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初音ミク作品「サイハテ」で、すごい別解釈の二次制作映像」記事へのコメント

  • 元動画の映像も大好きでした。
    昨晩、たまたまこのPVを発見して思わず泣いてしまいました。
    いいおじさんがなにやってんだか。

    サイハテに限らず初音ミクの曲はどこか悲しげな雰囲気を漂わせている作品が多くありますね。愛する物との死別とか、自分自身の存在に対する不安、自分の死とか。

    いずれにせよ一般に流通している歌とは随分毛色が違うように思えます。
    •  これ、いいですよねえ。

       個人的には、あんまり生き死にをテーマにした泣き系作品──例えばドラマや映画など──は、手法として安直すぎるのと、しばしば演出過剰に陥りがちと思えるのであまり好みではないのです。(この作品の元ネタらしいクドリャフカのFlash作品も、ちょっと苦手)
       が、今回のサイハテ別解釈は素直に入れました。元作品の「サイハテ」で描かれている死生観が、かなり淡々としたものだからかもしれません。

       私がサイハテを最初に見た時は、これがレクイエムだとは思いもしませんでした。よく覚えていませんが、「ああ、ずいぶんとポップな曲が出てきたな。シマウマや花が飛び出すアニメもスピーディだし、面白いな」と思っただけ。(多分、歌声が小さくて聞き取りにくいのと、エコノミーモードで歌詞がツブれて読めなかったから)
       この曲がレクイエムだと気づいたのは再生2~3回目、エコノミー時間帯を外して歌詞が読み取れたときですね。単に面白いと思っていただけの映像が暗示していたもの(シマウマ=鯨幕、花=献花)が理解でき、まるで騙し絵の多義図形のように、作品の見方がガラリと変わって驚愕したのでした。
       それだけ、作品のテーマがストレートな表現でなく暗喩的なものにとどまっているということで、「サイハテ」を支持する人が多いのもそのあたりの事情もあるのでは、なんて思っています。

      サイハテに限らず初音ミクの曲はどこか悲しげな雰囲気を漂わせている作品が多くありますね。
      ...
      いずれにせよ一般に流通している歌とは随分毛色が違うように思えます。
       アマチュアによる作品が多いので、目線が聴き手側に近いのかもしれませんね。プロによる作品より「隙」はあると言われていますが、共感できる部分が多いということでしょう。(まあ、中には「プロによる犯行」もありますけど)

       前回のボカランで紹介された「桜ノ雨 (nico動) [nicovideo.jp]」は、タグで「おまいらのコメントも作品の一部」ということが謳われています。コメントの弾幕がすごいことになっていますが、(作者が制作当時に意図していたかどうかは不明ですが)これによって作品が完成しているわけです。
       こういう聴き手視点の作品は、「アマチュアの機動性」と「ニコ動という参加型の場」がないとなかなか難しいのではないでしょうか。
      親コメント

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