止になったそうです。
でも、ETBEも刺激作用、呼吸機能への影響、生殖機能への影響が挙げられているし、発がん性についてはデータ不足につき不明とか。
バイオメタノールに関しては、日本では法令的に制限がありますね。
天ぷら油を使ったバイオ燃料というのは、メタノールと混ぜてメチルエステル化したBDFですね。
これもやはり腐食するので、車の部品自体を腐食しないものに交換する必要があるとのことです。
ただし混合比率5%以下なら部品交換しなくても大丈夫らしいです(20%とするページもあったけど、どれが正しいのかは知らないし車にもよりそう)。
400LのBDFを作るのに500Lの廃食油が必要だそうです。
BDFを混合させた軽油にごっそり置き換えていくとしたら、その廃食油はどこから出てくるのでしょう?
結局、バイオ燃料を作るための原料をどうやって確保するかが一番の課題というのは、エタノール系、メタノール系ともに同じかと。
少なくともコストの問題は直接的に消費者にくるでしょうし(穀物から直接作った場合は当然食用穀物の価格が上昇する(すでにしてます))。
あとは、上でも毒性について触れましたが、スタンドで給油する人間の健康とかにも問題を生じる可能性がありますね。
しっかり研究・検証してから導入しても遅くはないと思うのですが。
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:0)
別ACですが
なんて書いてる様子から察するにエタノールと勘違いしてるんじゃないでしょうか、このあわてんぼさんは。
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:2, 参考になる)
12年ほど昔の話だが、とある地方のガソリンスタンドとガソリン卸業の両方やっていた客先は、利益が無いどころかメーカーから「販売促進助成金」という(赤字補填)金銭の授与があったぐらいでしたから。
担当部長はいつも悲壮感漂ってましたよ。
それは将来廃止の方向で進んでるという話だったので、今はどうだか知らない。
#もう倒産して消滅した客先の内情だし、状況も変わったてるだろうけど…
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:1)
資源・機材・エネルギーを更に投入して軽油互換の油とかエタノールとかを作る必要があるのか?
ということだと思います。
最上の日々 [nifty.com]より
ただ、いつかは石油が枯渇する日が来るので、その日に備えて再生可能な資源から石油の代替物を生成する技術を備える、ってのは長期的には意味があるかもしれません。
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:0)
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:2, すばらしい洞察)
いや、耕地面積の問題があるので国内生産してもそれほど輸入量に影響ないと思います。
私はどちらかというとリスク分散の観点から
「資源を買う時の調達先(地域)を分散したい」
というのが(も)狙いのひとつじゃないかと思いますよ。
Re:バイオ燃料の問題 -- 原料確保に伴う環境破壊 (スコア:0)
天ぷら油は廃油の再利用なのであまり関係ありませんが、アルコール燃料などは重大な問題を引き起こしかねません。
アメリカでは、トウモロコシからバイオエタノールを精製しようという流れになっていますが、トウモロコシの栽培には非常に沢山の水を使います。
主にアメリカ中央平原で作られていますが、ここは雨があまり降らず、水資源は地下水が頼りです。
この地下水は氷河期に溜まったもので、汲み上げてしまえば枯渇します。
実際、すでに地下水位が下がってきており、問題となっています。
東南アジアでは、パーム