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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
いくらなんでも (スコア:0)
ちゃんと本体に極性がプリントされてるのに。
それともあれですか?特注品でパッと見で極性がわからないようなものを作ってしまったというお馬鹿っぷり?
Re:いくらなんでも (スコア:2, 参考になる)
http://www.jaxa.jp/press/2007/07/20070725_sac_kaguya.pdf
リード付きか、リードレスかかはわかりませんが。
Re:いくらなんでも (スコア:4, 参考になる)
電源周りのデカップリングだとすると、ヒューズ付けてあるのでないと、大概はテスト中にコンデンサが過熱して火を吹いて飛ぶんじゃないかしらん…とか思って
件のニュースリリース(PDF) [www.jaxa.jp]を見て見たところ、
「2. 二つのVLBI用発信器はこれまで、約500時間程度正常に動作しているが、タンタルコンデンサの特性上、約一年間のミッション中に故障し、VLBIミッションを達成できない影響が高い」
とありますから、通常の酸素のある環境での使用ではなく、酸素が無い環境での試験のようですね。
その前に発信器単体でのテストやらあって、その中で見つからなかったというとは逆電圧がかかったとしても許容範囲の部分にある程度の(正極方向の時の)耐電圧マージンはとってあったようではあるようですね。
まぁ、使用箇所が発信器だったということで一番考えられるのは表面実装のタンタルコンデンサをつかっていて、二個の子衛星とも同じ会社の同じ商品を使っていて、ある程度数が出るのを見越して、
・マウンタ使って製造してあって、部品配置の指定をするときにデータレベルで間違った
か、
・手で乗せてハンダ槽使ってハンダ付けして、極性表示がフラックスか何かで見えにくくて、逆に部品を置いたのに気がつかなかった。
かのどちらかあたりでしょうね。
ほとんどの半導体デバイスがSMTだし、抵抗やコンデンサなんかでもリード品だと寄生容量やら寄生インダクタンスやらの影響がでそうなあたりにつかっていたんでしょうね(;´Д`)
実際、大抵のリード型のタンタルコンデンサはパッケージやリードに「バカ避け」対策してありますし、リードを受け入れるランドがあれば、そこはインサーキットボードテスタのチェックポイントに大抵はなってるでしょうから、その時点で見えると思うのですが
…インサーキットボードテスタ使う場合は、試験盤や試験コードを開発するコストが回収できる見込みがあるだけの長期間、同じ製品が出る事が確実な事がコスト的な面から必須になる(例外としては、小ロットでもインサーキットボードテスタの試験端子盤の設計製作コスト+αを上乗せして売る事が出来る場合ですが)ので、リード型のコンデンサ使って目視だけで一気に火入れしておかしくないということで納品した可能性は無くはないですけど。
基本的にはコンポーネント作った会社の責任って事になるでしょうけど、量産効果を見越して、WINDSと同じ製品をつかっていたのだとしたら、衛星をまとめる会社の受け入れ部門の検査が甘かったように思いますねぇ…受け入れした以上は衛星をまとめる業者の責任の方が強くなるのかなぁ?
当然、そのロットの在庫に付いては元のメーカに返品・修理・再検査の上、設計変更の形で対策してもらうものだと思うのですが…月数千台とか数万台流れて採算点ぎりぎりで売る物じゃないんだから、WINDSで問題が出たのと同じ製品ならば、衛星取りまとめ会社がロット単位で自社検査するなり、製造元にロット単位で一旦返して検査しなおしてもらうものだと思うのですが
衛星を取りまとめているのと同じメーカで内製していたのならば、品質管理はどうなのよ?とか思ってしまうんですけどね┐(´ー`)┌