ウィキペディアの根幹にある理念である"NPOV"(Neutral Point of View)は、複数の観点がある場合には、そのすべての観点からの記述を加えることこそを良しとしています(ただしメジャーな意見と、どマイナーな意見を対等に扱う、という意味ではない)。そういう意味では、平野氏の項目は今は「NPOV」を達成しています。後は読んだ人が自分の判断力を以て判断すればいい、というか、しなければなりません。そもそもある情報が「信頼できるかどうか」なんてのは、最終的にはそうやって読者自身が判断しなければならないというか、それが正しい「情報リテラシー」ってもんですよね?
誤り検出、誤り訂正 (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:誤り検出、誤り訂正 (スコア:0)
なんでそうなる? ある人物に関する記述が違っていたら、本人に聞けば済む話。
すくなくともある記述の真偽を判断するのに百科事典とはいえ多数決で決まる話じゃないでしょう?
Re:誤り検出、誤り訂正 (スコア:0)
そして当人の気に食わない話はごっそり削られてしまうのですねw
Re:誤り検出、誤り訂正 (スコア:2, おもしろおかしい)
西和彦 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%92%8C%E5%BD%A6 [wikipedia.org]
それは悪いお手本w>西和彦 (スコア:1)
平野啓一郎ブログ「web2.0的世界において、「名誉」を守るということについて」
http://d.hatena.ne.jp/keiichirohirano/20060915 [hatena.ne.jp]
平野氏はウィキペディアを通じて、中傷を撥ね返した。
(本人にとってこれ↓が成功したことになるのかどうかは知らない)
平野啓一郎- Wikipedia
Re:それは悪いお手本w>西和彦 (スコア:3, すばらしい洞察)
「撥ね返し」ていますか? 少なくともウィキペディアの記述を読む限り
・平野氏は盗作を行ったという指摘がある
・平野氏本人は自らのブログ上では「自分は盗作などしていない」と主張している
ということしか読み取れません。
現在の日本では「盗作をした」という指摘に対して疑惑をかけられた本人が「盗作などしていない」と主張するのは至極当たり前のことであり、穿った見方をすれば「また盗作者が自分の日記でガタガタ言ってるよ」としかとられない可能性もあるわけです。このため上記の事実のみをもっ
Re:それは悪いお手本w>西和彦 (スコア:5, すばらしい洞察)
まぁそもそも、それをウィキペディア上で達成してやろうというのは、ウィキペディアの理念を理解してない人がやることなわけです。だから、平野氏がそういう手段に訴えなかったことは(西氏とかと比べるとはるかに)ウィキペディアがなんたるかを理解してる、とも言えるでしょう。
ウィキペディアの根幹にある理念である"NPOV"(Neutral Point of View)は、複数の観点がある場合には、そのすべての観点からの記述を加えることこそを良しとしています(ただしメジャーな意見と、どマイナーな意見を対等に扱う、という意味ではない)。そういう意味では、平野氏の項目は今は「NPOV」を達成しています。後は読んだ人が自分の判断力を以て判断すればいい、というか、しなければなりません。そもそもある情報が「信頼できるかどうか」なんてのは、最終的にはそうやって読者自身が判断しなければならないというか、それが正しい「情報リテラシー」ってもんですよね?
そもそも「間違った」「正しい」という言葉を、いかにも気軽に扱ってるんだけど、これがそんなに気軽に扱えるような類いのものではないということは、例えば思想的・政治的な問題を扱った記事を考えればわかるわけで。社会のあちこちで行われてる、そういう不毛な(と、敢えて言います)論争を、たかがウィキペディア上で行ったからといって、全体の問題の決着なんか付くわけがないというのは、やる前から判りきってることだし、それはウィキペディアの発展にとって障害にこそなれ、貢献するもんではありません。
だからウィキペディアでは「正しい/間違い」ではなく、「検証可能性」を以て、記事を執筆するためのガイドラインに加えてるわけです。
#ここら辺りの考え方というのは、実は、科学哲学に通じる部分というのが非常に大きいと思ってます。