アカウント名:
パスワード:
まぁHondaJet [honda.co.jp]は車体もエンジンも日本のメーカだけどね
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
国産機 (スコア:0)
各種装備もいろんな専業から買うのが普通。
だからエンジンや細かい装備を無理に国産化する必要が無いし、
既存のエンジンメーカだって部品を突き詰めると日本製つかったりしてる。
Re: (スコア:0)
まぁHondaJet [honda.co.jp]は車体もエンジンも日本のメーカだけどね
Re: (スコア:0)
あれって話を聞かないんだけど、結局計画はつぶれたの?
HONDAは本気 (スコア:3, 興味深い)
最終的に営利事業として成功するかはともかく、プロジェクトそのものは順調のようで、日本企業の航空機事業としては、ますまずではないでしょうか。
私見ですが、
1.HONDAは本田宗一郎が興したベンチャー企業的な体質を今も有しているため、権限と責任の範囲が適度に分散と集中しており、意志決定と実行が柔軟かつ素早くできること。
2.航空事業の本拠地を当初から日本国内よりも制度的に航空機開発に適した米国に置いたため、プロジェクト全体がスムーズに進行したこと。
3.欧州向け自動車に搭載するディーゼルエンジンの開発要員をライバルから調達したのと同様に、自社で不足する人材を外部から広く集めてチームを組んだため、既存の航空機メーカーが取りにくい施策をより多く試すことができた。
4.シュミレーション技術やデジタル制御技術が普及したため、それらの成果を広く取り入れることができた。
などがこのプロジェクトの特徴としてあげられると思います。
人材面ではMH02をやっていたころまでは自社プロパーの人材、中にはF1の経験者などもいたようですが、HondaJetの主要メンバーは日本の航空機メーカー出身者はじめ、国籍問わず航空関連企業に勤務経験を持っていたり、大学でその方面を専攻した経験者を集めているようです。
機体の外観も独特の形状ですが、あれも空力や強度を解析するためのシュミレーション技術が進み、迅速で精度の高い解析が安価で可能になったこと、機体の飛行安定性を動的に制御する手法が発達したから可能になったと言えます。
HONDAにとっては好都合な条件が揃ったから実現出来たと言えるでしょう。
たとえばエンジンの位置ですが、主翼強度や空力特性、操縦性、に影響する構造なので20年前ではあのクラスのビジネスジェットに適用するのは採算的に困難だったでしょう。
事業としての問題点は、
・自動車メーカーとしての知名度は高くても航空機メーカーとしては未知数。
・機体そのものよりもエンジンの信頼性が不明
->安全性、経済性への疑問符が付く
・販売、メンテナンス体制が構築できるのか
->故障対応などが自動車並みに出来る体制を維持できるのか
・ニーズに合わせた商品展開の可能性が低い。
故障対応は飛んで行った先でどうなるかが重要、つまり発売当初から全世界へのサービス網展開を視野に入れておく必要がある。
小型機ビジネスも米国起源の特定企業に限られているのはこのサービス体制の確保出来るかどうかで売上が左右されるからです。
単独では困難なのでどこと組むかで事業の成否が左右される、つまり技術的合理性ではなく商業的要因に依存する面が非常に多いことが懸念材料となります。
けれども最大の問題点は将来発展性に乏しいことでしようか。
従来のビジネスジェットはどれも同じような外観でした。
それには商用機ビジネスに成功するためには将来発展性に有利な構造でなければならないと言う技術的合理性があったからです。
たとえばストレッチやエンジン換装に有利であるような。
HondaJetはマーケティング結果から現在のサイズに特化して開発されており、将来発展性に乏しいと言うよりも、その部分をあえて無視したがために同クラスのライバル機を凌駕する飛行性能と経済性を実現できました。
しかし顧客の細かなニーズにこたえるために機体構造を変更することは困難なので販売数は限られてしまう宿命を負っています。
商品として見た場合、将来性が限られた製品の訴求力は高くありません。
残念なことにHONDAの姿勢からは事業の将来像がはっきりしません。
そのあたりが市場にどう受け止められるか注目したいところです。
この文章の問題点以降の単語を適時、三菱やMRJに置き換えてみて下さい。
当てはまる部分も多いので。
Re: (スコア:0)
oシミュレーション