「「宇宙花火」を見よう」記事へのコメント

Firewheel

[Abendrot (8840)]

この衛星のミッションをみて、西ドイツ（当時）マックスプランク研究所の「Firewheel衛星 [mpe.mpg.de]」を思い出しました。忘れもしない1980年5月23日、ピギーバックのAMSAT PHASE-3A アマチュア衛星とともに、アリアンロケットの2号機 [esa.int]で打ち上げられるはずでしたが、1段目エンジンの不調のため打ち上げ数分後に大西洋に没しました。こちらはバリウムとリチウムを使う点は似ていますが、磁場の弱い遷移軌道（GTO）の遠地点で発光させる予定だったようです。

以下オフトピ。

当日、アマチュア無線のリアルタイムの打ち上げ中継に聞き入っていたわけですが、「liftoff！」の声で安心したとおもったら、「One engine trouble」とか「Filight is not nominal」といった情報が飛び交って緊迫した雰囲気になり、しばらくして失敗がアナウンスされました。非常に残念に思ったものです。その後めげずに再製作したPHASE-3B衛星は無事打ちあがってAMSAT OSCAR 10号 [amsat.org]になったのも今は昔の思い出です。