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数分間どころか数日間程度電源を落としたままでも持ちますですよ。
組み込み系でメモリを直接さわってる人ならやったことがあるかもしれませんが、RAMに状態を保存してスタンバイ状態にする仕組みでシステムを作っていたところ、ほとんどの場合において金曜日の勤務終了後に完全に電源を落として帰宅した場合でも土日を挟んだ休み明けにシステムがきっちり復旧できました。
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人生unstable -- あるハッカー
環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:5, 参考になる)
数分間どころか数日間程度電源を落としたままでも持ちますですよ。
組み込み系でメモリを直接さわってる人ならやったことがあるかもしれませんが、RAMに状態を保存してスタンバイ状態にする仕組みでシステムを作っていたところ、ほとんどの場合において金曜日の勤務終了後に完全に電源を落として帰宅した場合でも土日を挟んだ休み明けにシステムがきっちり復旧できました。
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:3, 興味深い)
組み込み機器でのスタンバイ時の状態保存用って普通はSRAMを使うものじゃないでしょうか。
・SRAM
フリップフロップを使って状態を記憶する
構造が複雑でコストは高く、大容量化が難しいが、動作は高速
スタンバイ時の記憶維持に必要な消費電力が非常に少ないのが特徴。
CPU内のキャッシュメモリとかレジスタファイルとかは速度の問題からSRAM式だし、
組み込み機器などで、消費電力を少なくするためにSRAMを使うことが多い
記憶維持に必要な消費電力が非常に少ないので、電源を切った状態でも、電源まわりにコンデンサなんかに貯まってる電圧でデータを維持できることもよくある。
・DRAM
コンデンサを使って状態を記憶する
構造が単純なので、コストが低く大容量化しやすい
コンデンサはそのままだと放電していくので、定期的に再充電(リフレッシュ)が必要
リフレッシュの周期はだいたい100msのオーダー
(リフレッシュそのものはμsオーダーの間隔で行うが、メモリ全域ではなく、部分的に少しずつリフレッシュしていくので、一周するのがそれくらい)
PCのメインメモリはDRAMを使ってる
DRAMリフレッシュしないとすぐにデータが飛ぶというのが今までの定説だったのですが、
原理上は「電源を完全に切った状態でも、内部のコンデンサが放電するまでは、記憶を維持できる」わけです。
最近のメモリ素子は性能が良くて、リフレッシュしなくても数分持つぐらい放電が少ないってことなんでしょう…
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:4, 参考になる)
リフレッシュは内部で自動的に行われるので外から見たらSRAMなんですね。
セルサイズがSRAMと比べて圧倒的に小さいのがメリットですな。
結構身近なものに使われてたりしますよ。安いんで儲からないけど。
思いっきり中の人なのでACだな
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:3, おもしろおかしい)
「ダーリン」「○○ちゃ」とかいいながらあちこちに電撃をぶっ放しているのでしょうか?!
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:1)
それは「Lum」だっちゃ!
# 中の人は...平野文さん?
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:1, 参考になる)
うほいい中の人 (スコア:0)
ありがとう中の人。
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:1)
いくら素子の性能?が良くなっていても,1ビット当りの容量が減っているので,放電する時間は減っているはずでは?
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:2, 参考になる)
材料変えたりと涙ぐましい努力を続けてますから。
もっとも、絶縁膜やジャンクションからのリークも増えてるんですけどね。
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:1, 興味深い)
そういう努力をしているのは知ってるけど、それは微細化、大容量化のために
必要だからやっているわけで、むしろ、数日も情報が残るほどマージンが
あるのなら、そのマージン分を、さらなる微細化、大容量化にまわせば
いいのに、と思ってしまいます。
信頼性を確保するのに、それくらいのマージンは必要ということでしょうか。
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:4, 参考になる)
一般に外部に公表するスペックではありませんが,学会発表などの際の資料でどの程度のオーダーかはわかります。
少なくとも常温で数日というほどのものではありません。
DRAMは読み取りに時にキャパシタにチャージした電荷を「消費」するわけだし,隣接セルの読み書きによる
ディスターブの影響なども受けるし,個々のセルごとの製造バラツキ・特性バラツキもあるので,メモリの特性と
して最も重要なセルの電荷保持特性を犠牲にして他の特性向上を目指すという設計はとても恐くてすぐに出来るもの
ではないはずです。
細かい話になるけど,DRAMのセルは真空で完全に絶縁されてるわけではないので,結構隣接セルの状態の影響を受け
ますし,隣接セルの読み書き動作の繰り返しにより特定のセルのデータを化けさせる(ためだけの)テストパターン
なんてのも作れます。 そういうわけでFLASHメモリの多値セルみたいな技術をDRAMに適用するのはとてもとても.........
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:1, 参考になる)
読み出す方法を「最近」見つけた、ってことだと思います。
で、キャパシタの容量が減らないのは、主に微細化が原因です。微細化してもリークが
減らないんで、保持時間を確保しようとするとキャパシタの容量を減らせないんです。
それから、保持時間はワースト保証なので長時間電荷を保持するセルは結構ありますよ。
Re:環境とメモリの品質によっては数日間残ることもあります (スコア:2, 参考になる)
大容量化により、リフレッシュサイクルの長期化が必要になり、結果的にメモリセルのデータ保持時間が長くなっています。
#低リーク化するか、大容量化するかは、各メーカの努力の結晶によるものでしょう
なので、単純にメモリセルが小さくなったから保持時間が短くなると言うものではありません。