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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
銀河鉄道の夜 (スコア:1, 興味深い)
切れているのかわかりませんけど、「銀河鉄道の夜」は今でも
いくつかの出版社から発行され、演劇やアニメにもなり、
松本零士が漫画化、後に「銀河鉄道999」として発展させた
という事実は知らないようですね。
作家のくせに、過去の作家のことは知らんふりですか。
銀河鉄道999のように、名作をベースに名作コンテンツを
作り上げることができるという創作意欲のことを理解していない
作家とはどうなんでしょうね。
著作権保護を100年にしたら、100年後にも出版されているか
というと、確かに出版されているかもしれない。
でも、それは出版元が100年後も儲かるからではなくて、
保護期間が長すぎて、それが邪魔して新しい作品が作りにくくなり、
しいては古い作品ばっかりの世の中になるからでしょう。
Re:銀河鉄道の夜 (スコア:4, 興味深い)
>作家のくせに、過去の作家のことは知らんふりですか。
これは松本零士氏が三田氏と同じ著作権保護期間延長の賛成派メンバーであるという前提でのお話でしょうか?
他の方がリンクされていた池田信夫ブログのコメント欄に、ちょうど「銀河鉄道の夜」と松本零士氏の(著作権とは関係ないかも知れないが遺族の許諾を得てお金を払っているらしい)例を三田氏が美談として挙げており、そこに突っ込んで、
>問「では遺族が著作権を行使して映画化を拒否したら、松本氏の映画はできなかったわけですね?」
>三田「いや、それは誠意をもって説得すれば・・・」
>問「いくら説得したってだめな人もいる。かつて藤田嗣治の未亡人は、彼の絵の公開を一切拒否した。著作権は、文化の継承を阻む権利にもなる。そういう弊害がわかっていて強化を叫んでいるのか?」
>三田「・・・」
という質疑があったことを前提にしてますか?
銀河鉄道でいえば、延長に反対されているグループ側にいる別役実氏は、銀河鉄道の夜を以前から戯曲化したいと思っていたが宮沢賢治作品の中でも特にガードが固くて許可がもらえず、死後50年経ってやっと使えるようになり、まずアニメのシナリオにし、戯曲にしたといっています。
(アニメ化の前のますむらひろしの猫マンガ化においても宮沢賢治の実弟に反発されたという経緯がWikipediaにもあります)
その点では「銀河鉄道の夜」は著作権の及ぶ範囲や遺族の意向などを考える上ではよい題材とも思いますが。
meme-meme
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kenny @ meme design
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Re:銀河鉄道の夜 (スコア:2, すばらしい洞察)
松本零士氏が「銀河鉄道999」を発表した際に「銀河鉄道の夜」の著作権は切れていたのか?
松本零士氏は「銀河鉄道の夜」の著作権が切れたことによって「銀河鉄道999」の着想を得たのか、もしくは満を持して発表に至ったのか?
そもそも「銀河鉄道999」は「銀河鉄道の夜」の著作権が切れていなければ発表できないものか?
具体例を挙げるのであれば、本旨に沿った記述があった方が良いと思います。
本旨に沿った適当な具体例が思いつかないので申し訳ないのですが。
Re:銀河鉄道の夜 (スコア:2, 参考になる)
999に限らず、その手の作品はいくらでもあるので、同じことですが。
「銀河鉄道999」の初出は1977年ですが、宮沢賢治の死去は1933年なので、
「銀河鉄道の夜」の著作権はまだ切れていなかったはずです。
また、松本零士本人は、宮沢賢治の遺族に了解を得たといっています。 [wikipedia.org]
#…って、「アニメ化の際に」ってことは最初の一年間は無許可だったわけね。
まぁ、「そこでもし遺族の許可が得られなくても数年待てば世に出せた」という意味では、
いい例かもしれません。 >999
Re:銀河鉄道の夜 (スコア:3, すばらしい洞察)
999 が「銀河鉄道の夜」から着想されたとしても、著作権の話題とは関係ないのでは?
Re:銀河鉄道の夜 (スコア:0)
Re:銀河鉄道の夜 (スコア:0)
前置きを書いたのですが、コメントを付けてくれた二人とも
読み飛ばしてくれたようで、残念です。
主旨は理解していただいたようで、これは幸い。
言いたいのは、前に存在する作品が、後に生まれる作品の
足かせになってしまう恐れを指摘しただけです。
この場合は遺族の許可が取れたとのことですが、もし許可が
取れなかったら銀河鉄道999は世に出ることができたのか、
または何年も後になってしまったのか、ということです。
また、松本零士という著名な人が許可を求めてきたから許可が
取れたのかもしれません。
どこの誰とも知らない、新人が「あなたの作品をベースに
作品を作りたい」と許可を求めてきても、認められないかも。