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そういう点では、デファクトスタンダードである Microsoft Office Suite のドキュメントと全く互換性の無い (いかに変換をかけても埋めようの無い差のある) ODF は経緯を気にしていないことになるように思いますが、どうなのでしょうね。そして、それを満場一致で可決した JTC1 は経緯を考えていないのでは、と。村田氏に「細かく見ていたら通る訳がない」ものと言われてしまっていますし。
とりあえずオープンなものを、ということで 1 つの仕様書内ですら整合性がまともに取れていない ODF が通ってしまっているのは、まさに「企画書の体裁さえ整っていたらなんでも追認する」状況ではないですか。OOXML に対しては前例ができたので、とりあえずまともに評議しようとしている、と。
そういう点では、デファクトスタンダードである Microsoft Office Suite のドキュメントと全く互換性の無い (いかに変換をかけても埋めようの無い差のある) ODF は経緯を気にしていないことになるように思いますが、どうなのでしょうね。
その時点では、MSの文書は全くのブラックボックスだったのですから、互換性のとりようがありません。
MS Office文書の仕様は一部が開発者向けに公開されています。 (たとえば "Rich Text Format (RTF) Specification" [microsoft.com]) ですから全くのブラックボックスとはよくある誤解です。
非公開なのはそれぞれの機能に割り振るコードとか実装に深く関係する部分です。 そうでなければOffice互換ソフトなんて一から作れるわけないでしょ。
なにより、以前の状況でWordの書式を標準利用すれば、いつ「そのフォーマットを使うのは著作権料を請求する!」といわれかねない状況であったと思います。
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
ODFは満場一致で賛成 (スコア:5, 興味深い)
これだけ読むとODFがすばらしく優れているように感じますが、実際はなんでもいいから文書フォーマットの標準化をとにかく急いで完成度を不問にした結果みたいですね。
はっきり言ってしまうと、ODFの仕様書は規格といってしまうにはいまいちなデキです。
コメントが短すぎたり、別の規格を参照する過程で解釈が分かれる部分などが散見されます。
おそらく規格どおりに作成しても互換性は保たれないので、ところどころでOpenOffice.orgの実装を参照しなければまともなオフィススイートはつくれません。
OOXMLの仕様書はサンプルを多く載せているのと外部参照を減らしているので多少はましな印象ですが、規模が巨大なためすべてを実装するのは体力がないと辛いです。
ということで、OOXMLの仕様書は私企業版にとどめておいて
ODF-OOXML間の厳密な変換方法を規格化すると少し楽しい未来になるんじゃないですか。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:1, すばらしい洞察)
> 対して、OOXMLは現時点で19カ国が反対を表明したそうです。
「標準規格を定めてみんなでそれを使おう。」
と各国がODFを(完成度の問題に目をつぶって)担いだ後で、
「標準規格をみんなで使いたいのか。よし、うちの製品の規格を公開してやるから、お前らで標準規格に認定して、それを使えや。by MS」
という流れだからねえ。心情的な問題も多少はあるんでなかろうか。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:1, すばらしい洞察)
そんなことはないと思いたいが、そうすると他の真っ当な理由があるはずで、ぜひともそのへんが知りたいところだが…
使い手としては中身が問題で、誰が作ったとかどういう経緯でできたとか、そんなことはどうでもいい。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:2, すばらしい洞察)
そういう「標準化に対する理念」を失って、企画書のフォーマットさえ整っていたら何でも追認するような団体こそ必要ないものです。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:1, すばらしい洞察)
そういう点では、デファクトスタンダードである Microsoft Office Suite のドキュメントと全く互換性の無い (いかに変換をかけても埋めようの無い差のある) ODF は経緯を気にしていないことになるように思いますが、どうなのでしょうね。そして、それを満場一致で可決した JTC1 は経緯を考えていないのでは、と。村田氏に「細かく見ていたら通る訳がない」ものと言われてしまっていますし。
とりあえずオープンなものを、ということで 1 つの仕様書内ですら整合性がまともに取れていない ODF が通ってしまっているのは、まさに「企画書の体裁さえ整っていたらなんでも追認する」状況ではないですか。OOXML に対しては前例ができたので、とりあえずまともに評議しようとしている、と。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:1, 興味深い)
それは、全く経緯を無視した指摘ですよ。その時点では、MSの文書は全くのブラックボックスだったのですから、互換性のとりようがありません。
今こういう議論ができる事自体が、JTC1の英断のおかげだと言う事を忘れてはいけませんよ。そういう意味では、意図が狙い通りに反映されている、と言えるでしょうね。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:2, 参考になる)
MS Office文書の仕様は一部が開発者向けに公開されています。
(たとえば "Rich Text Format (RTF) Specification" [microsoft.com])
ですから全くのブラックボックスとはよくある誤解です。
非公開なのはそれぞれの機能に割り振るコードとか実装に深く関係する部分です。
そうでなければOffice互換ソフトなんて一から作れるわけないでしょ。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:3, 参考になる)
>(たとえば "Rich Text Format (RTF) Specification")
>ですから全くのブラックボックスとはよくある誤解です。
まず、全てが公開されていたわけではありません。
また、RTFもどんどん仕様が進んでおり、OOoを始め他のプログラムでも最新のRTFをフォローできない状況と認識しています。
仕様を作った本人(MS)がどんどん仕様を進めてきているので、公開されていても標準にならない状況です。
(これまでのIEのHTMLの表現仕様が同様)
なにより、以前の状況でWordの書式を標準利用すれば、いつ「そのフォーマットを使うのは著作権料を請求する!」
といわれかねない状況であったと思います。
ODFが万全の規格ではなかったのは確かだと思いますが、それによりMSが標準化・公開に乗り出したのは確かだと思います。
もしかすると、MSが標準フォーマットを提案しても、再び他の規格同様MSがOfficeの仕様を変更して、
標準フォーマットよりこれの方が利用価値が高いんだよ~
などと言い出すことを心配する向きもあるのかも、などと妙な深読みなどもしてしまいます。
Re:ODFは満場一致で賛成 (スコア:1)
これはISOにも言える事だと思うのですけどね。
国コードや言語コードなどに課金? [srad.jp]という話もありましたし。
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