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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
よくわからないのですが (スコア:1)
仕様の範囲 (スコア:2, 興味深い)
仕様書をどこまで書くかはいろいろなんだろうけど、普通の状況では使わない仕様というのもあるんじゃ
ないかな。たとえば、最近まで関係していたTV用デバイスだと、いろいろな形式の入力画像信号を統一的
な形式で出力するというものがある。が、普通はFPlinkというLVDSしか使わない。赤外線リモコン入力信
号も普通は1chしかとれないけど、実際は最大100個とれる。シリアルコンソールが実は2個繋がると
いのも初期の仕様にはあった。最終的にはその部分は検証が間に合わず、仕様書にはあっても使えるかど
うかは不明ということになった。
けど、もしセットになったら絶対にそんな機能は使わない&使えない。従ってDriverソフトをどんなに
見たってそんな機能があることは分からない。シリアルコンソールも普通にRS232Cとかに繋げたければ電
圧を上げないといけないので、仕様書無しでは、適当に総当りで試しても簡単に探し出せるものではない。
というわけで、仕様書の中でdriver開発に使われるのはほんの一部なんではないかな?DVD用のdevice
でもregion codeを無視するとか、region codeの変更回数とかも含めて「出荷時の状態に戻す」なんての
も仕様書には書いてあったりして。
まずい部分を隠して仕様書を書き直すというのもアリだけど、開発が終了したデバイスに対してそんな
面倒なことはしたくない。「この製品版のグラフィックカードを改造なしで使える範囲だけしかドライバ
として実装しない。」という文面にサインさせれば多少の逸脱があっても、見逃すといのがコスト的には
見合うのでは?