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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
農業以外でも (スコア:3, 興味深い)
ここでいう金属表面処理って何かというと、主に鉄などの金属をリン酸に漬けて表面にリン酸鉄系の皮膜を成長させて、錆びにくくしたり、塗装処理しやすくしたりすることです。主に自動車ボディーの部品とか、スチール系の製品で主に行われています。
リン酸鉄皮膜 [jpo.go.jp]
リン酸塩処理 [parker.co.jp]
金属の表面にだけ皮膜がつけばいいのでリン酸の消費量はちょっとでいい、というわけでもなく…
処理中に表面から剥がれた皮膜とか溶け出した鉄イオンとかで、だんだん処理液がヘタってしまうため定期的に処理液を交換しないといけないんですよ。そうすると、結局は大量のリン酸が排水となってしまいます…。
農業用のリンの使用量に対して、こういった産業用での使用量がどれくらいかは分からないですけど、リンの値上げはいろんな方面に影響が出そうですね。
排水で捨てるの勿体ない (スコア:3, 興味深い)
加熱するのにコストと環境負荷がかかるけど。(あとあらゆる金属もガラスも酸化リンで腐食するので炉の材料が大変だけど)
#金がリン酸塩に一旦溶けて、取り出したリン酸塩試料の中に、6角形の単結晶が浮いてたときは、びっくらこいた
Re: (スコア:0)
表面処理用では処理液がリン酸塩水溶液なので、水分を蒸発させるだけで大量の熱量がかかりそうです。
処理液は排水となると書いたんですけど、実際は排水処理して基準値以下にするはずです。確か、リン酸は凝集沈殿させてスラッジとして回収するんだったかな?
でも、リン酸塩処理液自体には皮膜成長を促進するためにいろいろなもの(金属イオンとかキレート剤とか)を添加しているので、スラッジをそのまま再利用ってのは難しいでしょうね、たぶん。